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転生
陶然的日進月歩
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光陰矢の如く過ぎ去った時間は感慨を覚えさせるものではなく、寧ろ日々のルーチンに飽き飽きしていた僕は微睡の中でそれを処理するのだった。と、言いつつも僕は未来にウキウキしているのであって、剣術の授業をサボって釣りをやっている僕の釣竿の浮は浮き浮きのままなのであって、つまりここは魚などいない死んだ池なのだが、剣術のあの、ただ実戦を積むということは僕には退屈、そう、先生が3人も付いていながら退屈なのであって、そのウキウキの正体とは実は月日が流れたことに由来する。もしかしたら前も話したかも知れないが、この世界には「学園」というものがある。そこでああ、あの高校みたいな所と言っていたやつかと想起してくれた読者は是非とも今後もその精読、駄文に対する精読を続けてほしいのであって、ではそうではなかった読者はというと「読んでくれてもいいんだからね!」と男の雄々しいツンデレで惹きつけつつ、最後まで持って行こうと思っている。話は戻るが、その学園にそろそろ僕が入学することになった。まあそれは僕の体を見てくれれば分かるだろう。見よ、この凛々しい体を!と言うと君たちは僕のように可愛らしいショタを眺め回した後、抑えきれぬ性欲を溢れさせてこのスクリーンにへばりつくだろう。是非ともそうしたまえ。ああ、しかし悲しいかな。僕はその先にいる。届かないところに。まあまあ落ち着きたまえ。僕ってば、やっぱりこの甘いマスクに引き締まった体を併せ持ってしまっているから罪なやつなんだな。道ゆく女子の目線が痛いね。と、ナルシズムを吹聴したところで今回は幕を閉じよう。何故かって?そろそろ剣術の先生たちが追いついてきたからだ。
いっけな~い!遅刻遅刻ぅぅぅ!
と思ってもいないことを言ってみたのはただ単に言ってみたかったからであり、そんなに意味はない。いや、もしかしたら意味があるかも知れない。と言うのも、僕の学園はトップレベルの中のトップレベル、前世でいうなら埼玉県の浦和高校みたいなもので、何故ここで浦和高校の例を取ったかと言うと前世の僕の大学にその高校から落ちぶれて僕の大学に入ってきたひとがいたからだが、まあ、それと遜色なく、偏差値50台の高校から逆転合格をした前世の僕もびっくりの進学先であるのだが、その分入試も大掛かりで、人数が集まるのである。人数が集まるからなんだ?と疑問符をつけた生粋の陽キャは是非ともそのコミュニケーション能力を僕に半分、いや、9割方分け与えて欲しいのだが、そうでなく、嗚呼と納得した方は何か友達になれそうな気がする。僕に異性との会話は全く無理だからまずは性別を聞かせてもらおう。さて、僕に友達が大勢出来て陽キャに生まれ変わったところで前を見てもらおう。あのモダンな建物が僕の目指していた高校である。
いっけな~い!遅刻遅刻ぅぅぅ!
と思ってもいないことを言ってみたのはただ単に言ってみたかったからであり、そんなに意味はない。いや、もしかしたら意味があるかも知れない。と言うのも、僕の学園はトップレベルの中のトップレベル、前世でいうなら埼玉県の浦和高校みたいなもので、何故ここで浦和高校の例を取ったかと言うと前世の僕の大学にその高校から落ちぶれて僕の大学に入ってきたひとがいたからだが、まあ、それと遜色なく、偏差値50台の高校から逆転合格をした前世の僕もびっくりの進学先であるのだが、その分入試も大掛かりで、人数が集まるのである。人数が集まるからなんだ?と疑問符をつけた生粋の陽キャは是非ともそのコミュニケーション能力を僕に半分、いや、9割方分け与えて欲しいのだが、そうでなく、嗚呼と納得した方は何か友達になれそうな気がする。僕に異性との会話は全く無理だからまずは性別を聞かせてもらおう。さて、僕に友達が大勢出来て陽キャに生まれ変わったところで前を見てもらおう。あのモダンな建物が僕の目指していた高校である。
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