366 / 659
365 絡み合う裸体、迸る熱い液⑤
しおりを挟む
右の乳首に快感が走る。
陽が乳頭を指先で弾いたのだ。
「アアッ」
叫んでしまった。
さらに左も。
キ、キモチ、イイ・・・。
乳首が、ジンジンする。
もっと、とねだる代わりに、胸を反り返らせて、勃起具合を強調した。
僕の意を汲んで、わかってるよ、とでも言いたげに、陽がスリスリ掌と手の甲でふたつの突起を撫でまくる。
「アアッ、アアッ」
池の子魚のようにピチピチ跳ねる僕。
汗ばんだ躰はいつしか紐水着を脱がされ、全裸にされている。
奥からこみあげる愉楽の波動が、陰のペニスが今まさに直腸の奥にまで到達しようとしていることを示している。
ビンビンに勃起したおのれの陰茎の向こうに、翔が見えた。
翔はもっと大変なことになっていた。
彼は半ば立ち上がる格好で正面を向いているのだが、すでに角刈り男はペニスから手を離している。
つまり、残った二点。
ふたつの乳首だけで、宙吊りにされているのだ。
翔の後ろに立つのは、上背の高い白人男。
その巨漢が肩越しに両手を伸ばし、両の乳首をつまんで取っ手代わりに引っ張り、翔の躰を引き上げている。
乳首でぶら下げられ、陽の足先がベッドから浮く。
白人男の指の間でくびれる恥辱の突起部分。
-イヤ、イヤア・・・。
嫌々をするように、翔が首を振る。
開いた口からよだれが溢れ、うねうねと舌が伸び出した。
その胸元か垂直に伸びるゴム状の乳首。
桜色をしたあれほど可憐だったふたつの肉芽は、今や充血した肉の紐となり、膨張したキノコ型の乳頭から、今にも鮮血を噴き出しそうだ。
二本の肉紐の先で不安定に揺れる、マリオネットのような翔の裸体。
白人男が、真上に乳首を引いて、更にその裸身を引き上げる。
-ト、トレ、チャウ・・・。ヤ、ヤメ、テ・・・。
翔が、鳴く。
「いやだと? 本当か? もう、やめてもいいのか?」
角刈り男が、陽が僕にしたのと同じ問いを、翔に投げかけた。
「ヤ・・・」
目をつぶる翔。
目尻に涙が滲んだ。
「ヤメ・・・ナイデ・・・」
ややあって、僕の内面を代弁するかのように、翔が後ろめたそうに頬を赤らめ、かすかに顔を背けてつぶやいた。
陽が乳頭を指先で弾いたのだ。
「アアッ」
叫んでしまった。
さらに左も。
キ、キモチ、イイ・・・。
乳首が、ジンジンする。
もっと、とねだる代わりに、胸を反り返らせて、勃起具合を強調した。
僕の意を汲んで、わかってるよ、とでも言いたげに、陽がスリスリ掌と手の甲でふたつの突起を撫でまくる。
「アアッ、アアッ」
池の子魚のようにピチピチ跳ねる僕。
汗ばんだ躰はいつしか紐水着を脱がされ、全裸にされている。
奥からこみあげる愉楽の波動が、陰のペニスが今まさに直腸の奥にまで到達しようとしていることを示している。
ビンビンに勃起したおのれの陰茎の向こうに、翔が見えた。
翔はもっと大変なことになっていた。
彼は半ば立ち上がる格好で正面を向いているのだが、すでに角刈り男はペニスから手を離している。
つまり、残った二点。
ふたつの乳首だけで、宙吊りにされているのだ。
翔の後ろに立つのは、上背の高い白人男。
その巨漢が肩越しに両手を伸ばし、両の乳首をつまんで取っ手代わりに引っ張り、翔の躰を引き上げている。
乳首でぶら下げられ、陽の足先がベッドから浮く。
白人男の指の間でくびれる恥辱の突起部分。
-イヤ、イヤア・・・。
嫌々をするように、翔が首を振る。
開いた口からよだれが溢れ、うねうねと舌が伸び出した。
その胸元か垂直に伸びるゴム状の乳首。
桜色をしたあれほど可憐だったふたつの肉芽は、今や充血した肉の紐となり、膨張したキノコ型の乳頭から、今にも鮮血を噴き出しそうだ。
二本の肉紐の先で不安定に揺れる、マリオネットのような翔の裸体。
白人男が、真上に乳首を引いて、更にその裸身を引き上げる。
-ト、トレ、チャウ・・・。ヤ、ヤメ、テ・・・。
翔が、鳴く。
「いやだと? 本当か? もう、やめてもいいのか?」
角刈り男が、陽が僕にしたのと同じ問いを、翔に投げかけた。
「ヤ・・・」
目をつぶる翔。
目尻に涙が滲んだ。
「ヤメ・・・ナイデ・・・」
ややあって、僕の内面を代弁するかのように、翔が後ろめたそうに頬を赤らめ、かすかに顔を背けてつぶやいた。
0
お気に入りに追加
281
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
僕は肉便器 ~皮をめくってなかをさわって~ 【童貞新入社員はこうして開発されました】
ヤミイ
BL
新入社員として、とある企業に就職した僕。希望に胸を膨らませる僕だったが、あろうことか、教育係として目の前に現れたのは、1年前、野外で僕を襲い、官能の淵に引きずり込んだあの男だった。そして始まる、毎日のように夜のオフィスで淫獣に弄ばれる、僕の爛れた日々…。
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる