淫美な虜囚

389 全裸イケメン公開処刑⑨

　－ﾝﾝ･･･。ｱｱ､ｱｱｱ･･･。

　身も世もなく身もだえする全裸の美青年。

　逆Ｔの字に縛られ、天井から吊るされて。

　その股間から突き出た勃起陰茎は、中心に埋め込まれた尿道スティックのせいで不自然なほどまっすぐだ。

　僕らはその陰茎を裏側から見上げている。

　真ん中に着ぐるみのチャックのような筋のある、肉でできた太く長い棒。

　その先っぽで異彩を放つのは、開花直前のチューリップのつぼみのごとき肥大亀頭である。

　湯気を上げる長さ30センチの生殖器官。

　その恥ずかしいモノを近景にして、背後にくねくねと身をくねらせる翔の上半身と快感に蕩けそうなイケメン顔が見えている。

「次は私の番ね」

　姉さんがつぶやき、アナルパールを掲げ持つ。

　その名の通り、アナルパールは金属の真珠を針金に通したような形をしていて、今は弓型にうなだれている。

　真珠は直径5ミリほどで、全部で8個あるようだ。

　僕もバイブを肛門に挿入されたことはあるけれど、こんなのを見るのは初めてだった。

　頭上に露出した翔の肛門を、左手の指で姉さんが押し開く。

　開脚した両脚に引っ張られた桃みたいなお尻の肉の間で、赤い穴が逆フジツボ型からアワビ型に変形した。

　ひくひく蠢く周辺の襞。

　時々中のサーモンピンクが見えるけど、どうやら肛門内は翔自身のカウパー腺液でトロトロに濡れているようだ。

　なんとも恥ずかしい姿だった。

　僕は嫉妬で狂いそう。

　だって、ステージ上に晒されたその翔の痴態を、押し寄せた観客たちが息を殺して見つめているのだ。

　僕だけの翔。

　そのたくましい裸といやらしい性器と淫らな肛門を･･･。