淫美な虜囚

ヤミイ

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69 発情少年極刑②

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 言葉と同時に、つるりとした熱いものが、斜め下から僕の唇を割った。

 眼を開くと、綺麗な薔薇色に充血したカメ類の頭部状の器官が、三分の一ほど、口の端にめり込んでいた。

「ぐふ」

 僕はくぐもった声を上げ、その熱を発する物体を濡れた唇の裏で包んだ。

 恐る恐る舌を出し、裏側を舐めてみる。

 微妙に味蕾を刺すような感触に、一瞬、舌先を引っ込めそうになった。

 が、この酸味はカウパー腺液特有の味だということを思い出し、我慢して舐め続けることにした。

 翔の亀頭は大型のマッシュルームのような形をしていて、頬張ると、口の中がいっぱいになるほどだった。

 その楕円形をした肉厚の部位を頬の内側で挟み込み、ゆっくりとすぼめたりふくらませたりを繰り返す。

 そうしながら、マッシュルームの傘の下に舌を絡めて、ずるっと舐め上げてやる。

 かすかにうめき声が聞こえた気がして、薄目を開け、上目遣いに翔を見た。

 翔は眉間に縦皺を寄せ、まるで苦痛に耐えるかのように、彫りの深い顔をしかめている。

 が、彼の感じているのが苦痛ではなく、快感であることは、僕の口の中の肉棒の変化からも明らかだった。

 ただでさえ太いのに、直径がむくむく増したかと思うと、マッシュルームの先から苦い汁がにじみ出てきたのだ。

 やった!

 僕は、心の中で、快哉を叫ばずにはいられなかった。

 興奮による、新たなカウパー腺液の分泌だ。

 翔が、僕の口淫に感じている証拠である。

 この調子なら、ひょっとすると、と思わずにはいられない。

 僕のフェラチオで、ご主人様気取りの翔を屈服させることができるかもしれないのだ。

「う、うまいぞ…」

 声に出して言いながら、翔が腰を突き出してくる。

「初心者にしては、なかなか達者なおフェラじゃないか」

 チュパチュパわざと音を立てて吸っていると、翔に髪の毛を掴まれた。

「そうだ、もっと、もっと、烈しく、強く、喉の奥まで…」

 僕は、横目で壁一面の鏡を見た。

 映っているのは、四つん這いになった僕と、その僕の顔を脱毛した陰部に押しつけ、淫蕩に呻く全裸の美青年。

 そして、僕の股間から後ろに捻った勃起ペニスを、今しも咥えようとしているセクシー衣装の姉さんだ。

 このまま、逝かせてやるー。

 思った瞬間、ペニスの先に何とも言えぬ官能的な感触を覚え、僕はぴきっと手足を突っ張り、フリーズした。



 
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