少年ペット

ヤミイ

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 しばしの逡巡の後、少年が諦めたように股倉から両手をどける。

 露わになったのは剥き出しの下半身。

 無毛の陰部の中心から、肉色の棒状の器官が頭をもたげている。

 少年の性器は卵白を浴びたように濡れており、今なお先端の切れ込みから液を出し続けている。

「ほら、口を開けて」

 叱りつけながら、少年の後頭部に右手を当て、思いっ切り押し下げる。

「ちゃんと咥えなさい。これ以上、部屋を汚さないように、自分の口で舐め取るの」

 抵抗はなかった。

 少年の躰は思ったより柔らかく、力を込めて押し続けていると、やがて唇が性器の先端に触れるのが見えた。

「ほうら、あ~ん」

 私の掛け声に合わせ、少年が口を開ける。

 後頭部を、ここを先途とばかりに押し下げると、

 パクッ。

 湿った音がして、少年の口が白濁液まみれの肉棒を咥え込んだ。

 二つ折りに畳まれた少年のうなじのあたりを見下ろして、私は目を見張った。

 信じられない。

 本当に、できちゃった。

 これぞ、独りフェラチオ。

 セルフプレジャーの究極形。

 考えてみれば、これほどナルにふさわしい行為が他にあるだろうか。

 試しに、手を離してみた。

 ナルは動かない。

 股間に顔を突っ込み、性器を頬張ったまま、じっとうずくまっている。

「ちゃんと舐めるんだよ。一滴残らずね」

 膝で背中を蹴ると、

 ジュボッ、ジュボッ。

 卑猥な音を立てて、ナルがやがて顔を上下に動かし始めた。
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