自動翻訳だけでも欲しかった！

１８７ パンは飲物ではありません

とりあずこのパンはアル達におやつとして持って行こう。
これでサンドイッチを作ってもいいけど今回はジャムも紹介したいからそのままで。

片付けをして３人でアル達の所に行く。
アルの執務室に着くと中にはアルとリカルドの他にアランさんまで居た。

「「失礼します。」」

「します？」

入る時の挨拶かな？最後しか解らなかった。
まぁいいや。間違えていたら教えてくれるだろうし。

「どうした？」

「はい。ルネが新しい物を作りましたのでお持ちしました。」

「「「新しい物」」」

時間が経っているから匂いがしないから何か判らないのかな？
何て言われるんだろう？怒られはしないだろうけど・・・大量には作れないよ。

俺がドキドキしている間にフェイさんが現物を見せ説明している。

「ルネが作った新しいパンです。先ずは食べてみてください。」

「こっこれは！？」
「柔らかい！！」
「これがパンですか！？」

柔らかさに驚いている、手で簡単に千切れるもんね。ここのパンはナイフで適当な大きさに切ってから歯で噛み千切って食べてるから驚くのは分る。俺もここのパンには驚いたし。

「ルネ、このパンは・・・。」

「これ　僕の　ぱん　僕　これ　食べる　した。」

「・・・つまりこれがルネの国のパンって事か？」
「だからルネはいつもパンを食べるのに苦戦していたし今はスライスして食べているんだ。これなら納得だ、これを食べていたならここのは硬すぎる。」

「パンがこんなに美味しい物とは思いませんでした。」

「確かにそうだ。パン自体にほのかに味がする・・・。」

凄い・・・ペロッと食べちゃった。飲んでないか？大丈夫・・・

「隊長！それだけではないんです・・・。」