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第二章 「魔法少女は報われない」
第六十七話 「たくらみ」
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あの後、杏は顔を真っ赤にしながら、悠翔にその話はちゃんとしたのかと聞いてきた。つまりは、そう……あれだ…俺から性的な行為を行った相手がほぼ即死するという説明を聞いて男女の営みを心配したのだ。
にしたって、顔を赤らめた美少女がモジモジしながら、そんなエロい質問してくるなんてご褒美だろ!? そんなもんだから、聞かれたこっちもしどろもどろで、「ふぇ!?」なんて変な声を不覚にも出してしまったさ! ホント困りますわよねっ!? 最近の若い娘はっ!
で……まぁそれで「避妊さえしてれば大丈夫だから」とか言ったら、「それって、子供ができないってことでしょ!?」ってめっちゃ怒られるし……。
一瞬、子供なんてできないほうが良いんじゃね? って思ったけど、結婚とか前提に付き合っているのなら、言われてみれば……確かに問題だな。
もちろん、こっちはそんなつもりは無いから良いけど、そういえば悠翔はどう考えているんだろうか? まさか……結婚はないだろ? 有り得ないだろ? お願い! 無いって言って!? 想像できないぞ? いや、マジで困るしっ!
今更ながら何気にちゃんと考えとかないと本気でヤバいな……。っぱねぇっすよ悠翔さん。
お洒落なカフェからの帰り道。ぐぬぬぅと、そんなことを考えていると、
「結衣はこの後どうするの?」と、不意に耳元に可愛らしい声が響く。
視線だけでそちらを見ると、最寄りの駅に向かう道がてら、並んで横を歩いていた杏が、肩が付きそうなくらいに、こちらに身を寄せていた。
くりっとした丸い瞳に見つめられ、はらりと風に吹かれる柔らかそうな髪からは、それだけで、ふわりと香るフルーツのような甘い匂いがして、妙な恥ずかしさに一気に自分の体温が上がるのが分かる。
「あ…、え、えーっと家に帰ろうかな」
「ふーん。そっか。ね、ね、今度結衣の家に遊びに行ってもいい?」
「え?」
甘えるような声音で、唐突に投げかけられた質問に、思わず応えに詰まる。
家って、家ですよね。どちらの家ですかね。どちら様の家もちょっと色々と事情があるんですが。
「ダメ?」
ぐはぁ、クリティカルヒット! そ、そんな目で見つめちゃ、らめぇ! 美少女に上目づかいでそんな風に聞かれたらオジサン、困っちゃうよ。
「いや、まぁ…そのダメとかじゃないけど。今、その、自分の家なくて」
「え?」
ぶはぁ! 回答に窮した挙句に、いくら何でも家なき子とかないっしょ、と自分の発言にその場で頭を抱えたくなる。まずい、何か言い訳を…さすがに実は野宿してますとか……ないよな。うん。無理だ。
「あー、その居候してて」
「えっ、すごーい! ルームシェアなんだ!」
そ、そ、そ、そうだよね! 普通はルームシェアとかっていうんだよね! なんだよ居候って。ボキャブラリーの発想がオッサンか!? オッサンだし! 改めて自分の語彙の少なさに気が滅入る……。
「そ、そうそう、だから相方の都合とかもあるから」
「そっかー。ね、じゃあ、今度その相方さんに聞いておいてよ」
な・ん・だ・と……相方に聞く? 秋彦か? あ…秋彦に聞くのか? あのムサイ男部屋に若くて可愛い女の子が2人? まぁ…一人は偽物だけど……にしてもだ! 有り得ないだろ! だいたいノーマルな女の子をあんな危険な領域に入れるわけには断じていかん!
「まぁ、ちょっと変わった人だから、無理かも。多分無理。いや絶対無理」
「えー、そうなの?」
杏はそう言って、頬をむーっと膨らませると、つまらなさそうに少しだけ口を尖らせる。何この生き物。めっちゃ可愛いんですけど。
うーむ。しかし、どうやら不評をかってしまったようだ。さて、どうするか。オジサンとしては何とかしてあげたいのだが……悠翔の家も駄目だよなぁ。
ちっ、やっぱ部屋どっかに借りるかな。でも、それには収入を何とかしないといけないんだよなー。くっそ、一度でいいから女の子を自分の部屋に呼んでみたいなぁ。
どうしたものかと思案していると、杏は微苦笑しながら、
「いいよ。なんか結衣の困ってる顔、とっても可愛かったから」と、どこか愉しそうに、その小さい肩を揺らしてクスクスと笑う。
寒い冬空の下、彼女の見せた優し気な微笑みは、その首に巻いたオレンジ色のマフラーと相まって、どこかそれだけでホッとさせる暖かさを持っていた。
都内某所。その一角にある、決して広くはないマンションの一室。
結露のできた窓の方に視線をやれば、そこにはどんよりとした曇り空。風に揺れる葉のない街路樹の枝が相まって、冬の寒々しさをひときわ際立たせる。
「どういうつもり?」
ゴスロリ少女が発した詰問にも似た刺々しい声音が部屋に響く。
そして、その批判じみたセリフを浴びせられた一方の若い男は、特に微動だにすることもなく、椅子に掛けたまま、ただその質問に質問を返す。
「君なら聞くまでもないだろ? 【分析官】」
「なによ、呆れた……よく言うわね。あなた、本気で今の状況を理解してるの?」
「あぁ、【主人公】の件か? そちらも、大変だったようだな」
「それを言うなら、あなたが横やりを入れた件もそうでしょ!?」
それを聞いた男は何を言うでもなく鼻で笑うと、意味深ににやりと口元をゆがめる。
すると、その様子を見ていただけのはずのゴスロリ少女は、途端に表情を険しくし、あからさまに忌々しいものを見るかのような視線を男に向ける。
「まさか……あいつ…あの変態を取り込むつもり?」
「さぁな。どうだろうな」
おどけた様な口調で応える男に対して、【分析官】と呼ばれたゴスロリ少女は、その人形のような端正な顔を嫌悪で歪める。
「そんなに睨むなよ。せっかくの可愛い顔が台無しだぞ」
「心にもないくせに…」
そう言って大きくため息を吐くと、ゴスロリ少女は軽く腕を組み、壁にもたれるように背を預けた。
「まぁそういうな。なかなか使えそうな奴じゃないか」
「本気で言ってるの? あいつは危険よ」
「なぜだ? 財団がそう言ったからか?」
「それもあるし…性格も気に入らないけど……だって変異種よ?」
少女は変異種の部分を苦々しく、そしてことさらに強調する。それは、まるでこの世に存在してはならないものであるかのように。
「変態の上に変異種か。ははっ酷い言われようだな…それで、なぜ変異種だとダメなんだ? なぜ悪だと言い切れる?」
「前にも言わなかった? だいたい異能者でもないあなたに、この件に干渉する資格はないわ! 総じて変異種は排除すべき対象なのよ!」
吐き捨てるように言い放つゴスロリ少女に、男は益々理解できないというかのように大きくかぶりを振る。
「相変わらず頑なだねぇ」
「……変異種は世界を滅ぼすわ。それは決定事項で揺るぎがないもの」
「ぁあ、例の予言か? そもそも、それが真実だと言い切れるのか? 眉唾だな。俺には納得できない。それに、何事にも例外はあるだろ?」
そう言って、男は嘲笑するかのような笑みを少女へと向ける。それは、まるで嘲りを含み、そしてなお且つ悪態の色を持って。
すると、突然ゴスロリ少女は、
「あなたは、私たちの考えの方が危険だって言うの? それこそ何の根拠があって……!」と、心底不本意といった苛立った声をあげる。
「おいおい待てよ。俺は何も言ってないぞ?」
「人をおちょくるのもいい加減にして!」
自分の能力を知っているはずの男のとぼけた対応に、ムスっとした表情を隠そうともせず、怒りをあらわにするゴスロリ少女。
「まぁそう怒るな。俺には納得できないだけだ。ちょっと能力が普通と比べて変わってるだけだろ?」
「変わってるなんて次元じゃないわ! 正直こんなの想定外よ! 現実にあいつは異能者を2人も殺してるのよ?」
その声音は、ヒステリックな響きと同時に恐怖にも似たトーンを含み、それ自体が少女の不安を象徴するかのようだった。
「あぁだが、あれは正当防衛だろ?」
「変異種は代償を払う代わりに特殊な能力を持っている。その力の使い方を誤れば必ず不幸を生むわ」
「間違いなく力に溺れると?」
軽く眉根を寄せると、男はある種のボヤキにも似た声をあげる。しかし、そんな様子の男に対しても、ゴスロリ少女が動じる気配は全くなかった。
「そうよ。特にあいつは人格者でもなかった。はっきり言って変態よ? 信用ならないわ」
「だから殺してしまえ、か……でも、聞いた話じゃ、もう無理そうなんだろ?」
「たとえ殺せなくても、方法なんていくらでもあるんだから……」
「コンクリート漬けにして、東京湾か?」
「それもいいけど、ね」
そう言って、ゴスロリ少女は軽く含み笑いをすると、その人形のような整った顔を不気味に歪めた。
にしたって、顔を赤らめた美少女がモジモジしながら、そんなエロい質問してくるなんてご褒美だろ!? そんなもんだから、聞かれたこっちもしどろもどろで、「ふぇ!?」なんて変な声を不覚にも出してしまったさ! ホント困りますわよねっ!? 最近の若い娘はっ!
で……まぁそれで「避妊さえしてれば大丈夫だから」とか言ったら、「それって、子供ができないってことでしょ!?」ってめっちゃ怒られるし……。
一瞬、子供なんてできないほうが良いんじゃね? って思ったけど、結婚とか前提に付き合っているのなら、言われてみれば……確かに問題だな。
もちろん、こっちはそんなつもりは無いから良いけど、そういえば悠翔はどう考えているんだろうか? まさか……結婚はないだろ? 有り得ないだろ? お願い! 無いって言って!? 想像できないぞ? いや、マジで困るしっ!
今更ながら何気にちゃんと考えとかないと本気でヤバいな……。っぱねぇっすよ悠翔さん。
お洒落なカフェからの帰り道。ぐぬぬぅと、そんなことを考えていると、
「結衣はこの後どうするの?」と、不意に耳元に可愛らしい声が響く。
視線だけでそちらを見ると、最寄りの駅に向かう道がてら、並んで横を歩いていた杏が、肩が付きそうなくらいに、こちらに身を寄せていた。
くりっとした丸い瞳に見つめられ、はらりと風に吹かれる柔らかそうな髪からは、それだけで、ふわりと香るフルーツのような甘い匂いがして、妙な恥ずかしさに一気に自分の体温が上がるのが分かる。
「あ…、え、えーっと家に帰ろうかな」
「ふーん。そっか。ね、ね、今度結衣の家に遊びに行ってもいい?」
「え?」
甘えるような声音で、唐突に投げかけられた質問に、思わず応えに詰まる。
家って、家ですよね。どちらの家ですかね。どちら様の家もちょっと色々と事情があるんですが。
「ダメ?」
ぐはぁ、クリティカルヒット! そ、そんな目で見つめちゃ、らめぇ! 美少女に上目づかいでそんな風に聞かれたらオジサン、困っちゃうよ。
「いや、まぁ…そのダメとかじゃないけど。今、その、自分の家なくて」
「え?」
ぶはぁ! 回答に窮した挙句に、いくら何でも家なき子とかないっしょ、と自分の発言にその場で頭を抱えたくなる。まずい、何か言い訳を…さすがに実は野宿してますとか……ないよな。うん。無理だ。
「あー、その居候してて」
「えっ、すごーい! ルームシェアなんだ!」
そ、そ、そ、そうだよね! 普通はルームシェアとかっていうんだよね! なんだよ居候って。ボキャブラリーの発想がオッサンか!? オッサンだし! 改めて自分の語彙の少なさに気が滅入る……。
「そ、そうそう、だから相方の都合とかもあるから」
「そっかー。ね、じゃあ、今度その相方さんに聞いておいてよ」
な・ん・だ・と……相方に聞く? 秋彦か? あ…秋彦に聞くのか? あのムサイ男部屋に若くて可愛い女の子が2人? まぁ…一人は偽物だけど……にしてもだ! 有り得ないだろ! だいたいノーマルな女の子をあんな危険な領域に入れるわけには断じていかん!
「まぁ、ちょっと変わった人だから、無理かも。多分無理。いや絶対無理」
「えー、そうなの?」
杏はそう言って、頬をむーっと膨らませると、つまらなさそうに少しだけ口を尖らせる。何この生き物。めっちゃ可愛いんですけど。
うーむ。しかし、どうやら不評をかってしまったようだ。さて、どうするか。オジサンとしては何とかしてあげたいのだが……悠翔の家も駄目だよなぁ。
ちっ、やっぱ部屋どっかに借りるかな。でも、それには収入を何とかしないといけないんだよなー。くっそ、一度でいいから女の子を自分の部屋に呼んでみたいなぁ。
どうしたものかと思案していると、杏は微苦笑しながら、
「いいよ。なんか結衣の困ってる顔、とっても可愛かったから」と、どこか愉しそうに、その小さい肩を揺らしてクスクスと笑う。
寒い冬空の下、彼女の見せた優し気な微笑みは、その首に巻いたオレンジ色のマフラーと相まって、どこかそれだけでホッとさせる暖かさを持っていた。
都内某所。その一角にある、決して広くはないマンションの一室。
結露のできた窓の方に視線をやれば、そこにはどんよりとした曇り空。風に揺れる葉のない街路樹の枝が相まって、冬の寒々しさをひときわ際立たせる。
「どういうつもり?」
ゴスロリ少女が発した詰問にも似た刺々しい声音が部屋に響く。
そして、その批判じみたセリフを浴びせられた一方の若い男は、特に微動だにすることもなく、椅子に掛けたまま、ただその質問に質問を返す。
「君なら聞くまでもないだろ? 【分析官】」
「なによ、呆れた……よく言うわね。あなた、本気で今の状況を理解してるの?」
「あぁ、【主人公】の件か? そちらも、大変だったようだな」
「それを言うなら、あなたが横やりを入れた件もそうでしょ!?」
それを聞いた男は何を言うでもなく鼻で笑うと、意味深ににやりと口元をゆがめる。
すると、その様子を見ていただけのはずのゴスロリ少女は、途端に表情を険しくし、あからさまに忌々しいものを見るかのような視線を男に向ける。
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「変態の上に変異種か。ははっ酷い言われようだな…それで、なぜ変異種だとダメなんだ? なぜ悪だと言い切れる?」
「前にも言わなかった? だいたい異能者でもないあなたに、この件に干渉する資格はないわ! 総じて変異種は排除すべき対象なのよ!」
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そう言って、男は嘲笑するかのような笑みを少女へと向ける。それは、まるで嘲りを含み、そしてなお且つ悪態の色を持って。
すると、突然ゴスロリ少女は、
「あなたは、私たちの考えの方が危険だって言うの? それこそ何の根拠があって……!」と、心底不本意といった苛立った声をあげる。
「おいおい待てよ。俺は何も言ってないぞ?」
「人をおちょくるのもいい加減にして!」
自分の能力を知っているはずの男のとぼけた対応に、ムスっとした表情を隠そうともせず、怒りをあらわにするゴスロリ少女。
「まぁそう怒るな。俺には納得できないだけだ。ちょっと能力が普通と比べて変わってるだけだろ?」
「変わってるなんて次元じゃないわ! 正直こんなの想定外よ! 現実にあいつは異能者を2人も殺してるのよ?」
その声音は、ヒステリックな響きと同時に恐怖にも似たトーンを含み、それ自体が少女の不安を象徴するかのようだった。
「あぁだが、あれは正当防衛だろ?」
「変異種は代償を払う代わりに特殊な能力を持っている。その力の使い方を誤れば必ず不幸を生むわ」
「間違いなく力に溺れると?」
軽く眉根を寄せると、男はある種のボヤキにも似た声をあげる。しかし、そんな様子の男に対しても、ゴスロリ少女が動じる気配は全くなかった。
「そうよ。特にあいつは人格者でもなかった。はっきり言って変態よ? 信用ならないわ」
「だから殺してしまえ、か……でも、聞いた話じゃ、もう無理そうなんだろ?」
「たとえ殺せなくても、方法なんていくらでもあるんだから……」
「コンクリート漬けにして、東京湾か?」
「それもいいけど、ね」
そう言って、ゴスロリ少女は軽く含み笑いをすると、その人形のような整った顔を不気味に歪めた。
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