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409 肉欲世界の中心で⑨
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確かにそうだった。
翔は僕を性奴隷として調教する間、ずっとSを演じてきた。
けれど、時々漏らす言葉から、僕はなんとはなしに、翔の中にM的な資質を感じていたのだ。
特に、翔自身も所属しているらしい、セレブたちの会合に触れる時がそうだった。
おそらく、と思う。
翔はかなり前からこうしたパーティに駆り出されるたびに、凌辱ショーの餌食とされてきたに違いない。
僕に対するドS的なふるまいは、その反動だったということなのだろう。
現に、きょうのパーティが始まってからというもの、翔はずっとやられっ放しである。
なのに、嫌な顔一つ見せず、いや、それどころか、むしろ衆人環視の中で全裸に剥かれ、不特定多数の大人たちにその肉体を蹂躙されるのが、気持ちよくてたまらないというふうなのだ。
今もそうだった。
ティアドロップ型に縛り上げられた裸の翔。
ペニスに尿道スティックを挿入され、指で肛門をこじ開けられたままー。
その爛れた赤い穴には、ついさっきまで、見るもいやらしいアナルパールが挿入されていたのである。
「前からわかってたわ。こいつが本当はM男だってこと」
侮蔑の眼差しで頭上に開いた翔の肛門を眺めながら、姉さんは早くも人差し指を口に入れ、丹念に舐めている。
「巧を責めてる時も、時々、自分がしてほしそうな顔することが何度もあったもの」
「人間には、SとMの両面がありますからね。何かの拍子にそのスイッチが切り替わるわけですが、翔さまの場合は、この場所に一歩足を踏み入れると、完全にマゾヒストモードに突入してしまうのです」
「長らく見世物にされてきたから、条件反射的に躰が馴染んでるってわけね」
「おそらく」
「調教師自身が、実は裏の世界では別の人間たちの性奴隷だった・・・。ふふ、なかなか面白い趣向じゃないの」
「ともあれ、そろそろやりませんか。翔さまも焦れいらっしゃるようですし」
息づくように蠢く赤い穴を二本の指で拡張しながら、陽が言う。
彼の言葉通り、そそり立つ己の屹立肉バナナの向こうから、翔が懇願するような眼で僕らを見下ろしていた。
翔は僕を性奴隷として調教する間、ずっとSを演じてきた。
けれど、時々漏らす言葉から、僕はなんとはなしに、翔の中にM的な資質を感じていたのだ。
特に、翔自身も所属しているらしい、セレブたちの会合に触れる時がそうだった。
おそらく、と思う。
翔はかなり前からこうしたパーティに駆り出されるたびに、凌辱ショーの餌食とされてきたに違いない。
僕に対するドS的なふるまいは、その反動だったということなのだろう。
現に、きょうのパーティが始まってからというもの、翔はずっとやられっ放しである。
なのに、嫌な顔一つ見せず、いや、それどころか、むしろ衆人環視の中で全裸に剥かれ、不特定多数の大人たちにその肉体を蹂躙されるのが、気持ちよくてたまらないというふうなのだ。
今もそうだった。
ティアドロップ型に縛り上げられた裸の翔。
ペニスに尿道スティックを挿入され、指で肛門をこじ開けられたままー。
その爛れた赤い穴には、ついさっきまで、見るもいやらしいアナルパールが挿入されていたのである。
「前からわかってたわ。こいつが本当はM男だってこと」
侮蔑の眼差しで頭上に開いた翔の肛門を眺めながら、姉さんは早くも人差し指を口に入れ、丹念に舐めている。
「巧を責めてる時も、時々、自分がしてほしそうな顔することが何度もあったもの」
「人間には、SとMの両面がありますからね。何かの拍子にそのスイッチが切り替わるわけですが、翔さまの場合は、この場所に一歩足を踏み入れると、完全にマゾヒストモードに突入してしまうのです」
「長らく見世物にされてきたから、条件反射的に躰が馴染んでるってわけね」
「おそらく」
「調教師自身が、実は裏の世界では別の人間たちの性奴隷だった・・・。ふふ、なかなか面白い趣向じゃないの」
「ともあれ、そろそろやりませんか。翔さまも焦れいらっしゃるようですし」
息づくように蠢く赤い穴を二本の指で拡張しながら、陽が言う。
彼の言葉通り、そそり立つ己の屹立肉バナナの向こうから、翔が懇願するような眼で僕らを見下ろしていた。
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