淫美な虜囚

ヤミイ

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360 リアルラブドール・翔⑳

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 熊のような白人男に抱かれた翔。

 法悦の極みで脱力して、すべてを曝け出したその裸体を、毛深い指が這い回る。

 頭上高く上げた両腕は、今や隠されていたツルスベの腋の下を露わにし、そこを蹂躙されるのを許している。

 ペロペロペロペロ・・・。
 
 分厚いハムみたいな舌が、翔の腋の下を舐め回る。

 -アアウウ・・・。

 そのたび、花の匂いに似た甘い口臭をまといつかせて、熱い吐息が翔の口から洩れて出た。

 白人男は胡坐の中央に翔の尻を乗せ、40センチはある男性器で真下からその肛門を突き上げている。

 そうしながら前に回した左手で翔の勃起乳首を弄り、右手で勃起ペニスを扱いているのだ。

 そしてその怒張した先端は、待ちかまえている角刈り男の口の中へと吸い込まれていく。

 白人男の巨体の上でM字開脚させられた翔は、まるで阿片窟の中毒患者のようだ。

 性的快楽という麻薬に躰も脳も冒されてしまったらしく、蕩けるような表情をその美顔に浮かべている。

 その均整の取れた青年男性の全裸体に四人の中高年の男たちが群がり、好き放題、嬲りものにしているー。

 凄惨な地獄絵図ともいうべきその光景に、でも、なぜだか僕は猛烈な高ぶりを抑えきれないでいる。

 そんな僕の弓なりペニスを、横から顏を近づけた陽が、舐め始めていた。

 ハーモニカを吹くように、竿の部分に唇を当て、何度も往復する。

 陰の肛門責めと乳首責めでただでさえ気持ちがいいのに、ここでペニスへの愛撫はダメ押しだ。

「アア、アアア、アアア…」

 思わず快感の喘ぎ声が漏れてしまう。

 僕が感じているのを横目で確かめると、陽が輪にした指を狭めてペニスを締めつけ、ゆっくり根元のほうに向かって動かし始めた。

 引っ張られ、亀頭から包皮が剥けていく。

 少しの抵抗の後、ぞろりと現れた赤紫色のその部分は、高い熱を発し、白い湯気を上げている。

 先っちょには縦にスリットが入っていて、そこには透明な露が宿っていた。

 剥け切るとホワリと湿った匂いが漂い、陽がそれを鼻の穴から胸いっぱいに吸い込んだ。

「先走り汁と精液の混じった、いい匂い」

 悪戯っぽく笑って、陽が言う。
 
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