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#2 砦の七掌陣Part2(ゲーム)
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果地繁風 vs 砦
TURN1
(繁風のターン)
繁風の残存行動値:2
「先攻はもらう。
【壮快な剣士 ソニック】を召喚」
【壮快な剣士 ソニック】(前線)
打撃部類 固有行動値1 打撃攻撃力700
効果なし
(真面目な性格で、潔い戦い方を好む剣士)
「ターン終了」
手札(残存行動値)
繁風:4枚(1)
砦:5枚(0)
TURN2
(砦のターン)
砦の残存行動値:2
「俺のターン。
現れろ。【立ち塞がるゴーレム】」
【立ち塞がるゴーレム】(前線)
魔法部類 固有行動値2 魔法攻撃力1500
魔法効果:このモンスターは召喚ターンに攻撃できない。
(一度立ち塞がると数週間は動かない。じっとしているのが得意な岩)
巨大な岩が立ち塞がる。
「固有行動値2で攻撃力1500だと?」
「だが、このモンスターは召喚ターンに攻撃できない。
俺は待つのは得意なんでね。
のんびりやらせてもらうさ。
ターン終了」
手札(残存行動値)
繁風:4枚(1)
砦:4枚(0)
TURN3
(繁風のターン)
繁風の残存行動値:4
「俺のターン。
(あの壁を越えるには…)
【衛兵盾】を召喚」
【衛兵盾】(後陣)
打撃部類 固有行動値1 打撃攻撃力300
打撃効果:???
(攻撃に参加せず、守備に徹することを信念にしている)
盾を持った戦士が召喚される。
「さらに、増援カード【始原の型】」
**********
<増援カード>
増援カードは、モンスターの強化等、様々な効果を持つ水色のカード。
自分ターンにしか発動できないが、残存行動値を消費せずに発動できる利点がある。
**********
「【始原の型】の効果で、効果を持たない【ソニック】は、このターン勝敗判定を行わずにモンスターを破壊できる」
【始原の型】
増援カード
発動条件:自分の場に効果を持たないモンスターが1体以上いる場合。
効果:このターン、それらのモンスターが戦闘する場合、勝敗判定を行わず、効果により相手モンスターを破壊する。
「(これなら攻撃力の低い奴のモンスターでも、俺のモンスターを破壊できる)」
「バトル。
【壮快な剣士 ソニック】で、【立ち塞がるゴーレム】を攻撃」
【壮快な剣士 ソニック】打撃攻撃力700(前線)
vs
【立ち塞がるゴーレム】魔法攻撃力1500(前線)
【ソニック】が【ゴーレム】を叩く。
【立ち塞がるゴーレム】が粉々に破壊される。
「だが、これは効果による破壊。
俺へのダメージはない」
「ターン終了」
手札(残存行動値)
繁風:3枚(3)
砦:4枚(0)
TURN4
(砦のターン)
砦の残存行動値:4
「俺のターン。
俺も増援カードを使わせてもらおう。
【遅れてきた一矢】」
矢が放たれ、繁風に刺さる。
「うっ…」
繁風の累積ダメージ:1000(0+1000)
「1ターン前に攻撃していない場合、相手に1000ダメージを与える」
【遅れてきた一矢】
増援カード
発動条件:1ターン前の自分ターンに攻撃をしていない場合。
効果:相手に1000ダメージを与える。
「(奴のデッキは、攻撃に時間がかかるデメリットをカバーできる構築になっているのか…)」
「さらに、【耐え得るゴーレム】を召喚」
【耐え得るゴーレム】(前線)
魔法部類 固有行動値2 魔法攻撃力1100
魔法効果:自分モンスターの攻撃が無効になったターンの終了時に発動。
攻撃力が800上がる。
(攻撃に耐えるだけでなく、受けた技を分析して反撃する知恵も持つ)
「【耐え得るゴーレム】で【ソニック】に攻撃!」
【耐え得るゴーレム】の手が【ソニック】に向かう。
「【衛兵盾】の効果。
攻撃してきたモンスターの固有行動値が、迎撃モンスターの固有行動値以上の場合、このモンスターを墓地に送って攻撃を無効にする」
【衛兵盾】(後陣)
打撃部類 固有行動値1 打撃攻撃力300
打撃効果:自分モンスターが自身の固有行動値以上の固有行動値を持つモンスターに攻撃された場合、このモンスターを墓地に送って発動可能。
攻撃を無効にできる。
(攻撃に参加せず、守備に徹することを信念にしている)
【衛兵盾】が盾で攻撃を防ぎ、消滅する。
「防がれたか。
だが、【耐え得るゴーレム】の効果。
攻撃が無効になったターンの終わりに、攻撃力が800上がる!」
【耐え得るゴーレム】魔法攻撃力1900(1100+800)(前線)
「攻撃を防いだせいで、さらに不利になったな。
ターン終了」
手札(残存行動値)
繁風:3枚(3)
砦:3枚(2)
TURN5
(繁風のターン)
繁風の残存行動値:6
「俺のターン。
(ここで【リニアー】を召喚しても、俺の累積ダメージが2500以上でない今、効果を使うことはできない。
それならば…)
【シャッフル・ビースト】を召喚」
【シャッフル・ビースト】(後陣)
打撃部類 固有行動値3 打撃攻撃力1400
打撃効果:このモンスターが戦闘する場合、手札から相手モンスターと同じ固有行動値のモンスターを墓地に送って発動可能。
相手モンスターの攻撃力をこのカードと同じ数値にする。
(軽快なリズムを奏でることで敵を困惑させる獣)
「バトル。
【シャッフル・ビースト】で攻撃」
【シャッフル・ビースト】打撃攻撃力1400(後陣)
vs
【耐え得るゴーレム】魔法攻撃力1900(前線)
「攻撃力の低いモンスターで向かってくるとは。
自滅か?」
「いや…。
【シャッフル・ビースト】の効果。
手札の【迅速な剣士 ブーム】を捨て、【耐え得るゴーレム】の攻撃力を【シャッフル・ビースト】の攻撃力と同じにする」
【迅速な剣士 ブーム】固有行動値2
【耐え得るゴーレム】固有行動値2
【シャッフル・ビースト】がドラミングをする。
【耐え得るゴーレム】魔法攻撃力1400(前線)
【シャッフル・ビースト】が【ゴーレム】に噛み付く。
【シャッフル・ビースト】打撃攻撃力1400(後陣)
vs
【耐え得るゴーレム】魔法攻撃力1400(前線)
「攻撃力が同じ場合、勝敗判定は"相打ち"となり、互いのモンスターが破壊される」
両モンスターが破壊される。
「この戦闘で互いのダメージはない。
だが…
増援カード【因縁】。
モンスターが相打ちになったことで、【シャッフル・ビースト】の攻撃力1400分のダメージを受けてもらう」
【因縁】
増援カード
発動条件:
・自分モンスターが勝利した戦闘で、戦闘ダメージが発生しなかった、または、戦闘ダメージが軽減された場合。
・自分モンスターが戦闘で相打ちになった場合。
効果:自分モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
「なっ!」
砦の累積ダメージ:1400(0+1400)
「無駄にモンスターを犠牲にしたわけではないということか…」
「ターン終了」
手札(残存行動値)
繁風:2枚(3)
砦:3枚(2)
TURN6
(砦のターン)
砦の残存行動値:6
「俺のターン。
俺の力に凍りついてもらおうか。
リードカード【避灼山脈】を召喚!」
【避灼山脈】リード(前線)
魔法部類 固有行動値3 魔法攻撃力1800
魔法効果:???
(何ものも、一瞬で凍りつかせることができる魔法の技を持つ山脈。
ヒトにとっては、暑すぎず寒すぎずで住みやすい)
繁風と風瓜の目の前には、冷気を放つ巨大な山がそびえ立っていた。
「【ゴブリン・ヒーター】を召喚」
【ゴブリン・ヒーター】(後陣)
魔法部類 固有行動値1 魔法攻撃力500
魔法効果:???
(焚き火の調整をするのが大好きなゴブリン)
「バトル。
【避灼山脈】で【壮快な剣士 ソニック】を攻撃」
【避灼山脈】魔法攻撃力1800(前線)
vs
【壮快な剣士 ソニック】打撃攻撃力700(前線)
【壮快な剣士 ソニック】は凍りついた。
「うっ…」
繁風の累積ダメージ:2800(1000+1800)
「ターン終了」
「でもこれで、兄ちゃんの【リニアー】の効果が発動できる」
手札(残存行動値)
繁風:2枚(3)
砦:4枚(2)
TURN7
(繁風のターン)
繁風の残存行動値:6
「俺のターン。
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】を召喚」
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】リード(前線)
打撃部類 固有行動値3 打撃攻撃力1800
打撃効果:攻撃時、自分の累積ダメージが2500以上の場合、発動可能。
自分と相手の累積ダメージの差分、その戦闘中のみ相手モンスターの攻撃力を下げる。
(突進を得意技とする白と黒のペガサス。
翼が生えてはいるが、飛ぶことは殆どなく、地面すれすれを滑走することが多い)
「バトル。
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】で攻撃」
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】打撃攻撃力1800(前線)
vs
【避灼山脈】魔法攻撃力1800(前線)
「【リニアー】の効果。
俺の累積ダメージが2500以上ある場合、互いの累積ダメージの差だけ、お前の攻撃力を下げる」
繁風の累積ダメージ:2800
砦の累積ダメージ:1400
その差:1400
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】打撃攻撃力1800(前線)
vs
【避灼山脈】魔法攻撃力400(1800-1400)(前線)
「これで…」
「【避灼山脈】の効果!」
「なに?」
「場のモンスターの攻撃力が下がったことで、俺以外の全てのモンスターの攻撃力を、同じ数値分下げる!」
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】打撃攻撃力400(1800-1400)(前線)
【ゴブリン・ヒーター】魔法攻撃力0(500-1400)(後陣)
【避灼山脈】リード(前線)
魔法部類 固有行動値3 魔法攻撃力1800
魔法効果:互いのターンで、場のモンスターの攻撃力が下げられた場合発動可能。
その数値分、このモンスター以外の全てのモンスターの攻撃力を下げることができる。
(このモンスター自身の効果は、発動条件に含まれない)
(何ものも、一瞬で凍りつかせることができる魔法の技を持つ山脈。
ヒトにとっては、暑すぎず寒すぎずで住みやすい)
【リニアー】の動きが弱まる。
「この寒さでは、もはや立ち向かうこともできまい」
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】打撃攻撃力400(前線)
vs
【避灼山脈】魔法攻撃力400(前線)
「さらに【ゴブリン・ヒーター】の効果。
自分モンスターが迎撃で相手モンスターを破壊した場合、相手に600ダメージを与える」
【ゴブリン・ヒーター】(後陣)
魔法部類 固有行動値1 魔法攻撃力500
魔法効果:自分のモンスターが迎撃で相手モンスターを破壊した場合、発動。
600ダメージを相手に与える。
(焚き火の調整をするのが大好きなゴブリン)
「これで終わりだ」
「要はこの戦闘に勝てば問題ないわけだろ?」
「?」
「増援カード【加速路面】。
モンスターの攻撃力が下がっている場合、その数値分、自分モンスターの攻撃力を上げる」
【加速路面】
増援カード
発動条件:カード効果でモンスターの攻撃力が下がっている場合。
効果:その数値だけ、自分モンスター1体の攻撃力を上げる。
【リニアー】が走る地面に矢印のついた床が現れる。
「お前の攻撃力は【リニアー】の効果で1400下がっている。
したがって…」
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】打撃攻撃力1800(400+1400)(前線)
「!?」
【リニアー】の勢いが強まる。
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】打撃攻撃力1800(前線)
vs
【避灼山脈】魔法攻撃力400(前線)
「乱気走砕!」
【避灼山脈】が崩れる。
「うぅ!」
砦の累積ダメージ:3200(1400+1800)
繁風の勝利。
TURN1
(繁風のターン)
繁風の残存行動値:2
「先攻はもらう。
【壮快な剣士 ソニック】を召喚」
【壮快な剣士 ソニック】(前線)
打撃部類 固有行動値1 打撃攻撃力700
効果なし
(真面目な性格で、潔い戦い方を好む剣士)
「ターン終了」
手札(残存行動値)
繁風:4枚(1)
砦:5枚(0)
TURN2
(砦のターン)
砦の残存行動値:2
「俺のターン。
現れろ。【立ち塞がるゴーレム】」
【立ち塞がるゴーレム】(前線)
魔法部類 固有行動値2 魔法攻撃力1500
魔法効果:このモンスターは召喚ターンに攻撃できない。
(一度立ち塞がると数週間は動かない。じっとしているのが得意な岩)
巨大な岩が立ち塞がる。
「固有行動値2で攻撃力1500だと?」
「だが、このモンスターは召喚ターンに攻撃できない。
俺は待つのは得意なんでね。
のんびりやらせてもらうさ。
ターン終了」
手札(残存行動値)
繁風:4枚(1)
砦:4枚(0)
TURN3
(繁風のターン)
繁風の残存行動値:4
「俺のターン。
(あの壁を越えるには…)
【衛兵盾】を召喚」
【衛兵盾】(後陣)
打撃部類 固有行動値1 打撃攻撃力300
打撃効果:???
(攻撃に参加せず、守備に徹することを信念にしている)
盾を持った戦士が召喚される。
「さらに、増援カード【始原の型】」
**********
<増援カード>
増援カードは、モンスターの強化等、様々な効果を持つ水色のカード。
自分ターンにしか発動できないが、残存行動値を消費せずに発動できる利点がある。
**********
「【始原の型】の効果で、効果を持たない【ソニック】は、このターン勝敗判定を行わずにモンスターを破壊できる」
【始原の型】
増援カード
発動条件:自分の場に効果を持たないモンスターが1体以上いる場合。
効果:このターン、それらのモンスターが戦闘する場合、勝敗判定を行わず、効果により相手モンスターを破壊する。
「(これなら攻撃力の低い奴のモンスターでも、俺のモンスターを破壊できる)」
「バトル。
【壮快な剣士 ソニック】で、【立ち塞がるゴーレム】を攻撃」
【壮快な剣士 ソニック】打撃攻撃力700(前線)
vs
【立ち塞がるゴーレム】魔法攻撃力1500(前線)
【ソニック】が【ゴーレム】を叩く。
【立ち塞がるゴーレム】が粉々に破壊される。
「だが、これは効果による破壊。
俺へのダメージはない」
「ターン終了」
手札(残存行動値)
繁風:3枚(3)
砦:4枚(0)
TURN4
(砦のターン)
砦の残存行動値:4
「俺のターン。
俺も増援カードを使わせてもらおう。
【遅れてきた一矢】」
矢が放たれ、繁風に刺さる。
「うっ…」
繁風の累積ダメージ:1000(0+1000)
「1ターン前に攻撃していない場合、相手に1000ダメージを与える」
【遅れてきた一矢】
増援カード
発動条件:1ターン前の自分ターンに攻撃をしていない場合。
効果:相手に1000ダメージを与える。
「(奴のデッキは、攻撃に時間がかかるデメリットをカバーできる構築になっているのか…)」
「さらに、【耐え得るゴーレム】を召喚」
【耐え得るゴーレム】(前線)
魔法部類 固有行動値2 魔法攻撃力1100
魔法効果:自分モンスターの攻撃が無効になったターンの終了時に発動。
攻撃力が800上がる。
(攻撃に耐えるだけでなく、受けた技を分析して反撃する知恵も持つ)
「【耐え得るゴーレム】で【ソニック】に攻撃!」
【耐え得るゴーレム】の手が【ソニック】に向かう。
「【衛兵盾】の効果。
攻撃してきたモンスターの固有行動値が、迎撃モンスターの固有行動値以上の場合、このモンスターを墓地に送って攻撃を無効にする」
【衛兵盾】(後陣)
打撃部類 固有行動値1 打撃攻撃力300
打撃効果:自分モンスターが自身の固有行動値以上の固有行動値を持つモンスターに攻撃された場合、このモンスターを墓地に送って発動可能。
攻撃を無効にできる。
(攻撃に参加せず、守備に徹することを信念にしている)
【衛兵盾】が盾で攻撃を防ぎ、消滅する。
「防がれたか。
だが、【耐え得るゴーレム】の効果。
攻撃が無効になったターンの終わりに、攻撃力が800上がる!」
【耐え得るゴーレム】魔法攻撃力1900(1100+800)(前線)
「攻撃を防いだせいで、さらに不利になったな。
ターン終了」
手札(残存行動値)
繁風:3枚(3)
砦:3枚(2)
TURN5
(繁風のターン)
繁風の残存行動値:6
「俺のターン。
(ここで【リニアー】を召喚しても、俺の累積ダメージが2500以上でない今、効果を使うことはできない。
それならば…)
【シャッフル・ビースト】を召喚」
【シャッフル・ビースト】(後陣)
打撃部類 固有行動値3 打撃攻撃力1400
打撃効果:このモンスターが戦闘する場合、手札から相手モンスターと同じ固有行動値のモンスターを墓地に送って発動可能。
相手モンスターの攻撃力をこのカードと同じ数値にする。
(軽快なリズムを奏でることで敵を困惑させる獣)
「バトル。
【シャッフル・ビースト】で攻撃」
【シャッフル・ビースト】打撃攻撃力1400(後陣)
vs
【耐え得るゴーレム】魔法攻撃力1900(前線)
「攻撃力の低いモンスターで向かってくるとは。
自滅か?」
「いや…。
【シャッフル・ビースト】の効果。
手札の【迅速な剣士 ブーム】を捨て、【耐え得るゴーレム】の攻撃力を【シャッフル・ビースト】の攻撃力と同じにする」
【迅速な剣士 ブーム】固有行動値2
【耐え得るゴーレム】固有行動値2
【シャッフル・ビースト】がドラミングをする。
【耐え得るゴーレム】魔法攻撃力1400(前線)
【シャッフル・ビースト】が【ゴーレム】に噛み付く。
【シャッフル・ビースト】打撃攻撃力1400(後陣)
vs
【耐え得るゴーレム】魔法攻撃力1400(前線)
「攻撃力が同じ場合、勝敗判定は"相打ち"となり、互いのモンスターが破壊される」
両モンスターが破壊される。
「この戦闘で互いのダメージはない。
だが…
増援カード【因縁】。
モンスターが相打ちになったことで、【シャッフル・ビースト】の攻撃力1400分のダメージを受けてもらう」
【因縁】
増援カード
発動条件:
・自分モンスターが勝利した戦闘で、戦闘ダメージが発生しなかった、または、戦闘ダメージが軽減された場合。
・自分モンスターが戦闘で相打ちになった場合。
効果:自分モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
「なっ!」
砦の累積ダメージ:1400(0+1400)
「無駄にモンスターを犠牲にしたわけではないということか…」
「ターン終了」
手札(残存行動値)
繁風:2枚(3)
砦:3枚(2)
TURN6
(砦のターン)
砦の残存行動値:6
「俺のターン。
俺の力に凍りついてもらおうか。
リードカード【避灼山脈】を召喚!」
【避灼山脈】リード(前線)
魔法部類 固有行動値3 魔法攻撃力1800
魔法効果:???
(何ものも、一瞬で凍りつかせることができる魔法の技を持つ山脈。
ヒトにとっては、暑すぎず寒すぎずで住みやすい)
繁風と風瓜の目の前には、冷気を放つ巨大な山がそびえ立っていた。
「【ゴブリン・ヒーター】を召喚」
【ゴブリン・ヒーター】(後陣)
魔法部類 固有行動値1 魔法攻撃力500
魔法効果:???
(焚き火の調整をするのが大好きなゴブリン)
「バトル。
【避灼山脈】で【壮快な剣士 ソニック】を攻撃」
【避灼山脈】魔法攻撃力1800(前線)
vs
【壮快な剣士 ソニック】打撃攻撃力700(前線)
【壮快な剣士 ソニック】は凍りついた。
「うっ…」
繁風の累積ダメージ:2800(1000+1800)
「ターン終了」
「でもこれで、兄ちゃんの【リニアー】の効果が発動できる」
手札(残存行動値)
繁風:2枚(3)
砦:4枚(2)
TURN7
(繁風のターン)
繁風の残存行動値:6
「俺のターン。
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】を召喚」
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】リード(前線)
打撃部類 固有行動値3 打撃攻撃力1800
打撃効果:攻撃時、自分の累積ダメージが2500以上の場合、発動可能。
自分と相手の累積ダメージの差分、その戦闘中のみ相手モンスターの攻撃力を下げる。
(突進を得意技とする白と黒のペガサス。
翼が生えてはいるが、飛ぶことは殆どなく、地面すれすれを滑走することが多い)
「バトル。
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】で攻撃」
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】打撃攻撃力1800(前線)
vs
【避灼山脈】魔法攻撃力1800(前線)
「【リニアー】の効果。
俺の累積ダメージが2500以上ある場合、互いの累積ダメージの差だけ、お前の攻撃力を下げる」
繁風の累積ダメージ:2800
砦の累積ダメージ:1400
その差:1400
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】打撃攻撃力1800(前線)
vs
【避灼山脈】魔法攻撃力400(1800-1400)(前線)
「これで…」
「【避灼山脈】の効果!」
「なに?」
「場のモンスターの攻撃力が下がったことで、俺以外の全てのモンスターの攻撃力を、同じ数値分下げる!」
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】打撃攻撃力400(1800-1400)(前線)
【ゴブリン・ヒーター】魔法攻撃力0(500-1400)(後陣)
【避灼山脈】リード(前線)
魔法部類 固有行動値3 魔法攻撃力1800
魔法効果:互いのターンで、場のモンスターの攻撃力が下げられた場合発動可能。
その数値分、このモンスター以外の全てのモンスターの攻撃力を下げることができる。
(このモンスター自身の効果は、発動条件に含まれない)
(何ものも、一瞬で凍りつかせることができる魔法の技を持つ山脈。
ヒトにとっては、暑すぎず寒すぎずで住みやすい)
【リニアー】の動きが弱まる。
「この寒さでは、もはや立ち向かうこともできまい」
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】打撃攻撃力400(前線)
vs
【避灼山脈】魔法攻撃力400(前線)
「さらに【ゴブリン・ヒーター】の効果。
自分モンスターが迎撃で相手モンスターを破壊した場合、相手に600ダメージを与える」
【ゴブリン・ヒーター】(後陣)
魔法部類 固有行動値1 魔法攻撃力500
魔法効果:自分のモンスターが迎撃で相手モンスターを破壊した場合、発動。
600ダメージを相手に与える。
(焚き火の調整をするのが大好きなゴブリン)
「これで終わりだ」
「要はこの戦闘に勝てば問題ないわけだろ?」
「?」
「増援カード【加速路面】。
モンスターの攻撃力が下がっている場合、その数値分、自分モンスターの攻撃力を上げる」
【加速路面】
増援カード
発動条件:カード効果でモンスターの攻撃力が下がっている場合。
効果:その数値だけ、自分モンスター1体の攻撃力を上げる。
【リニアー】が走る地面に矢印のついた床が現れる。
「お前の攻撃力は【リニアー】の効果で1400下がっている。
したがって…」
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】打撃攻撃力1800(400+1400)(前線)
「!?」
【リニアー】の勢いが強まる。
【スウィフト・ペガサス・Υ-リニアー】打撃攻撃力1800(前線)
vs
【避灼山脈】魔法攻撃力400(前線)
「乱気走砕!」
【避灼山脈】が崩れる。
「うぅ!」
砦の累積ダメージ:3200(1400+1800)
繁風の勝利。
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※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
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どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
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