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こんなつもりでは……Ⅲ
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リッキー様は私へと腕を伸ばして差し出します。
「ローラおねえちゃーん。抱っこー」
もう一度おねだりされました。上目遣いで一途に私を見つめる瞳がかわいくて、せいっぱい伸ばす手が愛おしく思えて、手を差し出しリッキー様を抱きしめようとしました。
そのとき、私の目に入ったのは王太子妃殿下の姿。
あっ……
そうです。私は母親ではありません。母親は王太子妃殿下です。すぐそばにいらっしゃるのに、その方を差し置いてでしゃばるわけにはいかないでしょう。すんでのところで私は差し出した手を止めました。
「フローラちゃん、リチャードを抱っこしてあげて」
私の気持ちを察してくださったのか、王太子妃殿下の思いやりに溢れた優しい声が聞こえます。
いいのでしょうか?
「リチャードは、ローラおねえちゃんが大好きなのね」
「うん。母上の次に大好きー」
リッキー様は無邪気に微笑んで王太子妃殿下に笑顔を向けました。
「ふふっ。わたくしもリチャードが大好きよ」
王太子妃殿下は嬉しそうに微笑んで目を細めます。
リッキー様、母性本能をくすぐる言葉をさらっと口にできるなんて、母親の心の機微を悟っていらっしゃいます。
それに子供にとって母親が一番ですものね。
私はリッキー様を抱き上げると、向かい合わせに抱っこしました。ふくふくとした柔らかい体と子供特有のほんのり甘い匂いがとても心地よくて、ギュッと抱きしめました。
王太子妃殿下は私の隣に座るとリッキー様の背中を撫でています。リッキー様を介して穏やかで満ち足りた空間が快くて、微睡みそうになると
「ニャン、ニャン、ニャー」
私の方を見て何事か訴えているようです。リッキー様が起きた拍子に転げ落ちて目を覚ましたマロンは毛づくろいをしていました。今まで無視されていたから寂しくなったのかしら?
「ニャーン」
「マロン、おいで」
抱っこは出来ないけれど、そばに寄せることはできるので私は手招きしました。すると、やっとかまってもらえるのが嬉しいのか手のひらをスリスリして、体にぴったりとくっついてきました。
マロンが満足げにゴロゴロと喉を鳴らして満足そうに隣に座ったので、フワフワとした頭を撫でてあげます。
「メルヘンの世界ね。それとも妖精の世界かしら」
ディアナのうっとりとした声が聞こえました。
メルヘン? 妖精?
私はリッキー様と王太子妃殿下それからマロンを見つめました。その通りかもしれません。見目麗しきお二方と美子猫。この世のものではないと思っても過言ではありませんものね。絵画に残してほしいくらいです。私もものすごく美化して描いて頂いたらその一員になれるかしら?
パンッパンッ
夢の世界に浸っていたら手をたたく小気味のいい音が聞こえて、一気に現実へと引き戻されました。
「さあ、続きは部屋に戻ってからにしましょう」
王妃陛下の声が高らかに響きます。
「そうね。レイニーに早く出て行けと言われたんだったわ。帰りましょう」
ディアナ。ちょっと嫌味が入っていますよ。
レイ様は青筋を立てて苦虫を嚙み潰したような顔をしています。よほどご迷惑だったのでしょう。私も早くお暇しなくては。
「リッキー様、マロン。帰りますよ」
声をかけて、リッキー様を膝から下ろしました。
「もう、終わり?」
リッキー様はちょっと不満そうに口を尖らせましたが、王太子妃殿下が何事か耳打ちをされたら納得されたようです。私たちは帰る準備をします。
「ねえ、フローラ、今夜、私の部屋に泊まらない?」
「泊まる?」
「そう、王宮にわたしの部屋があるのは知っているでしょう。もともと泊まる予定だったから、ちょうどいいわ」
ディアナの突然の提案に面食らった顔をしてしまいました。
ちょうどいいって、ディアナは何を急に言っているのでしょう。場所は王宮ですし、王族とほぼ同等な立場のディアナといえども、そんなわがままは通らないのでは、準備だってあるでしょうし。よしんば泊まることが叶ったとしても、それは何週間か何カ月か前から申請しておかなければならない事案では?
さすがに許しはでないでしょう。
「あら、いいわね。フローラちゃん、遠慮せずに泊まりなさい。ゆっくりしていくといいわ」
王妃陛下が名案とばかりにあっさりと許可を下さいました。あっさりしすぎて拍子抜けしました。
本当は有難くお受けしなければいけないことなのかもしれないけど。
「でもディアナ。両親が待っているし、何も言っていないし」
王妃陛下に直談判なんて到底無理ですから、ここはディアナが頼みの綱です。
「それね、大丈夫よ。ちゃんと使いをよこして、泊まる旨を伝えるから心配しなくてもいいわよ」
「でも、あの、着替えとかも持ってきてないので、無理ではないかしら?」
泊まる予定などなかったので、何も準備してきません。下着類もドレスも化粧道具もありませんしね。
恐れ多くて、心の準備もできなくて断る口実をつらつらと並べてみましたが、
「お泊り道具なんて一式揃っているし、ドレスも用意できるわよ。袖を通していないのが何着かあるからそれを着たらいいわ」
すべて論破されてしまいました。
これ以上、断る口実は見つかりません。研究がといったとしても、その時間に合わせて帰すと言われればそれまでですよね。
はあ、どうしてこうなったのでしょう。
「ローラおねえちゃーん。抱っこー」
もう一度おねだりされました。上目遣いで一途に私を見つめる瞳がかわいくて、せいっぱい伸ばす手が愛おしく思えて、手を差し出しリッキー様を抱きしめようとしました。
そのとき、私の目に入ったのは王太子妃殿下の姿。
あっ……
そうです。私は母親ではありません。母親は王太子妃殿下です。すぐそばにいらっしゃるのに、その方を差し置いてでしゃばるわけにはいかないでしょう。すんでのところで私は差し出した手を止めました。
「フローラちゃん、リチャードを抱っこしてあげて」
私の気持ちを察してくださったのか、王太子妃殿下の思いやりに溢れた優しい声が聞こえます。
いいのでしょうか?
「リチャードは、ローラおねえちゃんが大好きなのね」
「うん。母上の次に大好きー」
リッキー様は無邪気に微笑んで王太子妃殿下に笑顔を向けました。
「ふふっ。わたくしもリチャードが大好きよ」
王太子妃殿下は嬉しそうに微笑んで目を細めます。
リッキー様、母性本能をくすぐる言葉をさらっと口にできるなんて、母親の心の機微を悟っていらっしゃいます。
それに子供にとって母親が一番ですものね。
私はリッキー様を抱き上げると、向かい合わせに抱っこしました。ふくふくとした柔らかい体と子供特有のほんのり甘い匂いがとても心地よくて、ギュッと抱きしめました。
王太子妃殿下は私の隣に座るとリッキー様の背中を撫でています。リッキー様を介して穏やかで満ち足りた空間が快くて、微睡みそうになると
「ニャン、ニャン、ニャー」
私の方を見て何事か訴えているようです。リッキー様が起きた拍子に転げ落ちて目を覚ましたマロンは毛づくろいをしていました。今まで無視されていたから寂しくなったのかしら?
「ニャーン」
「マロン、おいで」
抱っこは出来ないけれど、そばに寄せることはできるので私は手招きしました。すると、やっとかまってもらえるのが嬉しいのか手のひらをスリスリして、体にぴったりとくっついてきました。
マロンが満足げにゴロゴロと喉を鳴らして満足そうに隣に座ったので、フワフワとした頭を撫でてあげます。
「メルヘンの世界ね。それとも妖精の世界かしら」
ディアナのうっとりとした声が聞こえました。
メルヘン? 妖精?
私はリッキー様と王太子妃殿下それからマロンを見つめました。その通りかもしれません。見目麗しきお二方と美子猫。この世のものではないと思っても過言ではありませんものね。絵画に残してほしいくらいです。私もものすごく美化して描いて頂いたらその一員になれるかしら?
パンッパンッ
夢の世界に浸っていたら手をたたく小気味のいい音が聞こえて、一気に現実へと引き戻されました。
「さあ、続きは部屋に戻ってからにしましょう」
王妃陛下の声が高らかに響きます。
「そうね。レイニーに早く出て行けと言われたんだったわ。帰りましょう」
ディアナ。ちょっと嫌味が入っていますよ。
レイ様は青筋を立てて苦虫を嚙み潰したような顔をしています。よほどご迷惑だったのでしょう。私も早くお暇しなくては。
「リッキー様、マロン。帰りますよ」
声をかけて、リッキー様を膝から下ろしました。
「もう、終わり?」
リッキー様はちょっと不満そうに口を尖らせましたが、王太子妃殿下が何事か耳打ちをされたら納得されたようです。私たちは帰る準備をします。
「ねえ、フローラ、今夜、私の部屋に泊まらない?」
「泊まる?」
「そう、王宮にわたしの部屋があるのは知っているでしょう。もともと泊まる予定だったから、ちょうどいいわ」
ディアナの突然の提案に面食らった顔をしてしまいました。
ちょうどいいって、ディアナは何を急に言っているのでしょう。場所は王宮ですし、王族とほぼ同等な立場のディアナといえども、そんなわがままは通らないのでは、準備だってあるでしょうし。よしんば泊まることが叶ったとしても、それは何週間か何カ月か前から申請しておかなければならない事案では?
さすがに許しはでないでしょう。
「あら、いいわね。フローラちゃん、遠慮せずに泊まりなさい。ゆっくりしていくといいわ」
王妃陛下が名案とばかりにあっさりと許可を下さいました。あっさりしすぎて拍子抜けしました。
本当は有難くお受けしなければいけないことなのかもしれないけど。
「でもディアナ。両親が待っているし、何も言っていないし」
王妃陛下に直談判なんて到底無理ですから、ここはディアナが頼みの綱です。
「それね、大丈夫よ。ちゃんと使いをよこして、泊まる旨を伝えるから心配しなくてもいいわよ」
「でも、あの、着替えとかも持ってきてないので、無理ではないかしら?」
泊まる予定などなかったので、何も準備してきません。下着類もドレスも化粧道具もありませんしね。
恐れ多くて、心の準備もできなくて断る口実をつらつらと並べてみましたが、
「お泊り道具なんて一式揃っているし、ドレスも用意できるわよ。袖を通していないのが何着かあるからそれを着たらいいわ」
すべて論破されてしまいました。
これ以上、断る口実は見つかりません。研究がといったとしても、その時間に合わせて帰すと言われればそれまでですよね。
はあ、どうしてこうなったのでしょう。
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