欲望のままに

姫川 林檎

文字の大きさ
上 下
23 / 96

暇つぶしにイタズラ 2

しおりを挟む
あれから観察したが、やっぱりどもるのは俺に対してだけだ。

猫背なのは変わらないが、他の奴には普通の音量で普通に話してる。理由が解らなくてイライラする。ただでさえ、学校はストレスが貯まりやすいのに。クソ!


「剣持君。そこが終わったら・・・。」

「えっ?わぁ!?」

危ない!・・・何とか受け止められた。生徒に怪我でもさせたら大事だ、少ない給料が減ってしまう、下手したら首だし。ふぅ、危ない危ない。脚立に立っている人に急に話し掛けたら駄目だよな、気を付けよう。

「!!!あっあっあっあの!もっもっもう大丈夫ですから!」

あっ。抱き締めたままだった。

「すいません。私が急に話し掛けて驚かしてしまって・・・。怪我はないですか?」

「あっはい!だっ大丈夫です。・・・せっ先生が・・・受け止めてくれたので・・・」

だから!声が聞こえないって!!まぁ今回は俺が悪いけど、・・・此奴首まで真っ赤。そんなにビックリしたのか?ん?俺に抱き着かれて照れているのか?・・・試してみるか。だが、今やっても赤いから判らないか・・・。時間をおいて後日の方がいいか。



「次はこれをお願いします。」

「あっ、はい。あっ!あわわわ。すすすすいません。」

「大丈夫ですよ。けど、気を付けてください。」

「はっはい。」

指が少し触れただけでこの取り乱し様。漫画か!少し触れただけで何を慌てる必要があるんだ?さっぱり解らん。だが、やはり此奴俺に気があるのか?しかし、潔癖症って事もありうるか・・・それだと、青くなって赤くはならないよな?



「肩に糸くずが付いてますよ。」

「わあああ!あっ!あっえっあっあり有難う御座います。すいません。」



「こちらの本ですか?私が取りますよ。」

「すすすいません。あっ有難う御座います。」



「危ない!足元に気を付けてください。」

「あぁあり有難う御座います。ももうだだ大丈夫ななので、はっ離してくっください。」

「あっすいません。とっさに抱き締めてしまって、痛くはなかったですか?」

「だだだだい大丈夫です。」


あはは。おもしれー。
毎回毎回真っ赤になって一々反応して、他の奴には普通なのに俺に対してだけ過剰に反応する。これは誰が見ても俺の事好きだろ。次は何してやろうかなぁ♪

さて、そろそろ図書室に行きますか♪
おっ!前を歩いているのは玩具もとい剣持君。何してやろうかな?気付いていないなら耳元で囁いてやろうか♪

「今日は。剣持君。」

「わっ!?えっえっあっ!お織田先生!」

「すいません。急に話し掛けてしまって、そんなに驚かれるとは思わなくて・・・。」

「あっえっ、ぼぅっとしていたぼ僕がいっいけないので。」

「一緒に行きましょうか。」

コク。

首まで真っ赤。此奴どこまで赤いんだろ?抱き締めた時は手まで赤かったし、体も赤くなっているかあもな。いやーホントからかいがいがあるなぁ、今までこんなに反応が良い奴いなかったから新鮮だわ。

一緒に行くって言っても特に会話はないんだよなぁ。第一にカミカミで会話にならないし。まぁ、いつもの事で今更苦でもないけど。

ふみちゃん!捕まえた!これから委員会?」

何だ此奴は?馴れ馴れしく剣持に抱き着いてユニホームを着てるから野球部か、俺よりデカイ剣持がスッポリ埋もれてる。

「わぁ。拓弥たくや急に抱き着くな重い!部活はどうした?」

「ん?これから、掃除で遅くなって。ねぇ、それより今晩何?」

晩御飯?一緒に食べているのか?

「それよりって・・・、お前がグラタンがいいって言ったんだろ!」

「そうだ!ねぇ~海老も入れて~ね?」

剣持が作ってやっているのか!?

「分かったから早く部活に行け!又先輩に叱られるぞ。」

「いけね!じゃあ、行ってきます!」

「いってらっしゃい。」

何だこのやりとりは!?まるで恋人か家族の様ではないか!・・・?家族なのか?

「彼は誰ですか?」

「えっあっあのえっと、その幼馴染です。」

「幼馴染と食事をしているのでか?」

「えっとそのあの、拓弥のあっ彼は1年の髙原拓弥といいまして、そのあの彼の両親はその多忙で、だからそのうちで一緒に食べていてその・・・。」

だから聞こえねぇって、つまり親が忙しいから一緒に食べていると。それは分かったがベタベタ触り過ぎじゃないか?男子高校生があんなにくっ付くか普通?やっぱり此奴は他の奴に対しては普通だし、何か面白くない。


「では、今日はここまでにしましょう。」

「あっはい。」

「・・・・ちゅっ」

「えっ?」

「帰りましょう。」

あはは。真っ赤!そうだよ、此奴は真っ赤になっおどおどしてればいいんだよ。普通に話す必要はないんだ!触れるだけのキスで見える所全部真っ赤♪触れるだけのキスにそこまでなる意味が解らないけどな。お前は俺にドキドキしてればいい。さぁ、次は何してやろうかね。



あれから何度もキスしているが未だに赤くなる、最初に赤くなるのは分かるがもう何十回もしているのに赤くなる必要があるか?

「舌の使い方が上手くなりましたね。」

「あぁぁあり有難う御座います・・・。」

「では、もう一度。」

「えっ?」

キスをするのはあまり好きではなかったが、此奴は反応が面白いからついしてしまう。顔を近付けただけで赤くして、舌を絡めると直ぐに腰が砕けて起っていられなくなってしまう。だから抱き寄せれば少し硬くなり始めた物が足に当たる。こんな軽いキスでこんなに感じている様だと、本気でしたらキスだけてイクんじゃないか?それはそれで面白うだな。

今日はもう少しいじってみるか。

キスをしながら机に剣持を座らせる、キスでいっぱいいっぱいの剣持は気付いてはいない内に制服を脱がせTシャツの中に手を入れ始めて胸に触れる。流石に気付き慌てているが気にせず弄る、Tシャツを捲るとやはり体まで赤くなっている、そこで小さく主張をしているそれを舐めると次第に芯を持ち始める。必死に我慢しているが可愛らしい声が漏れてお腹に当たる物が更に主張し始めた。制服を汚すと後々面倒なので下着ごと脱がし既に濡れていた小さなそれを扱くと呼吸が乱れていく。

「ちゃんと息してください。気持ちいいですか?」

「あぁぁ、あっあっあんあぁ・・・はぁはい。気持ち・・いいあああぁぁんっ!」

「あぁ、イッテしまいましたね。こちらはどうでしょう?」

「はっ?」

今吐き出した精液の付いた指を後ろに入れる。しかし、今まで物を入れた事のないそこは強い抵抗をするので、気を逸らす為にフェラして前に集中させる、すると少し抵抗が弱まった所に強引に入れる。唇で強めに刺激し後ろから気を逸らしながら後ろを解していく。前と後ろを同時に刺激され声を我慢できなくなり普通に喘ぎ始めるがここは本館から離れ誰も来ない図書室、誰かに聞かれる心配はないので思う存分喘ぎさせる。

そして、2回目を吐き出した物を全て飲み込み、後ろから指を抜き持っていたウェットティッシュで綺麗にして制服を着せる。剣持はイッタばかりで力が入らず成すがままで俺に身を任せている。椅子に座り剣持を向え合わせで膝に座らせる。未だぐったりとして俺の肩に頭を乗せている、普段だったらパニクっているだろうが今は与えられた刺激に頭が追い付いていないのだろう。

背中に手をやり腰を軽く抱き頭を撫でる。意外と柔らかく触り心地がよくずっと触っていたくなる、ちゃんと手入れをすればいいのにと思いながら手を離せないでいた。

しばらくすると、正気に戻ったのかいつもの様にきょどりだした。

「大丈夫ですか?動けますか?」

「あっあっははい。大丈夫でしゅ。」

「では帰りましょう。」


これから楽しくなりそうだ。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

親父は息子に犯され教師は生徒に犯される!ド淫乱達の放課後

BL
天が裂け地は割れ嵐を呼ぶ! 救いなき男と男の淫乱天国! 男は快楽を求め愛を知り自分を知る。 めくるめく肛の向こうへ。

部室強制監獄

裕光
BL
 夜8時に毎日更新します!  高校2年生サッカー部所属の祐介。  先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。  ある日の夜。  剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう  気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた  現れたのは蓮ともう1人。  1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。  そして大野は裕介に向かって言った。  大野「お前も肉便器に改造してやる」  大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…  

肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?

こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。 自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。 ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?

保育士だっておしっこするもん!

こじらせた処女
BL
 男性保育士さんが漏らしている話。ただただ頭悪い小説です。 保育士の道に進み、とある保育園に勤めている尾北和樹は、新人で戸惑いながらも、やりがいを感じながら仕事をこなしていた。  しかし、男性保育士というものはまだまだ珍しく浸透していない。それでも和樹が通う園にはもう一人、男性保育士がいた。名前は多田木遼、2つ年上。  園児と一緒に用を足すな。ある日の朝礼で受けた注意は、尾北和樹に向けられたものだった。他の女性職員の前で言われて顔を真っ赤にする和樹に、気にしないように、と多田木はいうが、保護者からのクレームだ。信用問題に関わり、同性職員の多田木にも迷惑をかけてしまう、そう思い、その日から3階の隅にある職員トイレを使うようになった。  しかし、尾北は一日中トイレに行かなくても平気な多田木とは違い、3時間に一回行かないと限界を迎えてしまう体質。加えて激務だ。園児と一緒に済ませるから、今までなんとかやってこれたのだ。それからというものの、限界ギリギリで間に合う、なんて危ない状況が何度か見受けられた。    ある日の紅葉が色づく頃、事件は起こる。その日は何かとタイミングが掴めなくて、いつもよりさらに忙しかった。やっとトイレにいける、そう思ったところで、前を押さえた幼児に捕まってしまい…?

高校生の僕は、大学生のお兄さんに捕まって責められる

天災
BL
 高校生の僕は、大学生のお兄さんに捕まって責められる。

くまさんのマッサージ♡

はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。 2024.03.06 閲覧、お気に入りありがとうございます。 m(_ _)m もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。 2024.03.10 完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m 今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。 2024.03.19 https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy イベントページになります。 25日0時より開始です! ※補足 サークルスペースが確定いたしました。 一次創作2: え5 にて出展させていただいてます! 2024.10.28 11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。 2024.11.01 https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2 本日22時より、イベントが開催されます。 よろしければ遊びに来てください。

モラトリアムの猫

青宮あんず
BL
幼少期に母親に捨てられ、母親の再婚相手だった義父に酷い扱いを受けながら暮らしていた朔也(20)は、ある日義父に売られてしまう。彼を買ったのは、稼ぎはいいものの面倒を嫌う伊吹(24)だった。 トラウマと体質に悩む朔也と、優しく可愛がりたい伊吹が2人暮らしをする話。 ちまちまと書き進めていきます。

処理中です...