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第69話●錬金術3
しおりを挟むほら、ラゴシーナったら調子に乗って剣を振り回しているから用務員のゴーレムに怒られてる。
あれが危ないとか言っている様じゃ学園にいる価値はないんだけどね。
花壇の花を切っちゃったから怒られているんだ。
すぐに治せるけど花とはいえ切られた痛みを償う事は出来ないからね。
良く技を極めた者にはそれなりの品格とか言うけどそんなの嘘っぱちだし。
だってその事が大好きで脇目も振らずに極めて来たからその域に辿りついたので有頂天になるに決まっているし、その他のことなんて興味ないでしょう。
あ、恥ずかしそうにしてラゴシーナが戻って来た。
この剣には剣を強化したり自動修復したりはもちろんだけど形態変化や全属性魔法など目いっぱいの付与がしてあるんだ。
それでそのままじゃどう使っていいのかわからないだろうからオートドライブとナビゲーションを組み込んだんだ。
だから臨機応変に最適な使い方を教えてくれるし、自動的に対応してくれるよ。
「なんじゃどえらい魔剣になっとるじゃないか。」
ジュが剣に手を伸ばして触れた瞬間パッと剣が光って今までは周囲の光を取り込む様な黒っぽい色だったのが真っ白になった。
柄に赤と緑色の模様が入っている。
リロイリもビクッとしている。
2人のおかげでアカシックレコード用検索ツール「chantSNU」を通して休眠中の神様とリンク出来たみたい、これで魔剣から聖剣に変化したね。
剣が徐々に人の形になっていく。
「そこは神の形になっていくが正しいと思うぞ。」
「僕を呼び出したのは君か?。」
やっぱり神様ってみんなジュスティラステスにそっくりなんだ。
「それは君がジュスティラステスが神の形って思い込んでいるからだと思うぞ。」
やったー。
僕っ子の神様を剣に付与しちゃったー。
「かーんせーい。」
ギドが嬉しそうだ。
スカイラガングランリロイリとジュスティラステスが顔を見合わせている。
「こいつ人として生かしておいて大丈夫なんじゃろうか?」
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