淫美な虜囚

ヤミイ

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198 卑猥な玩具⑨

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 目の前に立った翔が、僕の肩に両手を置いた。

「手を使うのは簡単すぎて面白くない。ペニスだけを動かして、穴と穴を連結するんだ」

 穴、というのは、この場合、亀頭の鼻面に開いた尿道口のことである。

 だが本来、この尿道口というもの、穴というほど広くはない。

 オタマジャクシの口のような切れ込みが、つるすべの亀頭の先っちょに入っているだけなのである。

 翔に言われるがまま、僕は両手を頸の後ろで組んだ。

 こうすると、躰が反り返り気味になって、真ん中から勃起陰茎を生やした股間がいやらしく前に突き出るのだ。

 僕の華奢な肩を両手で掴み、翔が腰を動かし始めた。

 屹立した長いペニスが左右に揺れ、その先から突き出した綿棒が僕の半分剥けた亀頭に触れる。

「はうっ」

 触れるたびに僕は鳴く。

「あんっ」

「うふっ」

 綿棒の綿の部分で亀頭の表面を撫でられるのが、気持ちよくって仕方ないのだ。

 ちゅぷっ。

 僕の切れ込みから、透明な汁がにじみ出る。

 分泌された汁は泡を含んでいて、僕の亀頭がいかに悦んでいるかを物語っているかのようだ。

「もう少し勃たせてやろう」

 僕の肩から両手を外した翔が、今度は僕の胸を真横に横切るハンガーを握って揺らし始めた。

 ハンガーにはふたつ洗濯ばさみがついていて、ちょうど僕の両の乳首を挟み込んでいる。

 それを手動で揺らされたのだから、もうたまらない。

 これまではただ重力が乳首にかかっていただけだったのが、人為的な力で引っ張られ始めたのである。

 ふくらんだ乳頭の下、ちょうど頸みたいに窪んだ部位に強い刺激を受け、僕の乳首がムクムクと勃ち上がる。

「あひっ」

 バナナじみた肉棒を震わせ、快感のあまり、僕はつま先で硬直したように伸び上がらざるを得ない。

 股倉の下で膨れ上がった睾丸がゆさゆさ揺れ、肛門が塗り込まれた催淫剤入りスキンクリームでじんじん疼く。

「キミは乳首責めが好きだったよな。自分でも必ず最初に弄っていただろう? 佐代子さんが送ってくれた君のオナニー画像には、僕もお世話になったよ。まったく、盛りのついた少年のオナニーシーンほど、過激なものはないね。溢れ出るマグマを制御できなくって、部屋の中を全裸で転げ回る。カチコチに勃起した乳首とペニスをいろんな器具を使って烈しく責めながら。そして、自分の出した多量のミルクにまみれながら、いつも空しい朝を迎えるんだ」
 
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