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566 淫蕩の拷問部屋⑩
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「さすがにカメラの数が多いですね」
部屋を見回し、陽が言った。
翔に夢中で今まで気づかなかったけど、陽の視線を追うと、なるほど、天井近く、違い棚の中、床すれすれの位置、と複数のカメラが翔を狙っていることがわかった。
これなら、ここにいない会員たちも、さまざまな角度から翔の痴態を存分に鑑賞できるわけだ。
獄卒が鴨居から縄を一本外し、翔を縛りにかかった。
柱に背中をつけた姿勢で直立させ、後ろ手に手首を縛ったのだ。
「まずは入門編ですね」
その様子を眺めながら陽が解説する。
「でも、よく見るとあれ、シリコン製ロープじゃなくって、本物の縄だな」
「どう違うの?」
「シリコン製ロープは縛られても痛くない、いわば初心者向けのアイテムなのです。でも、荒縄は、本格的緊縛プレイの必需品。縛られれば肌に跡がつくし、かなり痛いはず」
「つまり、翔は筋金入りのM男だったってこと?」
「この秘密クラブではずっとそうですよ。会員たちは、毎年この時期に集まって、色々な形でなぶりものにされる翔さまを愉しむのです。あなたたちの知っている翔さまは、その反動でドSに針が振れた姿だったのでしょうね」
僕を調教し、ここまで堕落させたあの翔が、実は真正のM男だったとは・・・。
その事実に僕は、今更のように唖然とせざるを得なかった。
翔はドSの調教師を演じることで、僕をも自分と同じM男に育て上げたかったのか・・・。
でも、なぜ?
獄卒が翔の前に立った。
右手に何か持っている。
鞭だった。
先が二つに割れた、黒い革製の鞭である。
翔が上目遣いに獄卒を見た。
怯えの色が色素の薄い瞳に浮かんでいる。
なのに、はだけられた肌襦袢から覗く裸体は、完全に反応し切っているようだ。
トキントキンに突き立った一対の薔薇色の乳首と、股間から反り返ったわがままそうな肉バナナ。
バナナの先端はエラの所で縊れ、真っ赤に充血した亀頭が濡れたように光っている。
あまりにも官能的なその裸体にー。
ピシッ!
情け容赦なく、鞭が振り下ろされた。
「はうっ!」
唾液を飛ばし、翔が叫んだ。
ピシッ!
更にもう一閃。
逞しい胸板から平らな下腹にかけて、X字に赤い蚯蚓腫れが刻まれている。
ピシッ!
ピシッ!
同じ個所を蛇そっくりの鞭が連打する。
とー。
めきっ。
症の股間で陰茎が動いた。
鎌首をもたげ、怒ったように目のない頭を加害者である極卒に向けたのだ。
部屋を見回し、陽が言った。
翔に夢中で今まで気づかなかったけど、陽の視線を追うと、なるほど、天井近く、違い棚の中、床すれすれの位置、と複数のカメラが翔を狙っていることがわかった。
これなら、ここにいない会員たちも、さまざまな角度から翔の痴態を存分に鑑賞できるわけだ。
獄卒が鴨居から縄を一本外し、翔を縛りにかかった。
柱に背中をつけた姿勢で直立させ、後ろ手に手首を縛ったのだ。
「まずは入門編ですね」
その様子を眺めながら陽が解説する。
「でも、よく見るとあれ、シリコン製ロープじゃなくって、本物の縄だな」
「どう違うの?」
「シリコン製ロープは縛られても痛くない、いわば初心者向けのアイテムなのです。でも、荒縄は、本格的緊縛プレイの必需品。縛られれば肌に跡がつくし、かなり痛いはず」
「つまり、翔は筋金入りのM男だったってこと?」
「この秘密クラブではずっとそうですよ。会員たちは、毎年この時期に集まって、色々な形でなぶりものにされる翔さまを愉しむのです。あなたたちの知っている翔さまは、その反動でドSに針が振れた姿だったのでしょうね」
僕を調教し、ここまで堕落させたあの翔が、実は真正のM男だったとは・・・。
その事実に僕は、今更のように唖然とせざるを得なかった。
翔はドSの調教師を演じることで、僕をも自分と同じM男に育て上げたかったのか・・・。
でも、なぜ?
獄卒が翔の前に立った。
右手に何か持っている。
鞭だった。
先が二つに割れた、黒い革製の鞭である。
翔が上目遣いに獄卒を見た。
怯えの色が色素の薄い瞳に浮かんでいる。
なのに、はだけられた肌襦袢から覗く裸体は、完全に反応し切っているようだ。
トキントキンに突き立った一対の薔薇色の乳首と、股間から反り返ったわがままそうな肉バナナ。
バナナの先端はエラの所で縊れ、真っ赤に充血した亀頭が濡れたように光っている。
あまりにも官能的なその裸体にー。
ピシッ!
情け容赦なく、鞭が振り下ろされた。
「はうっ!」
唾液を飛ばし、翔が叫んだ。
ピシッ!
更にもう一閃。
逞しい胸板から平らな下腹にかけて、X字に赤い蚯蚓腫れが刻まれている。
ピシッ!
ピシッ!
同じ個所を蛇そっくりの鞭が連打する。
とー。
めきっ。
症の股間で陰茎が動いた。
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