淫美な虜囚

ヤミイ

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58 M男への道⑪

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 翔が僕の両の太腿をつかみ、両脚をいっぱいに広げた。

 露出する股間からそびえ立つ肉棒は、姉さんの華奢な手に握られたままだ。

「ほうら! ワン、ツー、スリー!」

 号令とともに、

 ずんっ!

 翔の腰が跳ね上がり、僕の中の敏感な”しこり”に、カチコチの槍の穂先が食い込んだ。

 グサッ。

 その刹那、姉さんの手が動いた。

 手のひらで押し込まれ、プラグのハート形の取っ手が尿道口を塞いだ。

 瞬間ー。

 下半身で壮絶な爆発が起こり、

「だはあっ!」

 僕は四肢を広げて硬直した。

「あはあっ! ああうううっ! あああああアアアアアアッ!」

 めくるめく快感が背筋を駆け上がり、脳内で誘爆する。

 目の前が真っ白になり、ぴんと伸びた指先がぶるぶる震えて止まらない。

「ああ! 何か、出てきました!」

 僕のペニスを握ったまま、姉さんが頓狂な声で叫ぶ。

 尿道プラグの突き刺さった亀頭の先。

 そのウーパールーパーの口みたいな尿道口とプラグの接合部から、白いミルクが溢れ出している。

「巧君の、精液、です。隙間から、洩れるほど、溜まっていた、のですね」

 ガチ勃起肉棒で僕のアナルを突き上げ、前立腺壁を亀頭の先っぽでこね回しながら、翔が途切れ途切れに言う。

「こ、これが、精液?」

 姉さんが、不思議なものを見るように、ミルクを滲ませる僕のズル剥け亀頭に鼻先を近づけた。

「初めてですか? 本物の精液を見るのは?」

 波状的に襲い来る快感に、壊れた人形のように翻弄される僕を情け容赦なく犯しながら、翔が姉さんに訊く。

「え、ええ…。ここ白い液体の中に、巧の分身が、何億も…?」

「その通りです。それはいわば、巧君の命のエキスみたいなもの。どうです? よければ、少し、飲んでみませんか? この機会に、愛する弟の新鮮なスペルマを」

 
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