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207 幸せの再会

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そして出発当日。

俺はこれから行って来るとメッセージを残して外へと向かう。
前回は純粋にわくわくしていたが今回は緊張と不安で押し潰されそうだ。

『だじょうぶ?』

アルが心配して顔を覗き込んで来た。
アルの心配そうな顔と‟だじょうぶ”という言葉を聞いて少し緊張が解れた。

「有難う。大丈夫は ‟大丈夫”だよ。」

『だい じょうぶ?』

『うん。大丈夫!』

安心した顔をして一緒に馬の所に向かう。
今回も行くのはアルとリカルドとジークさんと俺。前回と同じメンバーで同じ日程で行くがこちらの馬にも慣れて同じ道のりなので前回より早く街に着いた。街に着くと今回もアルの屋敷にお世話になるので向かう。

屋敷に着くと何故か熱烈歓迎された。
何故こんなにも歓迎されているのかは不明のまま部屋に通されお茶が出された、お茶を頂いている間もも侍女の方も終始笑顔だった。アル達はそんな彼等に呆れ顔でどこか遠い目をしていたから理由が解っているのだろうか?

ゆっくり休んでいると夕食の時間となったので皆で食堂に向かう。
全員が席着くと食事が運ばれて来た。ここでの食事には期待していなかったが出て来た物は以前俺が教えてあげた物が出て来た、あまりしっかりと教えてあげる時間が無かったのに流石は料理人しっかりと作って来た。

スープにサラダ、それにハンバーグ。
前回作ったのと同じくトテテのソースが掛かっていて美味しかった。作るのは大変だっただろうけど又食べれて幸せを感じながらゆっくりと食べている横でアル達は前回同様狂った様に食べている・・・。恐るべしハンバーグ。


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