淫美な虜囚

ヤミイ

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309 共有される裸体⑬

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 吸い出された舌を、陽の唇が包み込む。

 そのままずるずる口腔内に引き込んで、頬を窄め、舐め出した。
 
 ジュボ、ジュボ、ジュボ…。

 -アアア、アアッー

 舌を突き出し、陽に預けたたまま、僕は喘ぐ。

 唾液をまぶされた舌が長く伸び、フェラチオされるペニスのように硬くなる。

 ジュボジュボわざとらしく音を立てて吸いながら、陽が僕の舌に自分の舌を絡ませてきた。

 -ク、クウウ…-

 乳首が尖る。

 尖る。

 尖る…。

 陽が首の後ろで両手を汲み、胸を反らして乳首を僕に押しつける。

 たまらず僕も、同じ姿勢をとる。

 舌を吸わせたまま、躰を反らして突起部分だけを相手に押しつけたのだ。

 コリコリコリ…。

 下腹に挟まれた二本の勃起ペニスが存在感を増し、更なる熱を持つ。

 露出した亀頭の裏側がくっつき合い、お互いの汁でまみれ合う。

 尖りに尖った乳首同士が互いを跳ね上げ、茸のように膨らんだ乳頭で相手の乳頭をテロテロさせる。

 走る快感。

 滲む淫汁。

 じわる汗。

 ハアハアハアハア・・・。

 キ、キモチ、イイ…。

 くね、くね、くね。

 にゅる、にゅる、にゅる。

 獣じみた息を吐きながら、僕と陽は汗ばんだ躰をくねらせ、卑猥なダンスを夢中で踊る。

 そのさまは、まるで絡み合うマンドラゴラのよう。

 更に僕の尻には陰のペニスが突き刺さり、僕の動きに合わせて奥へ奥へと入り込んでくる。

 陰のペニスは細いわりに意外に長く、今や膀胱の裏側、前立腺の隆起に届いてしまっている。

 その陰が、背後から両手を回し、重なり合った僕と陽のペニスを握ってきた。

 カチカチに勃起した二本の卑猥なソーセージを潰れんばかりに握りしめ、シュコシュコ扱き始めたから堪らない。

 壮絶な四点責めだった。

 ハアハアハアハア…。

 キュ、キュウ…。

 舌を吸われ、乳首をコリコリされ、肛門を犯され、しかも兜合わせ中のペニスまで扱かれて、僕はもう半狂乱だ。

「ほら、僕の手は、君たちのいやらしいお汁で、もうべちょべちょだ」

 僕の耳元に口を寄せ、その時初めて陰が口を開き、そうささやいた。

 
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