淫美な虜囚

ヤミイ

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422 咽び泣く人肉ドリル①

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 ブリッジした全裸の青年の突き出た下腹部の頂点に桃のような尻を載せた、緊縛美青年の全裸トルソ。

 汗でヌルヌルのトルソは水平方向に硬く長い肉の棒を飛び出させ、それを三人の半裸の男女が受け渡すー。

 あり得ないほど、淫らでシュールな光景だった。

 どんな猥褻動画でもお目にかかれない、アクロバティックなプレイである。

 ーアアン! アアンッ! 出サセテッ!

 美しい顔を歪めて、全身を痙攣させる翔。

 一枚板みたいな厚い胸板に咲いた乳首はもうギンギンだ。

 でも、僕だって負けてはいない。
 
「しゃ、射精、し、た、い…っ! ああっ!」

 翔に負けじと大声で叫び、突き上げた”棒”で翔の肛門の奥を掻き回す。

 すると翔がこんなふうに叫び返すのだ。

 -ピュッピュシタイ! ドビュドビュシタイッ!

 やがて重なる僕らの甘い淫語のハーモニー。

 -チ、チンチン、、チンチン、イイッ! ピュッピュサセテ! お汁ドビュドビュッ! アアアンアンッ!

「ミルクを、出させて・・・僕の、熱くて、青臭い、濃厚ミルクをォォォっ!」

 でも、無理だった。

 翔のペニスには、尿道スティックという栓が。

 僕の睾丸のつけ根には、ぎゅうぎゅうに巻かれた姉さんの髪留めが。

 頑なにまで、それぞれ精液の放出を阻んでいるのである。

 そうして、どれほど時が経ったのかー。

 ふと気がつくと、翔の回転が止まっていた。

 僕はブリッジしたまま、勃起し切ったペニスを濡れそぼった生温かい翔の肉にずっぽり包まれていた。

 翔の中は、まるで生まれてくる前の母親の子宮の内部のようだった。

 ひどく安らかで、とてつもなく、気持ちがいいのだ。

 涅槃の境地とは、まさにこのことだった。

 と、半ば朦朧としかけた僕の耳に、聞き慣れた陽の声が聞こえてきた。

「同じことの繰り返しでは、観客の皆さんも飽きちゃいますよね。そろそろ、次の段階に移りませんか?」

 次の、段階?

 僕は驚きのあまり、薄目をかけた。

 陽のやつー。

 これ以上のプレイが、まだあるっていうのか?


 

 
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