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93 踏み台

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んーどうしましょう。

見渡しても小屋もないし、人もいない。何でもかんでも魔法で出来たらいいのになぁ・・・。
そう言えば、土魔法で金属を土の中から探して加工してたのがあったような?俺にも出来ないかな?試しに地面に手を付いて、えっと釘だから鉄でいいよね。地面の中の鉄よ集まれ・・・

『ぅわあ!手にびっしりと金属がくっ付いてる。』

人間磁石になった気分・・・。
と!とりあえず手から鉄を剥して丸める。おぉ!ピンポン玉位ある♪これを均等に分けて釘の形にして、ってこのままじゃ弱いかもしれない・・・。‟鉄は熱いうちに打て”っていう位だから打たなければ!

けど、どうやって?

困った。熱くするのは魔法で良いとして、打つ物がないなぁ・・・。木だと燃えそうだし、この石でやってみる?けど、何百度もある鉄を打ったら火花が飛ぶよね手袋もなしは危険かも。

今回は硬くなるイメージで生成してみよう。何とかなるでしょ♪


何とかなりました。
固さは判らないけど、石で打ち付けて使えたので多分問題ないと思われる。

完成した踏み台は、箱より少し高くしました。箱と同じ高さでも問題はないけど、より楽に作業が出来ると思う。この微妙な高さが大事なのです!あと、幅を少し長くしました。横移動が少し出来る様になったのです!今までは一々降りて移動していたのが少しならしなくて済む様になったのです!楽♪しかも頑丈に作ったので当分壊れる心配はいりません。

但し、その分重くなっちゃった。
箱の1.5倍~2倍の重さになってしまった。

動かす回数は減ったけど、動かす動力は増えた・・・。
仕方ありません。

さぁ!厨房に持って行こう♪


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