淫美な虜囚

ヤミイ

文字の大きさ
上 下
406 / 659

405 肉欲世界の中心で⑤

しおりを挟む
 口をグチュグチさせ、陽が二度、三度と唾液を垂らす。

 思う存分僕の肉棒を濡らした陽が身を引くと、次は姉さんだ。

 姉さんの赤い唇から、ルージュの混じった唾液が糸を引く。

 下から見上げる姉さんの乳房は、真紅の紐水着を尖った乳首で押し上げているため、全体が丸見えだった。

 初めて目にする生白い女性の乳房の裏側に、翔の腋の下に感じたような胸の高鳴りを覚えてしまう。

 姉さんのピンク色の唾液は陽のものより熱く、屹立した僕のペニスを蝋燭の蝋みたいに濡らしていった。

 陽の唾液の上から姉さんの唾液でコーテイングされ、僕の肉塔は舞台の照明を反射して鈍い光沢を放っている。

 姉さんの唾液が涸れると、次は陰だった。

 陰は僕のペニスに触れそうなくらい近くまで顔を寄せると、「o」を発音する形に口を開き、舌だけまっすぐ突き出した。

 爬虫類の舌のように先の尖った陰の舌先から、冷たい唾液が滴り落ちる。

 無造作に見えて陰はちゃんと計算しているらしく、唾液の糸は彼の舌と僕の亀頭の尿道口をつないでいる。

 ただの切れ込みみたいな尿道口に唾液が溜まるのを見て取ると、嬉しそうに微笑み、陰が首を引っ込めた。

「コーティングはこれでOKですね。次はいよいよ、栓を抜といたしますか」

 陽が見上げたのは、頭上で揺れる洋梨のような丸い尻である。

 左右にこじ開けられた白い桃肉のはざまに、赤く爛れた穴がひとつ。

 その噴火口を逆にしたような皺だらけの穴からは、深く埋め込まれたアナルパールの銀色の柄が飛び出ている。

 ”栓”というのは、どうやらあれのことらしい。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

ずっと女の子になりたかった 男の娘の私

ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。 ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。 そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

男子中学生から女子校生になった僕

大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。 普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。 強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!

おとなのための保育所

あーる
BL
逆トイレトレーニングをしながらそこの先生になるために学ぶところ。 見た目はおとな 排泄は赤ちゃん(お漏らししたら泣いちゃう)

タイは若いうちに行け

フロイライン
BL
修学旅行でタイを訪れた高校生の酒井翔太は、信じられないような災難に巻き込まれ、絶望の淵に叩き落とされる…

処理中です...