淫美な虜囚

ヤミイ

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449 孕ませたい⑧

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 翔の肛門内に、1ミクロンの隙間もなく、ぎゅうぎゅうに詰まった僕の勃起陰茎。

 それが、やにわにグワっと膨張するのがわかった。

 脳裏にイメージが閃いた。

 窮屈な直腸に突っ込まれた、長く太い凸凹の肉筒。

 膨張はまずつけ根あたりで始まり、次々に隆起が伝播して、肉棒の茎を変形させていく。

 海綿体に包まれた極太の筒の中を、輪の形をした畝が蠢動しながら亀頭に向かって移動する。

 そして最後にその先の亀頭が急速に膨れ上がったかと思うと、種を吐き出す鳳仙花の実のように爆発し―。

 翔の直腸内に熱く煮えたぎった多量の白濁液をぶちまけたのである!

 -ハヒイイイイイッ!

 両の太腿を、指の痕がつくほど強く握りしめ、翔が僕の噴射を受け止めた。

 肉茎のぶっ刺さった楕円形の穴の縁から白い液体が盛り上がり、ドクドクと外に流れ出してくる。

「くそっ! この役立たず!」

 たちまちたちこめる青臭い匂いに顔をしかめて、姉さんが吐き捨てた。

 怒ったついでに僕の乳首に爪を立て、正面から乳頭を乳輪に埋まるほど強く押し込んだ。

「アアン、アアン、アアンッ!」

 僕は全身をガクガクと痙攣させ、産卵する魚か何かのように翔の直腸に精子を注ぎ込み続けるしかない。

「確かにこれで、ゲームオーバーですね。でも、翔さまもまんざらでもなさそうですよ」

 怒り狂う姉さんをなだめるように、陽が穏やかな口調で言い足した。

「見てください。ちんぐり返しの姿勢のまま、半ば気を失っている」

 僕は薄目を開けて、真下の翔を見下ろした。

 陽の言う通りだった。

 僕に貫かれた翔は、肛門の縁からミルクを垂れ流したまま、白目を剥いてだらしなく口を半開きにしている。

 その口から吐き出されたピンク色の舌から、ダラダラと唾液を滴らせながら・・・。

 なのにペニスが凄まじい硬さで勃起し続けているのは、尿道スティックで射精を封じられているからだろう。

 あまりにペニスが勃起しすぎたため、亀頭の先が口のあたりまで到達し、翔の顏は透明汁で濡れていた。

 永遠に続くかと思われる愉楽の脈動に身を委ねつつ、そこまで僕が見て取った時、

「ああっと、参加者のひとりが、ついにお漏らししてしまったようですね。残念ですが、ここで終了です」

 司会者のよく通るバリトンが響き渡った。

「あとは判定をお待ちください。翔さまが目覚め次第、その口から勝者チームが発表されますので」
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