淫美な虜囚

ヤミイ

文字の大きさ
上 下
462 / 653

461 折檻⑫

しおりを挟む
「やだ、このガキ、また漏らそうとしてる」

 姉さんが嫌そうに言って身を引きかけたその時ー。

「ボクが」

 横から割り込んだのは、それまでずっと黙って後ろに突っ立っていた陰だった。

 ねえさんの手が離れ、元に戻りそうになった僕の肉バナナをとっさに握りしめると、レバーを操作するように力任せに後方に向けて引き倒す。

 包皮が剥けて、丸い尻肉の間から再び突き出た熱い亀頭。

 種を飛ばす寸前の鳳仙花の花のように膨張したその部分に、鯉の口みたいにすぼめた唇で陰がチュッと接吻する。

「あああっ」

 剥き出しの過敏な表面をいきなり柔らかいものに包まれて、僕はビクンと跳ね上がる。

 ジュルルッ。

 陰の唇が前進し、少しずつ直径を広げながら、僕のヌルヌル亀頭を包み込んでいく。

 やがて陰が左手で僕の陰茎の真ん中あたりを握りしめ、唇の動きに合わせてゆっくり前後に扱き始めると、

「あん、でりゅうっ! アアアアアアアア・・・! クウウ、で、出ちゃった・・・」

 遠吠えをする野犬みたいにのけぞって、僕は陰の口の中にドクドクと命のミルクをぶちまけた。

 手足が突っ張り、平らな下腹が嵐の海のように烈しく波打った。

 キモチ、イイ・・・。

 アア、アアアアアアアア・・・。

 チンポ、ボクノ、チンポ・・・、アアアアアアアア・・・。

 さすがに連続しての射出だから、いつもの勢いはない。

 ただ、尿道口からダラダラと液が流れ出るような感じ、とでも言えばいいだろうか。

 でも、この射精の快楽は、人生の何にも代えがたい。

 できれば死ぬまでこうして出し続けたい。

 ドクドクドク・・・。

 ドビュッ、ドビュッ。

 きょう何度目の射精なのか、もはや、さっぱりわからなくなっていた。

 ただ今までと違うのは、ドクンドクンが収まりかけても、いっこうにあの静謐な時間、いわゆる”賢者タイム”が訪れてこないことだった。

 勃ったままの勃起肉棒を、陰が美味しそうにジュルジュル唾液の音を立てて吸い、しゃぶりまくる。

 そうしながら、真下に垂れ下がった僕のまん丸の睾丸袋を右手でぐにゅぐにゅ揉みしだく。

 肛門にはまだ姉さんの人差し指が、奥の奥まで突き刺さったまま、前立腺隆起をギュウギュウギュウギュウ虐めている。

「すごい・・・」

 僕は涙目になった。

「ボク、も、もう、おかしく、なりそう・・・」

 と。

 そこへ、更にー。

「同時に乳首もいじめて欲しいんでしょ? ね、ド変態でM男の、タクミ君」

 正面の位置に立った陽が、またぞろ下から僕の胸板を弄り始め、探り当てた勃起乳首をこじり出したのであるー。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

完全犯罪

みかげなち
BL
目が覚めたら知らない部屋で全裸で拘束されていた蒼葉。 蒼葉を監禁した旭は「好きだよ」と言って毎日蒼葉を犯す。 蒼葉はもちろん、旭のことなど知らない。

【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました!

Bu-cha
恋愛
ずっと好きだった初恋の相手、社長の弱みを握る為に頑張ります!!にゃんっ♥ 財閥の分家の家に代々遣える“秘書”という立場の“家”に生まれた加藤望。 ”秘書“としての適正がない”ダメ秘書“の望が12月25日の朝、愛している人から連れてこられた場所は初恋の男の人の家だった。 財閥の本家の長男からの指示、”星野青(じょう)の弱みを握ってくる“という仕事。 財閥が青さんの会社を吸収する為に私を任命した・・・!! 青さんの弱みを握る為、“ダメ秘書”は今日から頑張ります!! 関連物語 『お嬢様は“いけないコト”がしたい』 『“純”の純愛ではない“愛”の鍵』連載中 『雪の上に犬と猿。たまに男と女。』 エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高11位 『好き好き大好きの嘘』 エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高36位 『約束したでしょ?忘れちゃった?』 エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高30位 ※表紙イラスト Bu-cha作

悪役令嬢の選んだ末路〜嫌われ妻は愛する夫に復讐を果たします〜

ノルジャン
恋愛
モアーナは夫のオセローに嫌われていた。夫には白い結婚を続け、お互いに愛人をつくろうと言われたのだった。それでも彼女はオセローを愛していた。だが自尊心の強いモアーナはやはり結婚生活に耐えられず、愛してくれない夫に復讐を果たす。その復讐とは……? ※残酷な描写あり ⭐︎6話からマリー、9話目からオセロー視点で完結。 ムーンライトノベルズ からの転載です。

泉界のアリア【昔語り】~御子は冥王に淫らに愛される~

佐宗
BL
冥界が舞台のダークファンタジーBL。 父王と王子のシリアスな近親ものです。 こちらは王子の少年期~本編の前までを描いた『泉界のアリア』の過去編(外伝)です。 作中時系列はこちらが先になります。 ※番外編とした書いたものなので、やや唐突に物語が始まりますがこちらからもお読みいただけます。 (世界観の詳細は『泉界のアリア(本編)』にあります) 本編↓ https://www.alphapolis.co.jp/novel/701847579/150406490 ――――― ~ことのはじまり~  かつて、異端とみなされ天上界からただひとり黄泉に堕とされた闇の神(のちの冥王)。  同族のいない地底世界で千年ものあいだ孤独に打ちひしがれていた彼は、あるとき天から降りてきたひとりの女神の献身的な愛により我が子ナシェルを得るのだが、女神は闇の瘴気に冒されて、ほどなく消滅してしまった。  愛する女神を喪い、ふたたび味わう孤独と絶望は、冥王をナシェルへの“異常な愛と執着”に奔らせたのだった。  孤独な冥王の元に遺された“唯一の同属神”として、ナシェルは美しく淫らに成長してゆく。  しかし成熟とともに、次第に王の庇護と束縛に抗いはじめて……? ――――― 本編第一部(成神編)よりも500年ぐらい前からスタートします。 四本の短・中編で構成されています。 執筆時期はバラバラですが、一連の流れが分かるよう主人公の成長順(少年期~青年期まで)に並べました。 最初は健気ショタ受けから始まります。シリアスで無理やり多めです。 メインカプはもちろんですが乳兄弟(魔族)との関係にも焦点を当てています。 ※※第四章のラストに諸事情でNL表現があります。本編につながる転機となる重要な話ですので掲載しています。第四章は単なる父子ものではありませんので男女の絡みが苦手な方は注意してください。 なお、この過去編の結末が『本編』の冒頭の状況へと繋がっております。こちらの作品のみでは父子の物語は『完結』しませんのでご注意ください。 表紙画:syuka様

拝啓、婚約者様。ごきげんよう。そしてさようなら

みおな
恋愛
 子爵令嬢のクロエ・ルーベンスは今日も《おひとり様》で夜会に参加する。 公爵家を継ぐ予定の婚約者がいながら、だ。  クロエの婚約者、クライヴ・コンラッド公爵令息は、婚約が決まった時から一度も婚約者としての義務を果たしていない。  クライヴは、ずっと義妹のファンティーヌを優先するからだ。 「ファンティーヌが熱を出したから、出かけられない」 「ファンティーヌが行きたいと言っているから、エスコートは出来ない」 「ファンティーヌが」 「ファンティーヌが」  だからクロエは、学園卒業式のパーティーで顔を合わせたクライヴに、にっこりと微笑んで伝える。 「私のことはお気になさらず」

転生皇太子は、虐待され生命力を奪われた聖女を救い溺愛する。

克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。

誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。

木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。 彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。 こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。 だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。 そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。 そんな私に、解放される日がやって来た。 それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。 全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。 私は、自由を得たのである。 その自由を謳歌しながら、私は思っていた。 悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。

いつまででも甘えたい

香月ミツほ
BL
 総受けの主人公が転移した異世界の辺境の砦で可愛がられるお話です。過去のトラウマで断れない性格になってしまってためらいながらも流されまくりの愛されまくり。 自動書記(笑)で書いてますので内容を真面目に受け取らないで下さい。ビッチ注意。 主人公の1人称が「私」「おれ」「僕」とコロコロ変わるので読みにくいかも知れませんが不安定さの現れですのでご理解下さい。  1話2000字程度、26話完結とエピローグ、後日談前後編で29話。エピローグは死別シーンが含まれます。 リクエストいただいたのでパストの初体験編とショタ攻め編それぞれ5話です。

処理中です...