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9 同衾

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ベッドに倒れ込んでいるとアルが水を持って来てくれた。お礼言って飲む。その水は意外にも冷えていた。冷蔵庫でも在るんだろうか?

アルが手を出しているのでコップを笑顔で渡す。

呆けていたら部屋の灯りが消えてサイドテーブルのランプだけになる。どうゆう仕掛けだろう?電気が在るのか?周りを見渡すが暗くて判らない。明日調べてみよう。

アルがベッドサイドに来て掛け布団を剥がし、俺に入れとジェスチャーするから疲れたし素直に従う。すると、もっと奥に行けとジェスチャーに不思議に思いながら従うと、アルもベッドに入って来た!

『えっ?何で!?』

「空いてるベッドがないから一緒に寝るぞ。」

ベッドを指差し手で1とやってる。つまりこれしかないって事?確かにこのベットは俺が3・4人は寝れそうな位大きいけど、男二人一緒に寝るのはどうかと思う。

じゃあ俺は自分を指差し、ソファーを指差し手を合わせて頬に付けてお休みのジェスチャーをすると首を振り布団に引きずり込まれた。

目の前にアルの見事な胸筋。ホールドされて身動きが出来ない、お風呂の事で既に無駄な足掻きだと分かっているので諦める。第一もう抵抗する力が残ってないのだ。

誰かに抱き抱えられて寝るのは幼稚園ぶりかも、弟妹が出来て親に甘えられなくなっからなぁ。出来ればアルの立場で腕の中には可愛い女の子が良かったなぁ。


そんな事を考えながら温かさに眠り落ちて行った。


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