淫美な虜囚

ヤミイ

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30 調教⑲

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 翔が僕を抱き起こした。

 背後に回ると、胡坐をかき、僕を抱え上げて軽々と膝の上に載せた。

「ごめんなさい…」

 うなだれてつぶやいた時、翔の手が顎にかかり、顏を上向きにされた。

 有無を言わさず、唇を押し当てられた。

 唇で僕の唇を割ると、翔は僕の口の中に溜めていた僕の精液を流し込んできた。

 青臭い匂いと苦い味が口の中に広がり、僕は危うくむせそうになった。

 が、翔は飲めと言わんばかりに注入を続けてくる。

 自分の精液で満たされた口の中で、翔の舌が僕の舌を求め、絡みついてきた。

 精液まみれのディープ・キスが始まった。

 翔が僕の腰を浮かし、位置を調節する。

 カチコチに尖った翔の逞しいペニスが尻に当たるのが感じられた。

 僕は自分から尻を上げ、翔の肉棒を受け入れにかかった。

 アナルセックスに対してまだ恐怖心は残っていたけど、済まない気持ちの方が先に立った。

 せっかくのシックスナインを、僕だけ先に逝って、台無しにしてしまったのだ。

 翔の反り返った肉棒の先が僕のアナルをとらえた。

 みしっという音がして、太い亀頭が僕の菊門の括約筋を無理やり押し広げにかかった。

 ずぶっ。

 入ってきた。

 硬く、熱いモノが。

 翔が背後から両手を回し、射精したばかりの僕のペニスをつかんできた。

「まだシックスナインは早かったな。やはり、仮性包茎を矯正しておかないと、同時にオルガスムスに達するのは難しいみたいだ」

「ごめん…なさい」

 僕は切れ切れに言った。

 翔の挿入に、あろうことか、ペニスがまた反応し始めていた。

「なに、あやまることはない。ほら、おまえの取り柄はこの感度のよさだ。ほら、もう硬くなってきてるじゃないか。しかも、素晴らしいことに、おまえの”これ”は、少女みたいに華奢な躰の割に、醜いほど大きくて逞しい」

 翔の言う通りだった。

 僕は座ったままの翔に貫かれ、またしても黒光りするペニスを、メキメキと膨張させ始めていた。

 身長160センチの僕のやせっぽちの躰に不似合いな、父親のそれをもしのぐほど、長くて太い醜悪な男根を…。
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