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１１６ 食わず嫌い？

さて、干物も綺麗に焼けたし後はパンとサラダを持ってアル達の所に向かう。

「リカルドおはようございます。」

「ルネおはよう。ってお肉は？その枯葉みたいのは何？」
「んっ？肉の代わりにそれを食べるのか？」

「これは、さかな。今日は、お肉　食べない。これ、食べる。」

「「魚？」」

コク

「魚って川にいるあの魚？食べれるの！？」

「リカルドは知らないのか？魚は１部の地域で確かに食べられてはいるがあまり食べない食材だな、捕まえるのが大変の割に食べれる量が少ない、普通魔物の方が捕まえるのも簡単だし量も多いだから一般的にはたべないな。我が国では食べる習慣はなかったはずだ。」

アランさんの反応もそうだったけど、やっぱりこの国は魚を食べる習慣がないらしい。美味しいのに、完全に食べず嫌いだね。

「隊長は食べた事は？」

「いや、ない。見たのも片手で足りる位しかないからなぁ。ルネの国では食べるのか？」

「まいにち　食べる。まわり　水　いっぱい。さかな　いっぱい　美味しい。」

日本は島国だからね、魚はいっぱい居たけどどこぞの自己中な国が乱獲して色々な魚が絶滅危惧種だよ・・・。自分達だって食べれなくなるのにそこまで考えられないのかね？頭は悪くない筈むしろ狡賢い。

「周りに水がいっぱい？どうゆう事？」

「・・・。ルネの国は島国なのか？」

「あぁ、‟水がいっぱい”は海ですか。成程。それなら少しは納得いきますね、どれ位の広さの島か判りませんが島国なら魚を食べるのも納得です。」

「アル、さかな　食べる？」

「いいのか？ルネの分が減るぞ？」

「これ、大きいから　大丈夫。」