欲望のままに

姫川 林檎

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兄弟愛 6

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朋之は俺に飛び付いて来てキスをして来る。
覚えたてで未だ未だ拙いが一生懸命なのは判るし本人は納得いかないのか眉間に皺を寄せながらしている。久し振りで俺も我慢が出来ず腰を抱き寄せ後頭部を押え貪る様にキスをすれば幸せそうに受け入れている。

腰が抜けたのか腕に重さが掛かった所でキスを止めて聞く。

「どうした?」

「はぁ、はぁ、・・・あのね、お兄ちゃんと気持ちいい事したいの。」

はぁ~何でこいつはこんなとろけた顔でなんて事を言うんだ・・・。
しかも今日は母さんは‟女子会”で2泊3日の旅行に行っていて日曜日迄帰らないし、義父さんは今日は飲み会で遅くなるって言っていたから明日は休みだから午前様だろうし・・・(強くはないが酒好きで呑める時は意外ととことん呑むだよな)

っとなると今日もストッパーが無い状態。
高校に上がったばかりの子供に頻繁にするのは良くないよなってもうしているので説得力に欠けるけど・・・しかも気持ち良い事を覚えたて子に駄目だというのも厳しいか。しかし、朋之は自分がしている事を理解しているのか?

「・・・とりあえず部屋に行こうか。」

「うん!」

笑顔で俺の首に腕を回して来る所を見ると立てないらしい。
お姫様抱っこで朋之の部屋に連れて行きベットに抱えたまま座る。

「朋、聞きたい事があるんだけど良いかな?」

「何?今じゃないとダメ~?」

甘えて見上げて来るがここは耐えろ俺!

「駄目。朋は俺の事好き?俺は誰よりも好きだし愛しているよ、朋は?」

「僕もお兄ちゃんの事好きだよ?」

「ん~今一伝わっていない気がするな・・・。じゃあ朋は俺の恋人のなってくれる?」

「えっ?僕兄弟だし男だよ?」

「そうだね。それでもなってくれるかい?」

「僕でもお兄ちゃんの恋人になれるならなりたい!僕はお父さんよりお姉ちゃんよりお兄ちゃんが好き!」

ぎゅっと抱き着いて来てくれたのでとりあえず伝わったかな?後はセ○ックスをどこまで理解しているかだよなぁ、オナニーの延長ぐらいにしか思ってなかったらどうしうようかね。

「それともう一つ。」

「まだ~。」

口を尖がらせ頬を膨らませて拗ねてる、さっきのキスで軽く起っている朋之は早く気持ち良い事をしたくて仕方ないんだろうが今後の為にしっかり聞いておかなければならない!

俺は額にキスをしながら質問を続ける。

「ご免な。でも大事な事だからちゃんと聞いて、朋がしたい‟気持ち良い事”って何?」

「ん?何って・・・僕のお尻にお兄ちゃんのお○んちんを入れて中をゴリゴリ擦るの?」

んっ!これは俺の方がダメージが大きいぞヤバイ軽く起ち始めた。きょとんとした顔でそんな事を言われたら誰だってクル。抱っこしているので朋之にもバレて俺のを擦りながら

「早くこれ入れて・・・ね?」

ヴッ俺だって早くぶち込みたい!!
だが我慢!

「ふぅ・・・。その行為をなって言うか解るか?」

「え~まだ・・・えっと何だろう?ん~?」

やっぱり解っていなかったか・・・。

「セ○ックスだよ。」

「えっ!?だって僕も男だよ!?セ○ックスは男女でするんじゃないの?」

やっぱり解ってなかったか・・・。

「男同士でも出来る、お尻を使ったのが男同士のセ○ックスで朋は俺に抱かれて処女じゃなくなったんだよ。」

「僕は処女がなくなったの?男なのに?」

軽く混乱しているみたいだ玩具で遊んでいる割にはこの手の事に疎いのは誰も教えなかったのか?この年頃なら情報交換してもおかしくないんだがな。

「それと、朋は気持ち良くしてくれるなら相手は誰でもいいと思ってる?」

「どうゆう事?」

「朋のお尻に入れるのは俺じゃなくてもいいのかな?」

「えっ?それはイヤ!!・・・この間TVで痴漢のニュースやってたの、それ見てお兄ちゃん以外の人触られるは嫌だと思ったし考えたら気持ち悪くて・・・。」

又想像したのだろう俺にしがみ付いて少し震えている。痴漢のニュースを見たのは多分一昨日その日は帰るとずっとひっついて離れなかったから何かあったか聞いたが答えてはくれなかった。

しかし、これで快楽の為に男漁りをする心配はなさそうだ。
初めてであそこまで乱れると流石に心配になってくる、これから先朋之かまってやれない時間が増えて来るだろうし社会人になればなおの事無理だろうし。出来るだけ時間を作り俺無しで生きられない様にしなければ。

朋之を剥し顎を上げてキスをするとさっきまでの震えは消え気持ち良さそうに一生懸命舌を動かしている。

「俺の恋人の朋、恋人同士のセ○ックスしよう。」

「うん♪」


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