淫美な虜囚

ヤミイ

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549 ミルクまみれの肉バナナ⑧

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 にゅるっ。

 躰の底で、何かが吸い込まれる感触。

「アウ・・・」

 僕は歯を食いしばり、悲鳴を押し殺す。

 ギュインギュインギュイン・・・。

 肛門に突っ込まれたクリーナーの音が、わずかに変化した。

 ノズルに異物が詰まった音に変わったのだ。

「アアア・・・」

 痺れが拡がっていく。

 躰の奥から、快感のさざ波が、波紋のように、ひたひたと・・・。

「キュウウウ・・・」

 僕はいつしか白目を剥き、口から舌を吐き出していた。

「ハアアアアアアッ・・・」

 すでに、奥歯を噛みしめて、喘ぎ声を止める努力は放棄してしまっている。

「キ、キモチ、イイ・・・」

 あまりに、気持ち、良すぎるのだ。

「どうしたの? こいつ、白目を剥いてヨガってるけど」

 僕のペニスを吸引したホースを両手でこじるように動かしながら、姉さんが訊く。

「Gスポットですよ。アナルの中で最も感じる場所。ノズルがそこに当たったのです」

「Gスポット? 男にもあるの?」

「ええ。正確には、前立腺隆起と言います。膀胱側にある前立腺という器官は、男性にとって、性腺刺激中枢と呼ぶべきもの。男のGスポットは、その前立腺が、直腸に接する壁を指すのです」

「つまり、その部位がイボみたいに膨らんでいて、その壁の内側に性感帯の中心があると、そういうわけ?」

「さすがお姉さん。こういうことには物分かりがよろしいようで」

「何それ。それで、褒めてるつもり?」

「もちろんです」

 笑いながら陽がホースを手前に引く。

「あふっ」

 Gスポットを引っ張られ、僕は尻を震わせ、ヨガり声を上げる。

 もう、限界だった。

 ここまでの快感には、とても、耐えられそうにない。

 姉さんもいけなかった。

 そんなふうにホースを動かされたら、前後に動く包皮が亀頭を擦りまくって思わず声が出てしまう。

 陰もそうだ。

 ただでさえ窮屈なホースの中にふたつの精巣を詰め込んで、そこまで揉みしだかれては、刺激で余計に精液が生産されてしまうじゃないか・・・。

「い、いっちゃう・・・」

 涙目で僕は訴えた。

 顎と胸で上体を支え、お尻を高く掲げて、ひくつきながら・・・。

「どうする?」

 姉さんが陽に訊く。

「このまま逝かせたら終わっちゃうよ?」

「大丈夫です」

 陽が自信たっぷりにうなずいた。

「Gスポットを捉えた以上、射精の後にはメスイキが待ってます。僕が彼をメスイキ状態に追い込みますから、お姉さんは、それを愉しんだらどうですか?」
 
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