淫美な虜囚

ヤミイ

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245 メスイキ美青年①

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「なれば?」

 僕らの亀頭にガーゼを被せ、嘲笑うように、姉さんが言う。

「いっそのこと、あたしの目の前で、おかしくなっちゃえば? あたし、翔さまがおかしくなるところ、ぜひこの目で見てみたいんです」

 濡れたガーゼの表面が火照った亀頭に触れ、

「あうっ」

「きゅんっ」

 僕らは声をそろえて喘いでしまう。

 気持ち、いい・・・。

 脊髄を駆けのぼる快感のパルスに、しばし僕はうっとりする。

 先に腰を動かし始めたのは、翔だった。

「あん、あん、あん」

 甘えるような声を上げながら、ピンと張ったガーゼに自分から亀頭を擦りつけ始めたのだ。

 股と股の間で直立した僕らのペニスは、チクワの形をしたオナホールでぎゅっとひとつに束ねられている。

 翔が動けば、当然僕のペニスも動き出さずにはいられない。

 翔のリズムに合わせて、尺取虫のように腰を上下にひくつかせる僕。

 オナホの中で敏感な裏筋同士が擦れ合う。

 それがまた気持ちよくって、僕ははあはあ喘いでしまう。

 でも、ここで先に逝くわけにはいかないのだ。

 翔の奴隷化をもくろむ姉さんに協力するためには、彼を先に逝かせなければならない。

 僕はあえて上半身をのけぞらせ、乳首についた糸を引っ張ってやる。

「あんっ」

 翔の眼が見開かれ、何か言いたげに僕を見る。

 くいくいくい。

 両手で躰を支え、僕は両肩を左右に振る。

 糸が動いて洗濯ばさみごと翔の勃起乳首を引っ張った。

「あんあんあんっ」

 強く引かれるたびに、少女の声で翔が鳴く。

 翔の桜色の乳首は勃起しすぎてまるで赤ん坊のおしゃぶり状態だ。

 その乳首を引き千切らんばかりに、僕は躰を動かし、糸を引く。

 直腸の中でのたうち回る双頭バイブ。

 前立腺の隆起を刺激され、ドライオーガズムの兆しに僕らは意識朦朧としている。

 僕らを衝き動かすのは、もっと快感を貪りたいという本能だけ。

 自ら腰を振り、ガーゼの内側に亀頭を擦りつけ、隈なく刺激を味わえるよう、その濡れた頭部を回転させる。

 姉さんはもはや両手を動かす必要すらない。

 僕と翔が勝手にガーゼの下で生殖器官を怒張させ、ひいひい喘ぎながら自ら狂いまくっているからだ。

「い、いくぅ・・・」

 欲情に潤んだ眼を宙にさ迷わせ、腰を高く突き上げて、切なげな声で翔が言う。

「ボク、もう・・・お汁が、出ちゃいそう・・・」 
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