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第39話 ゴーレム工場

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帝都サデセブに帝国魔法技術院の監修で作られたゴーレム工場に来た。
既に稼働している。

帝国魔法技術院主任魔法師のデルバート様は自慢でおなかがはち切れそうだ。

コージと運用面でようやく合意した新型ゴーレムが完成したのだ。

部品についてはダリオスやカルナガリア王国の宮廷魔法師、エウルチグや他の連合国でも製造している。

この工場ではコアの調整とアセンブリをする。
また、初期始動テストや目的別OSのインストールをする。

商人のトラムやゴレンフロさん、ガクマルガ男爵も嬉しそうだ。

多分、これが運用されると帝国だけではなく各国の資源や農産物の生産量が多くなる。
流通する物量が増えれば商人は儲かるに決まっている。

何故か王国筆頭魔法師クリムロンタが嬉しそうにゴーレムを見ている。
なんかこわい。

コスタドガル帝国の転移管理官のジナルトン様と帝国調査室室長アーマーク様も視察にこられたようだ。

汎用型や家事支援型いろいろなタイプがある。

ゴーレムが便利なのはいろいろな道具を持たせてさまざまな状況に対応できる事。OSを入れ替えることでさらに汎用性は高くなる。

現在では基本は一つのタイプのモデルにOSやアプリをインストールして対応している。
「今回は新しいタイプのゴーレムの発表なんだ。」

システム的には今回のゴーレムの方が簡単。

でもかっこいいんだ。
乗れて操縦できるゴーレム。
機高は7m 。
ミスリルコーティングフレーム仕様。
「魔導装機MS-28 ファーマーだー。」

コージめっちゃ盛り上がり。

「機動xxxxxム」のパクリしてないか?
大丈夫、機体のデザインが全然違うし。

「ゴーレムは戦いに使っちゃ行けないのに、こんなの何に使うんだ?」

クリムロンタが言う。

「大荒野の開拓だよ。農地と資源の開拓をするんだよ。帝国にはどっちも少ないから。」

「それでこんなでかいのが要るのか?」

「サンドワームやステップリザードが出てくるからね。そのぐらいには負けないよ。」

大荒野に希少金属などの鉱物が地表にあるのはサンドワームは地中から掘り出してくるからなんだ。

探知機で調べたらかなり大きな鉱脈があったらしい。

そこをダリオスみたいに露天掘りしてその周囲に農地も作っちゃおうって計画なんだ。

「ナビゲーションシステムと魔導飛器を搭載しているから大きさの割に迅速に動けるよ。」

「僕がゴーレムは戦わせないって言ってから、それなら人が載って動かす乗り物ならどうかなってデルバート主任と相談したんだ。」

「AIを搭載していないって事?」

「機体には積まないで機体と操縦者をリンクさせる為に操縦者に装着する腕輪の方に積んだんだ。」

コージが苦笑いしている。
こじつけっぽいってわかっているんだ。
でもこーいうのに憧れちゃうよね。
うふふ、どー感でーす。

「でもコイツに猫耳としっぽいるの。」

「え?かわいいじゃん。」

こんなでかい、いかついゴーレムに可愛らしさって、コージ絶対にセンスが変。

「で、これ乗れるの?」

クリムロンタったらせっかち。

クリムロンタは工場を見渡して思う。
普通は工場の中って見せないよね。
しかも僕みたいな他国の人間に。
この工場って働いているのもゴーレムなのかな?
なんだか猫耳の子ばっかりいるよ。

ゴーレムがゴーレムを作っているってなんかもう大変かも。

魔導装機MS-28 ファーマーは背中側から乗り込む。

ファーマーをしゃがませて、腰の後ろに腕輪を近づけると背中が開いてステップが出てくる。

コックピットのスタートパネルに腕輪を近づけると。
「リンクを確認しました。」
とアナウンスされる。

後はコントローラーの十字キーで進む方向をコントロールLボタンで加速。離すと減速。って言う感じ。

簡単でしょ。










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