辛い現実から逃げようとした奈央が春輝と出逢って変わっていく心の変化の描写は流石でした！切ないけど最後は前に進んで自分を見つめ直し、とある物を完全させ明るい未来に向かって歩いていく。辛いけどとても爽やかな読み心地でした！
さら先生はほんとファンタジー要素やSF要素を物語に取り込むのが上手いですね。何作品か読んできましたけど、どの作品も満足度が高いです！これからも推していきます！！

家族を失い、親戚の家で肩身狭く生活をしていた奈央に声をかけてきた春輝。陰キャと陽キャで自分には無縁だと思っていた奈央の心の中に少しずつ入っていく春輝に少しずつ心を開いていく。でも、そんな春輝には過酷な運命も待ち受けていて、それを食い止めようと奈央も神様に祈りを捧げて…。奈央が運命の日に「目を覚ました」時、二人の想いが重なっていたことを知って…。春輝の夢は一本の映像として叶えられていた。
途中までは逆らえない運命に抗おうとする二人の青春ドラマかに見えますが、最後は水瀬さら先生独自の世界と共にエピローグへと誘われていきます。久し振りのオンライン更新を存分に楽しませていただきました。