淫美な虜囚

ヤミイ

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526 地下迷宮⑳

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 もう、限界だった。

「ち、ちびっちゃう・・・」

 僕は姉さんに訴えた。

「立ち位置変えたほうがいいですよ。その位置だとかかってしまいます」

 陽が指摘した刹那ー。

 ゴロゴロゴロ・・・。

 僕の腹が鳴り始めた。

「やばっ!」

 姉さんが身をかわすと同時に、注射器を肛門から抜いた。

「ああっ!」

 僕は叫んだ。

 叫ばずにはいられなかった。

 自分の意志とはまったく無関係に、突然、それは始まった。

 大量の何かが腸内を下降する感覚。

 そしてその直後起こった爆発音。

 ブリッ。

 ブリブリブリブリッ!

 すさまじい解放感とともに、紅茶色の液体が肛門の穴から噴き出した。

 ドドドドド・・・。

 放物線を描いて飛んだ液状の糞便が、プールの底にゲリラ豪雨よろしく降り注ぐ。

「アアア・・・アアアアアアアア・・・」

 僕は痙攣した。

 止まらない。

 恥ずかしいから止めたいのに、糞便の噴出が止まらない。

「きったない!」

 鼻をつまんで姉さんが憎しみの眼で僕を見る。

「人前で大便ぶちまけるなんて、クズね、こいつ、ほんとにクズ!」

 酷い言われようだった。

 僕だって、好き好んで脱糞しているわけじゃない。

 もとはと言えば、あんたがその注射器で・・・。

「アアアアアアアア・・・」

 でも、勃起は収まらない。

 液状の便を垂れ流しながらも、僕は烈しく勃起していた。

 観られている。

 全裸で、片脚を頭上まで上げて肛門を曝け出し、大きな陰茎を勃起させながら、烈しく脱糞するこの姿を・・・。

 ああ、もう、それだけで、心臓が破裂するほど、興奮して、しまう・・・。


 
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