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こんなつもりでは……Ⅱ
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「もう帰れだなんて、横暴な言い方ね。やっとフローラに会えたところなのに。それにここに呼び出したのはレイニーでしょう?」
ディアナは苛立ちの籠ったレイ様の態度にもどこ吹く風といった澄ました顔で言葉を返すと、紅茶カップを手に取りました。一人優雅に紅茶を堪能しています。
「エルザ、誰がお茶を出せと言った」
ディアナの態度が気に入らなかったのか、なぜだかどうしてだかエルザに怒りが向けられていました。
「申し訳ございません」
エルザは小さくなって体を折りたたむように深く曲げて謝まっています。
来客があればお茶を出すのは当たり前ですから、使用人としておかしな行動ではありません。先ほどだって先生とお茶を頂きましたが、咎められることはありませんでした。
先ほどと今では何が違うのでしょうか?
「あの……レイ様? もう少し冷静になってくださいませ」
ほかの侍女たちも怯えています。
「ああ、ごめん。ローラが気にすることはないんだ。こちらの問題だから」
私には優しい顔を向けてくれたのですが、ディアナには厳しい顔をしています。
「もう、ここはお茶さえゆっくり飲めないのね。この殺伐とした空気どうにかならないの? あなたたちも大変ねえ」
ディアナは同情を含んだ瞳でエルザたちにそっと視線を送ります。答えに困った彼女たちは微妙な顔をしていました。頷くことも左右に首を振ることも難しいでしょうから、時には無になることも必要でしょう。使用人も不快な感情を出すことは良しとはされませんからね。
「お前たちが出て行けば平和になるさ」
「はあ……わかったわ。すぐに出て行くわよ。さっ、フローラ帰りましょう」
さすがにカチンときたのか、ディアナは手にしていたカップをソーサーに戻すと立ち上がりました。
そうですね。ずいぶんとお邪魔をしてしまいました。レイ様もお忙しいでしょうにご迷惑をかけてしまいました。
「そうね、ディアナ」
リッキー様を起こすか、どなたに連れて行ってもらうか。どうしようか考えていると
「ローラは関係ない。ここにいればいい」
レイ様の言葉に一瞬動きが止まりました。私もそろそろ帰らせてもらいたいのですが……この気まずい雰囲気の中ずっと居続ける度胸もありませんし、本来ならこの時間は自邸で寛いでいる頃だと思うのですが。
「まあ。何を言ってるの、この子」
どうお断りしようかと悩んでいたら、突然空を引き裂くように呆れた声が部屋中に響き渡りました。
威厳ある空気を纏って颯爽と部屋に入ってきた王妃陛下は私達の前に立ちました。王太子妃殿下は後ろに控えています。
「フローラちゃんはわたくしが招待したお客様ですよ。レイニー、あなたには何の関係もないわ。それなのに勝手に会場から連れ去っておいてその言い草は何ですか」
今度は王妃陛下が腰に手を当て怒っていらっしゃいます。
厳密にいえば会場外だったのですけれど、と言ってもよけいなことだと言われそうです。何が何だか分からなくなりました。どうしましょう。
「だから、さっきも言いましたよね。マロンを助けるために怪我をしたかもしれないローラの足の治療をするために連れてきたんだと」
「はい。それは聞きました」
えっ、えっ……えー。
あの、あの。
木に登ったこととか話しちゃったんですね。王妃陛下方だけではなく、護衛の方たちも聞いてしまったのですよね。恥ずかしい醜態を皆さんに聞かれたなんて、今度は深い深い穴を掘って中に入りたい気持ちです。できれば冬眠したいくらいです。
「それで、治療も終わったのでしょう? だったら、連れて帰ります」
「このあとは俺が責任をもって帰しますから、それでいいでしょう」
「まあ、そんな理屈は通りませんよ。招待客の責任はわたくしにありますからね。そんな勝手は許されませんからね。そんなに離れたくないのなら自分で招待状を出すことね」
私が恥ずかしさで見悶えている間に、さらに親子の間にブリザードが吹き荒れていました。
どうしてこうなったのでしょう? んん? 招待状? 何のことでしょう?
所々しか聞こえませんでしたが、たぶん私が原因ですよね? 私はいない方がいいのでは?
王妃陛下とレイ様の間にバチバチと火花が散っています。怖いです。
ディアナと王太子妃殿下は黙ったまま表情を変えることなく、事の成り行きを窺っているだけで、間に入って仲介する気はなさそうです。完全に静観を決め込んでいるようで動きがありません。
私は成すすべもなくオロオロとしていると、微かに声が聞こえました。
「ううーん」
目をこすりながらリッキー様が体を起こしました。
この騒ぎで起きちゃったみたいですね。
みんなの顔が一斉にリッキー様に向きました。そのおかげで吹き荒れていたブリザードが止みました。
よかったー。リッキー様、ナイスタイミングです。このまま風向きが変わるといいのですけれど。
「あっ、はは……うえ?」
リッキー様がこすっていた目を開くと輝くような瞳で王太子妃殿下を見つめました。
「リチャード。起きたのね」
リッキー様のところへ駆け寄って跪き顔を覗き込んだ王太子妃殿下の顔が綻びます。親子の微笑ましい光景にほっと胸を撫でおろしました。
「あれっ、ローラおねえちゃんは?」
リッキー様は私を思い出したのかキョロキョロと辺りを見回します。私は後ろにいますから、そこまで気が回らないのでしょう。
「私はここですよ。後ろです」
声をかけるとバッと後ろを振り向いて私を認めると満面の笑顔になりました。天使の笑顔です。私の心にほんわかとした明かりが灯りました。今の私が求めていた癒しです。
「ローラおねえちゃん、抱っこー」
甘えたようなかわいい天使の声が耳をくすぐりました。
ディアナは苛立ちの籠ったレイ様の態度にもどこ吹く風といった澄ました顔で言葉を返すと、紅茶カップを手に取りました。一人優雅に紅茶を堪能しています。
「エルザ、誰がお茶を出せと言った」
ディアナの態度が気に入らなかったのか、なぜだかどうしてだかエルザに怒りが向けられていました。
「申し訳ございません」
エルザは小さくなって体を折りたたむように深く曲げて謝まっています。
来客があればお茶を出すのは当たり前ですから、使用人としておかしな行動ではありません。先ほどだって先生とお茶を頂きましたが、咎められることはありませんでした。
先ほどと今では何が違うのでしょうか?
「あの……レイ様? もう少し冷静になってくださいませ」
ほかの侍女たちも怯えています。
「ああ、ごめん。ローラが気にすることはないんだ。こちらの問題だから」
私には優しい顔を向けてくれたのですが、ディアナには厳しい顔をしています。
「もう、ここはお茶さえゆっくり飲めないのね。この殺伐とした空気どうにかならないの? あなたたちも大変ねえ」
ディアナは同情を含んだ瞳でエルザたちにそっと視線を送ります。答えに困った彼女たちは微妙な顔をしていました。頷くことも左右に首を振ることも難しいでしょうから、時には無になることも必要でしょう。使用人も不快な感情を出すことは良しとはされませんからね。
「お前たちが出て行けば平和になるさ」
「はあ……わかったわ。すぐに出て行くわよ。さっ、フローラ帰りましょう」
さすがにカチンときたのか、ディアナは手にしていたカップをソーサーに戻すと立ち上がりました。
そうですね。ずいぶんとお邪魔をしてしまいました。レイ様もお忙しいでしょうにご迷惑をかけてしまいました。
「そうね、ディアナ」
リッキー様を起こすか、どなたに連れて行ってもらうか。どうしようか考えていると
「ローラは関係ない。ここにいればいい」
レイ様の言葉に一瞬動きが止まりました。私もそろそろ帰らせてもらいたいのですが……この気まずい雰囲気の中ずっと居続ける度胸もありませんし、本来ならこの時間は自邸で寛いでいる頃だと思うのですが。
「まあ。何を言ってるの、この子」
どうお断りしようかと悩んでいたら、突然空を引き裂くように呆れた声が部屋中に響き渡りました。
威厳ある空気を纏って颯爽と部屋に入ってきた王妃陛下は私達の前に立ちました。王太子妃殿下は後ろに控えています。
「フローラちゃんはわたくしが招待したお客様ですよ。レイニー、あなたには何の関係もないわ。それなのに勝手に会場から連れ去っておいてその言い草は何ですか」
今度は王妃陛下が腰に手を当て怒っていらっしゃいます。
厳密にいえば会場外だったのですけれど、と言ってもよけいなことだと言われそうです。何が何だか分からなくなりました。どうしましょう。
「だから、さっきも言いましたよね。マロンを助けるために怪我をしたかもしれないローラの足の治療をするために連れてきたんだと」
「はい。それは聞きました」
えっ、えっ……えー。
あの、あの。
木に登ったこととか話しちゃったんですね。王妃陛下方だけではなく、護衛の方たちも聞いてしまったのですよね。恥ずかしい醜態を皆さんに聞かれたなんて、今度は深い深い穴を掘って中に入りたい気持ちです。できれば冬眠したいくらいです。
「それで、治療も終わったのでしょう? だったら、連れて帰ります」
「このあとは俺が責任をもって帰しますから、それでいいでしょう」
「まあ、そんな理屈は通りませんよ。招待客の責任はわたくしにありますからね。そんな勝手は許されませんからね。そんなに離れたくないのなら自分で招待状を出すことね」
私が恥ずかしさで見悶えている間に、さらに親子の間にブリザードが吹き荒れていました。
どうしてこうなったのでしょう? んん? 招待状? 何のことでしょう?
所々しか聞こえませんでしたが、たぶん私が原因ですよね? 私はいない方がいいのでは?
王妃陛下とレイ様の間にバチバチと火花が散っています。怖いです。
ディアナと王太子妃殿下は黙ったまま表情を変えることなく、事の成り行きを窺っているだけで、間に入って仲介する気はなさそうです。完全に静観を決め込んでいるようで動きがありません。
私は成すすべもなくオロオロとしていると、微かに声が聞こえました。
「ううーん」
目をこすりながらリッキー様が体を起こしました。
この騒ぎで起きちゃったみたいですね。
みんなの顔が一斉にリッキー様に向きました。そのおかげで吹き荒れていたブリザードが止みました。
よかったー。リッキー様、ナイスタイミングです。このまま風向きが変わるといいのですけれど。
「あっ、はは……うえ?」
リッキー様がこすっていた目を開くと輝くような瞳で王太子妃殿下を見つめました。
「リチャード。起きたのね」
リッキー様のところへ駆け寄って跪き顔を覗き込んだ王太子妃殿下の顔が綻びます。親子の微笑ましい光景にほっと胸を撫でおろしました。
「あれっ、ローラおねえちゃんは?」
リッキー様は私を思い出したのかキョロキョロと辺りを見回します。私は後ろにいますから、そこまで気が回らないのでしょう。
「私はここですよ。後ろです」
声をかけるとバッと後ろを振り向いて私を認めると満面の笑顔になりました。天使の笑顔です。私の心にほんわかとした明かりが灯りました。今の私が求めていた癒しです。
「ローラおねえちゃん、抱っこー」
甘えたようなかわいい天使の声が耳をくすぐりました。
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