淫美な虜囚

ヤミイ

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205 卑猥な玩具⑯

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 僕はソファに尻もちをついた。

 姉さんが傍らに片膝をつき、僕の股間のバナナを握りしめた。

 左手の親指と人差し指で左右からきゅっと亀頭を挟み込み、尿道口をこじ開ける。

 スキンクリームを塗られた綿棒のせいで、すでに僕の尿道は拡張気味だ。

 催淫剤が効いてきたらしく、性器が内側から熱せられたように烈しく疼く。

 まるで尿道に熱湯でも流し込まれたような感覚だった。

 その過敏になった尿道に、姉さんが右手でスティックタイプのバイブを埋め込んでいく。

 女性の膣というより尿道を責めるためにつくられた器具なのか、サイズは僕の陰茎にもピッタリだ。

「く…くうう」

 全身に広がる疼きに僕は肉バナナを震わせる。

「ズブズブズブズブ…」

 歌うように口ずさみながら、姉さんがスティックを突き刺していく。

「きゃうっ!」

 スティックが半ばまで差し込まれたところで、僕は痙攣し、のけぞった。

 尿道の根元まで器具の先端が到達したことが、その感触からわかったからだ。

「これでどうですか?」

 僕の亀頭の先から突き出たバイブの下部を爪で弾いて、姉さんが言った。

「こうしておけば、輪ゴムで首を縛ってあることですし、もう精液は洩れませんよ」

「いいでしょう」

 翔が僕の前に立った。

 横にずらしたTフロントのショーツからはみ出てそそり立つ、肉色の生殖器官を誇示するように。

「そろそろ始めましょうか。このいやらしい全裸の貴女の弟を使って、人間ろうそくの刑ってやつを」
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