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第二章 焦熱魔王編
聖女魔王、火の邪精霊を焼き尽くす
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サラマンダー(?)は俺達を視界に修めた途端瞳孔を細めて口を開き、口から火を吹いてきた。しかしただの火炎放射なら大したことはない。ティーナが行使してきた地獄の火炎に比べれば火遊びのようなものだ。
「レジストファイヤー!」
火属性の攻撃に耐性を持つ闘気術を発動、盾を正面に掲げて突っ込む。放射される火炎を盾で防ぎながら敵に接近、一気に戦鎚を振り下ろす。まさかの正面突破に敵は反応出来なかったのか、回避することなく命中。頭部を粉砕する。
「さすがですニッコロさん、瞬殺でしたね!」
「お褒めに預かり恐縮、と言いたいところだが、開戦の合図でしかないっぽいぞ」
しかしそれを合図として建物の物陰から続々と炎の蜥蜴が姿を見せる。個体差はあるもののどれもこれもサラマンダーを凶暴化させたっぽい外見をしている。もしかしたら邪精霊共が火の精霊サラマンダーを乗っ取ったのがコレなのかもな。
「とりあえず一掃する、でいいよな?」
「ええ。まずは神殿内の邪精霊達を排除しましょう」
そんなわけで俺達四人がかりで神殿内をくまなく探索して魔物を討伐していく。正直特に苦戦するような相手でも無かったので、単純な駆除作業になっちまったな。粗方回った辺りでミカエラが魔物浄化の奇跡、セラフィックブレスを発動。隠れ潜む個体も消滅させた。
途中、緊急避難用の密室に逃れていた生存者を発見した。まだ若い女神官ばかりだったため、狭い部屋に避難する人数を絞ったと推察出来る。その証拠に密室の入口があった部屋に残った黒焦跡の数は少なくない。彼女達を懸命に守ったのだろう。
「あとは火口まで降りて残存する邪精霊を討伐すれば――」
「出てこいやごらあぁっ!!」
一息入れていると、神殿の中まで轟くほど大きな声で呼び出された。内心うんざりしながらも入口まで戻ると、俺よりも身長が高い蜥蜴人が鼻息を粗くして待ち構えていた。腕や頭、背中で炎が燃え盛っていることから、こいつも火の邪精霊か。
蜥蜴人は「よくもやってくれたなコノ野郎!」だとか「クソ弱え人間の分際でナマイキなことしてくれやがって!」みたいに口汚く俺達を罵ってくる。風の邪精霊もそうだったけどミカエラ達を人間と見なすのは目ん玉ガラス玉だろ。
「これ以上臭い息を吐くのは止めてさっさとかかってこいよ」
「んだと!?」
正直コイツ相手に会話を交わすのも面倒だったので、適当なところで相手の発言を遮って挑発。瞬時に頭の中が沸騰したようで、炎を伴った鼻息を粗くする。で、技術も戦術も無い本能に身を任せた突撃をしかけてきた。
いやー単純でいいわー。楽ができてとっても助かる。
俺は踏みしめていた足の裏から地面に闘気を流し込んだ。それは瞬く間に前方へと浸透し、たちまちに効果を示す。そう、地面に闘気の薄い膜を張ることで石だらけで荒れていただった地面の隙間を埋め、氷の上のように滑りやすくしたのだ。
結果、勇ましく突撃してきた蜥蜴野郎は足を滑らせて盛大にすっ転んだ。
「スクラップフィストぉ!」
「げぼぁっ!?」
勿論その好機を見逃す俺ではない。
俺は敵が起き上がる前にその顔面に渾身の一撃を叩き込んでやった。鋭かった歯が粉々に砕け、鼻も顎もひしゃげ、目玉が飛び出て、脳みそが頭蓋骨ごと爆散する。頭部を失った肉体は痙攣を起こしたものの、やがては力尽きて倒れ伏した。
「うわぁ、ずっるー。ニッコロってそんな戦術も取るんだなー」
「正々堂々と戦えばいいのに。ニッコロだったらアレぐらいの相手でも充分戦えたじゃないか」
「俺はお前達と違って普通の人間なの! 安全策を取るのは当たり前だろ……」
「そうですよ! あらやる手を駆使して勝利をもぎ取るのがニッコロさんなんですから、非難しないであげてください!」
言いたい放題な三人の魔王を尻目に俺は蜥蜴野郎が完全に無力化されたかを確認しようとして、咄嗟に退いて身構える。なんとその身体が纏っていた炎が突如吹き上がって人型を作り出したのだ。
揺らめく炎の人型は目も鼻も口も無いのだが、どういうわけかこちらを睨みつけているのが分かるし、そして口元が不機嫌さを顕にしてひどく歪んでいるのも見て取れた。激しい炎の勢いがそのまま感情を現しているようだな。
どうやら乗っ取っていた仮初の肉体が使い物にならなくなった火の邪精霊が正体を現した、といったところか。
「おのれぇぇ! 人間の分際で良くも我が肉体を潰してくれたな……!」
「我が肉体って、どうせコレは火の精霊サラマンダーだろ。奪い取った肉体を差して自分のものってぬかすのはふてぶてしいと思うんだが?」
「黙れ! こうなれば貴様ら全員を消し炭にしてやらんと気が済まんぞぉ!」
「へえ、誰を消し炭にするって?」
憤慨する火の邪精霊に対して目が座ったティーナが静かに殺気を発しつつ弓を引く。既に炎の現象と化した火の邪精霊に戦鎚や矢を当てたところで物理的効果は与えられないかもしれないが、魔法効果を付与すれば話は別だろう。
ティーナの執念がこもった矢が放たれる……前にミカエラが彼女の前に立ちはだかった。ただし、ティーナに背を向ける、つまり火の邪精霊と対峙するように。そのうえで権杖を相手の方へと向け、この場においては全く相応しくない元気いっぱいな笑顔を浮かべた。
「塵一つ残さず消滅させてあげます!」
次の瞬間、まばゆい光が放たれた。いや、光と思ったのは俺の錯覚で、それほどの光量を持つ炎がティーナの権杖から放たれ、目の前でうるさかった火の邪精霊を飲み込み、勢いそのままに火口へと降り注いでいく。
燃える。火の邪精霊共が炎に燃やされていく。
それは単純に凄まじい熱量を持つ業火ではなく、魔を滅する浄化の炎。
火の化身が火に殺される。これ以上の屈辱があるだろうか?
メギドフレイム。それが聖女の発した奇跡の正体だ。
「……!? ……!!?」
悲鳴すら発する暇すら与えられずに火の邪精霊は消し飛んだ。火口付近や溶岩の中に潜んでいた火の邪精霊共も焼き尽くしていく。そして役目を終えた浄化の炎は突如として消失し、辺りは静けさを取り戻していた。
「分かりましたか? 余が貴方達の頂点の魔王にして、聖女なのです!」
ミカエラ、ドヤ顔で勝利宣言。かわいい。
俺もティーナも美味しい所をかっさらわれてドン引きである。
絶対めったに使う機会のない奇跡を使いたかっただけだろ……。
「レジストファイヤー!」
火属性の攻撃に耐性を持つ闘気術を発動、盾を正面に掲げて突っ込む。放射される火炎を盾で防ぎながら敵に接近、一気に戦鎚を振り下ろす。まさかの正面突破に敵は反応出来なかったのか、回避することなく命中。頭部を粉砕する。
「さすがですニッコロさん、瞬殺でしたね!」
「お褒めに預かり恐縮、と言いたいところだが、開戦の合図でしかないっぽいぞ」
しかしそれを合図として建物の物陰から続々と炎の蜥蜴が姿を見せる。個体差はあるもののどれもこれもサラマンダーを凶暴化させたっぽい外見をしている。もしかしたら邪精霊共が火の精霊サラマンダーを乗っ取ったのがコレなのかもな。
「とりあえず一掃する、でいいよな?」
「ええ。まずは神殿内の邪精霊達を排除しましょう」
そんなわけで俺達四人がかりで神殿内をくまなく探索して魔物を討伐していく。正直特に苦戦するような相手でも無かったので、単純な駆除作業になっちまったな。粗方回った辺りでミカエラが魔物浄化の奇跡、セラフィックブレスを発動。隠れ潜む個体も消滅させた。
途中、緊急避難用の密室に逃れていた生存者を発見した。まだ若い女神官ばかりだったため、狭い部屋に避難する人数を絞ったと推察出来る。その証拠に密室の入口があった部屋に残った黒焦跡の数は少なくない。彼女達を懸命に守ったのだろう。
「あとは火口まで降りて残存する邪精霊を討伐すれば――」
「出てこいやごらあぁっ!!」
一息入れていると、神殿の中まで轟くほど大きな声で呼び出された。内心うんざりしながらも入口まで戻ると、俺よりも身長が高い蜥蜴人が鼻息を粗くして待ち構えていた。腕や頭、背中で炎が燃え盛っていることから、こいつも火の邪精霊か。
蜥蜴人は「よくもやってくれたなコノ野郎!」だとか「クソ弱え人間の分際でナマイキなことしてくれやがって!」みたいに口汚く俺達を罵ってくる。風の邪精霊もそうだったけどミカエラ達を人間と見なすのは目ん玉ガラス玉だろ。
「これ以上臭い息を吐くのは止めてさっさとかかってこいよ」
「んだと!?」
正直コイツ相手に会話を交わすのも面倒だったので、適当なところで相手の発言を遮って挑発。瞬時に頭の中が沸騰したようで、炎を伴った鼻息を粗くする。で、技術も戦術も無い本能に身を任せた突撃をしかけてきた。
いやー単純でいいわー。楽ができてとっても助かる。
俺は踏みしめていた足の裏から地面に闘気を流し込んだ。それは瞬く間に前方へと浸透し、たちまちに効果を示す。そう、地面に闘気の薄い膜を張ることで石だらけで荒れていただった地面の隙間を埋め、氷の上のように滑りやすくしたのだ。
結果、勇ましく突撃してきた蜥蜴野郎は足を滑らせて盛大にすっ転んだ。
「スクラップフィストぉ!」
「げぼぁっ!?」
勿論その好機を見逃す俺ではない。
俺は敵が起き上がる前にその顔面に渾身の一撃を叩き込んでやった。鋭かった歯が粉々に砕け、鼻も顎もひしゃげ、目玉が飛び出て、脳みそが頭蓋骨ごと爆散する。頭部を失った肉体は痙攣を起こしたものの、やがては力尽きて倒れ伏した。
「うわぁ、ずっるー。ニッコロってそんな戦術も取るんだなー」
「正々堂々と戦えばいいのに。ニッコロだったらアレぐらいの相手でも充分戦えたじゃないか」
「俺はお前達と違って普通の人間なの! 安全策を取るのは当たり前だろ……」
「そうですよ! あらやる手を駆使して勝利をもぎ取るのがニッコロさんなんですから、非難しないであげてください!」
言いたい放題な三人の魔王を尻目に俺は蜥蜴野郎が完全に無力化されたかを確認しようとして、咄嗟に退いて身構える。なんとその身体が纏っていた炎が突如吹き上がって人型を作り出したのだ。
揺らめく炎の人型は目も鼻も口も無いのだが、どういうわけかこちらを睨みつけているのが分かるし、そして口元が不機嫌さを顕にしてひどく歪んでいるのも見て取れた。激しい炎の勢いがそのまま感情を現しているようだな。
どうやら乗っ取っていた仮初の肉体が使い物にならなくなった火の邪精霊が正体を現した、といったところか。
「おのれぇぇ! 人間の分際で良くも我が肉体を潰してくれたな……!」
「我が肉体って、どうせコレは火の精霊サラマンダーだろ。奪い取った肉体を差して自分のものってぬかすのはふてぶてしいと思うんだが?」
「黙れ! こうなれば貴様ら全員を消し炭にしてやらんと気が済まんぞぉ!」
「へえ、誰を消し炭にするって?」
憤慨する火の邪精霊に対して目が座ったティーナが静かに殺気を発しつつ弓を引く。既に炎の現象と化した火の邪精霊に戦鎚や矢を当てたところで物理的効果は与えられないかもしれないが、魔法効果を付与すれば話は別だろう。
ティーナの執念がこもった矢が放たれる……前にミカエラが彼女の前に立ちはだかった。ただし、ティーナに背を向ける、つまり火の邪精霊と対峙するように。そのうえで権杖を相手の方へと向け、この場においては全く相応しくない元気いっぱいな笑顔を浮かべた。
「塵一つ残さず消滅させてあげます!」
次の瞬間、まばゆい光が放たれた。いや、光と思ったのは俺の錯覚で、それほどの光量を持つ炎がティーナの権杖から放たれ、目の前でうるさかった火の邪精霊を飲み込み、勢いそのままに火口へと降り注いでいく。
燃える。火の邪精霊共が炎に燃やされていく。
それは単純に凄まじい熱量を持つ業火ではなく、魔を滅する浄化の炎。
火の化身が火に殺される。これ以上の屈辱があるだろうか?
メギドフレイム。それが聖女の発した奇跡の正体だ。
「……!? ……!!?」
悲鳴すら発する暇すら与えられずに火の邪精霊は消し飛んだ。火口付近や溶岩の中に潜んでいた火の邪精霊共も焼き尽くしていく。そして役目を終えた浄化の炎は突如として消失し、辺りは静けさを取り戻していた。
「分かりましたか? 余が貴方達の頂点の魔王にして、聖女なのです!」
ミカエラ、ドヤ顔で勝利宣言。かわいい。
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