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189 ジャムの作り方

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ジャムを作る約束をして部屋を出る。

明日はモキノリンゴのジャムでも作ろうかなぁ。
今一番多く手元にあるのがモキノだし全員分あるだろう。きっと。多分。


次の日お昼の片づけを終えて3人でジャム作りを始めます!
新しい物を作る時はフェイさん達はノートをとる様になった、俺が教えたんだけど彼等はメモを取る習慣がなかったらしく凄く驚いていた。目で見て体で覚えるのが基本らしい、どこの職人?って感じだよ。

この国は紙が豊富にあるみたいだし使わなきゃ損でしょ!
なので今日もメモを片手にスタンバイ!

っがしかし!!
今日はメモを取る必要はないかもね。

「キモノ 砂糖 終わり。」

「「えっ!?」」

「これだけ。」

いつも材料を全部並べてから調理法の説明をするので今日も先ずは並べてみた。けど、2つだけ。
案の定驚いた顔をしたので俺的に大満足♪

「他は使わないんですか?」
「これだけでアレを作れるんですか!?」

「作る。これきる 鍋 入れる。」

「「・・・はい。」」

キモノなので8等分に切って皮を剥いて歯応えを楽しみたいので少し厚めに切る。切ったのは鍋に川は細かく切ってサラダ入れます!捨てるのは勿体無いもんね。キモノを全部入れたら大量の砂糖を入れて火に掛ける。

「終わり。」

「「はぁ!?」」

「これだけ!?本当に?」
「だって鍋に入れただけだぞ!」

「すこし まわす?する 終わり。」

「「・・・」」

ジャムなんて火加減に注意して適当に混ぜるだけだし。
今回は保存用ではないからそんなに甘くしてないけどする事は変わらないので煮詰まるまで見てるだけ。

半信半疑の2人は途中で何回か混ぜながら煮詰まるのを見ている。
そんなにずっと見てなくても変わらないんだけどな~

実食!

「「・・・本当に出来た。」」

「うん。」

無事完成!
食べなれたリンゴジャムとは少し違うけどそれでも立派なリンゴジャムが出来ました!
鍋いっぱいのこのジャムも今夜の夕飯だけで食べ終わるんだろうなぁ。

「木苺とは違うけどこれも美味い!」
「これを食べたらジャム?が無いともうパンが食べれなくなりそうだな。

「確かに。」


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