1 / 10
序章
ヒトでは無くなったモノ
しおりを挟む
東京都、新宿区市谷市内。
国家安全保障庁庁舎敷地内研究施設。
施設内総合管理室。
突然、施設内の明かりが消えると共にサイレンの音が大きく鳴り響く。
「何事だ」
ウィン、とドアが開く。
「発電室がやられました!」
「被験者達が脱走した可能性があります」
総合管理官の顔が青ざめる。
「直ちに探し出すのだ」
総合管理官が声を張り上げる。
「本庁に直ちに報告、即応部隊を出動させろ」
「了解」
本庁より連絡を受けた庁舎施設内の兵舎から、即応部隊が直ちに出動。脱走した被験者の捜索任務に当たることとなった。
「こちらBAY01、現在被験者達の隔離施設に東側より侵入に成功。施設内の捜索を開始。送れ。」
「こちらBAY02、了解。これより02も隔離施設に侵入を開始する。送れ。」
「01、了解。」
施設内に歩みを進める01部隊。
すると後方から
バゴン!
と壁に何かを叩きつける音が聞こえる。
「何事か」
と部隊長は銃口と体を後ろに向ける。
すると目先には1人の男が立っていた。
銃からのライトを当ててみると、右手は鮮血に染った真っ赤な色をしていた。
視界の左下には無惨にも頭部が破裂し、血まみれになった隊員の姿があった。
「お前は人間か」
そう部隊長は問う。
すると男は
「俺は人間じゃない。機械だ。お前らがそう言った。」
部隊長はそっと引き金に指をかけ、サイトを覗き込む。
その瞬間、その男は高く飛び上がった。
人体機械技術結合手術により得た力だ。
約6mほど飛び上がった男に部隊長は怯み引き金を引くことが出来なかった。
男は空中から急降下、部隊長の頭を掴みかかり地面に強く叩きつけた。
「こちらBAY02、01へ。どうした!」
男は死体に埋もれていた無線機を踏み潰した。
国家安全保障庁庁舎敷地内研究施設。
施設内総合管理室。
突然、施設内の明かりが消えると共にサイレンの音が大きく鳴り響く。
「何事だ」
ウィン、とドアが開く。
「発電室がやられました!」
「被験者達が脱走した可能性があります」
総合管理官の顔が青ざめる。
「直ちに探し出すのだ」
総合管理官が声を張り上げる。
「本庁に直ちに報告、即応部隊を出動させろ」
「了解」
本庁より連絡を受けた庁舎施設内の兵舎から、即応部隊が直ちに出動。脱走した被験者の捜索任務に当たることとなった。
「こちらBAY01、現在被験者達の隔離施設に東側より侵入に成功。施設内の捜索を開始。送れ。」
「こちらBAY02、了解。これより02も隔離施設に侵入を開始する。送れ。」
「01、了解。」
施設内に歩みを進める01部隊。
すると後方から
バゴン!
と壁に何かを叩きつける音が聞こえる。
「何事か」
と部隊長は銃口と体を後ろに向ける。
すると目先には1人の男が立っていた。
銃からのライトを当ててみると、右手は鮮血に染った真っ赤な色をしていた。
視界の左下には無惨にも頭部が破裂し、血まみれになった隊員の姿があった。
「お前は人間か」
そう部隊長は問う。
すると男は
「俺は人間じゃない。機械だ。お前らがそう言った。」
部隊長はそっと引き金に指をかけ、サイトを覗き込む。
その瞬間、その男は高く飛び上がった。
人体機械技術結合手術により得た力だ。
約6mほど飛び上がった男に部隊長は怯み引き金を引くことが出来なかった。
男は空中から急降下、部隊長の頭を掴みかかり地面に強く叩きつけた。
「こちらBAY02、01へ。どうした!」
男は死体に埋もれていた無線機を踏み潰した。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる