淫美な虜囚

ヤミイ

文字の大きさ
上 下
356 / 659

355 リアルラブドール・翔⑮

しおりを挟む
「じゃあ、こうしようか」

 陽がどこからか椅子を運んできた。

「陰はここへ坐って」

 僕の後ろに椅子を置くと、弟にそう命じた。

「君は翔さまをもっと見ていたいでしょ?」

 僕の前に回ると、肩に手を置いて顔をのぞき込んできた。

「う、うん・・・」

 つられてうなずくと、

「性奴隷のM男としては、絶賛悶絶中の翔さまをじっくり眺めながら、君自身も犯されるー。そんなシチュエーションが理想なんだよね」

 からかうようにニタリと笑った。

「ならばこの方法が一番だと思う」

 言うなり僕の両肩を押し、椅子に座った陰の上に腰かけさせた。

「アアッ!」

 驚きの声が喉から飛び出したのは他でもない。

 尻肉の間にめり込んでくる熱く硬いものを感じたからだ。

 反射的に立ち上がって逃げようとした僕の両手首を、後ろから陰がつかんできた。

 引っ張られ、更に陽に肩を下向きに押された僕は、バランスを崩し、否応なしに陰の股間の上に尻もちをついてしまう。

 その刹那、

 メリッ。

 肛門に、突然ひどく硬い何かが突き刺さるのが分かった。

 その硬い捕鯨船の銛みたいなモノは、灼熱に猛り立った挙句、ゼリー状の液体でぬるりと濡れていた。

 つるすべの股間からそそり立った、ペンシル型をした陰の勃起ペニス。

 それがついに、白桃の底で息づく僕の”恥孔”を割ったのだ。

 

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

膀胱を虐められる男の子の話

煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ 男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話 膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)

僕は肉便器 ~皮をめくってなかをさわって~ 【童貞新入社員はこうして開発されました】

ヤミイ
BL
新入社員として、とある企業に就職した僕。希望に胸を膨らませる僕だったが、あろうことか、教育係として目の前に現れたのは、1年前、野外で僕を襲い、官能の淵に引きずり込んだあの男だった。そして始まる、毎日のように夜のオフィスで淫獣に弄ばれる、僕の爛れた日々…。

ずっと女の子になりたかった 男の娘の私

ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。 ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。 そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。

親父は息子に犯され教師は生徒に犯される!ド淫乱達の放課後

BL
天が裂け地は割れ嵐を呼ぶ! 救いなき男と男の淫乱天国! 男は快楽を求め愛を知り自分を知る。 めくるめく肛の向こうへ。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

孕ませねばならん ~イケメン執事の監禁セックス~

あさとよる
恋愛
傷モノになれば、この婚約は無くなるはずだ。 最愛のお嬢様が嫁ぐのを阻止? 過保護イケメン執事の執着H♡

処理中です...