81 / 659
80 発情少年極刑⑬
しおりを挟む
あたりには、青臭いような匂いが、色濃く立ち込めていた。
精液特有の、栗の花の香りに似た、あの匂いである。
匂いの発生源は、むろん、僕だった。
射精後の虚脱感に浸り、ぐたりとなった僕の裸身が、大量の精液で覆われてしまっているのだ。
「アアア…」
かすれた声を上げながら、僕は舌を伸ばして顔についた翔の精液を舐めた。
あの肉太の生殖器官から放たれた体液は、ミルクというより、ゼリーにそっくりだった。
あまりに中身が濃いからだろうか。
ところどころに、寒天状の固形物が混じっているのだ。
舌先にひりつくような痺れを感じ、僕はうっとりと至福の境地に誘い込まれていく。
翔の濃厚なミルクゼリーは、最初こそ少し苦く感じるものの、慣れてくると、とてもうまい。
豆乳のようにコクがあり、すごく滋養に富んでいる気がする。
「お、おい、しい…」
鎖骨のあたりには翔の精液、へその穴には自分の出した精液を水たまりみたいに溜め、陶然とした声で僕は鳴く。
股間から伸びたペニスは少し柔らかくなり、正中線に沿って下腹の上に裏側を見せて横たわっている。
「どうしましょう。こんなに汚れては、家に連れて帰れませんわ」
精液にまみれた僕を見下ろして、ため息混じりに姉さんが言う。
「お夕飯の時間が近いので、そろそろお暇しないと両親が心配するのですが…」
「そうですか。それは残念ですね。ですが、奴隷ごときにそう簡単にお風呂を使わせるのは業腹です」
「シャワーもダメですよね」
「ええ。僕らがその気になった時以外は。例えば、性的な道具としてノズルを使うとか」
「シャワーのノズルを、性的な道具に…?」
瞬間、姉さんがポッと頬を染めたのは、自分の入浴時の痴態を思い出したからだろうか。
姉さんの入浴時間は長い。
中で自慰に耽っている可能性はかなり高い、と僕は踏んでいる。
「そうだ、太郎と花子にやらせましょう」
ふいに翔が妙なことを言った。
「このマンションはうちの持ち物でしてね。ペットを飼うのも自由なのですよ」
精液特有の、栗の花の香りに似た、あの匂いである。
匂いの発生源は、むろん、僕だった。
射精後の虚脱感に浸り、ぐたりとなった僕の裸身が、大量の精液で覆われてしまっているのだ。
「アアア…」
かすれた声を上げながら、僕は舌を伸ばして顔についた翔の精液を舐めた。
あの肉太の生殖器官から放たれた体液は、ミルクというより、ゼリーにそっくりだった。
あまりに中身が濃いからだろうか。
ところどころに、寒天状の固形物が混じっているのだ。
舌先にひりつくような痺れを感じ、僕はうっとりと至福の境地に誘い込まれていく。
翔の濃厚なミルクゼリーは、最初こそ少し苦く感じるものの、慣れてくると、とてもうまい。
豆乳のようにコクがあり、すごく滋養に富んでいる気がする。
「お、おい、しい…」
鎖骨のあたりには翔の精液、へその穴には自分の出した精液を水たまりみたいに溜め、陶然とした声で僕は鳴く。
股間から伸びたペニスは少し柔らかくなり、正中線に沿って下腹の上に裏側を見せて横たわっている。
「どうしましょう。こんなに汚れては、家に連れて帰れませんわ」
精液にまみれた僕を見下ろして、ため息混じりに姉さんが言う。
「お夕飯の時間が近いので、そろそろお暇しないと両親が心配するのですが…」
「そうですか。それは残念ですね。ですが、奴隷ごときにそう簡単にお風呂を使わせるのは業腹です」
「シャワーもダメですよね」
「ええ。僕らがその気になった時以外は。例えば、性的な道具としてノズルを使うとか」
「シャワーのノズルを、性的な道具に…?」
瞬間、姉さんがポッと頬を染めたのは、自分の入浴時の痴態を思い出したからだろうか。
姉さんの入浴時間は長い。
中で自慰に耽っている可能性はかなり高い、と僕は踏んでいる。
「そうだ、太郎と花子にやらせましょう」
ふいに翔が妙なことを言った。
「このマンションはうちの持ち物でしてね。ペットを飼うのも自由なのですよ」
0
お気に入りに追加
281
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ずっと女の子になりたかった 男の娘の私
ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。
ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。
そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
男子中学生から女子校生になった僕
葵
大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。
普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。
強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる