上 下
69 / 93

第69話●錬金術3

しおりを挟む


ほら、ラゴシーナったら調子に乗って剣を振り回しているから用務員のゴーレムに怒られてる。

あれが危ないとか言っている様じゃ学園にいる価値はないんだけどね。

花壇の花を切っちゃったから怒られているんだ。

すぐに治せるけど花とはいえ切られた痛みを償う事は出来ないからね。

良く技を極めた者にはそれなりの品格とか言うけどそんなの嘘っぱちだし。

だってその事が大好きで脇目も振らずに極めて来たからその域に辿りついたので有頂天になるに決まっているし、その他のことなんて興味ないでしょう。

あ、恥ずかしそうにしてラゴシーナが戻って来た。

この剣には剣を強化したり自動修復したりはもちろんだけど形態変化や全属性魔法など目いっぱいの付与がしてあるんだ。

それでそのままじゃどう使っていいのかわからないだろうからオートドライブとナビゲーションを組み込んだんだ。

だから臨機応変に最適な使い方を教えてくれるし、自動的に対応してくれるよ。

「なんじゃどえらい魔剣になっとるじゃないか。」

ジュが剣に手を伸ばして触れた瞬間パッと剣が光って今までは周囲の光を取り込む様な黒っぽい色だったのが真っ白になった。
柄に赤と緑色の模様が入っている。

リロイリもビクッとしている。

2人のおかげでアカシックレコード用検索ツール「chantSNU」を通して休眠中の神様とリンク出来たみたい、これで魔剣から聖剣に変化したね。

剣が徐々に人の形になっていく。

「そこは神の形になっていくが正しいと思うぞ。」

「僕を呼び出したのは君か?。」

やっぱり神様ってみんなジュスティラステスにそっくりなんだ。

「それは君がジュスティラステスが神の形って思い込んでいるからだと思うぞ。」

やったー。
僕っ子の神様を剣に付与しちゃったー。

「かーんせーい。」

ギドが嬉しそうだ。

スカイラガングランリロイリとジュスティラステスが顔を見合わせている。

「こいつ人として生かしておいて大丈夫なんじゃろうか?」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

転生錬金術師・葉菜花の魔石ごはん~食いしん坊王子様のお気に入り~

豆狸
ファンタジー
異世界に転生した葉菜花には前世の料理を再現するチートなスキルがあった! 食いしん坊の王国ラトニーで俺様王子様と残念聖女様を餌付けしながら、可愛い使い魔ラケル(モフモフわんこ)と一緒に頑張るよ♪ ※基本のんびりスローライフ? で、たまに事件に関わります。 ※本編は葉菜花の一人称、ときどき別視点の三人称です。 ※ひとつの話の中で視点が変わるときは★、同じ視点で場面や時間が変わるときは☆で区切っています。 ※20210114、11話内の神殿からもらったお金がおかしかったので訂正しました。

絶対に間違えないから

mahiro
恋愛
あれは事故だった。 けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。 だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。 何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。 どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。 私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。

お妃さま誕生物語

すみれ
ファンタジー
シーリアは公爵令嬢で王太子の婚約者だったが、婚約破棄をされる。それは、シーリアを見染めた商人リヒトール・マクレンジーが裏で糸をひくものだった。リヒトールはシーリアを手に入れるために貴族を没落させ、爵位を得るだけでなく、国さえも手に入れようとする。そしてシーリアもお妃教育で、世界はきれいごとだけではないと知っていた。 小説家になろうサイトで連載していたものを漢字等微修正して公開しております。

婚約破棄は誰が為の

瀬織董李
ファンタジー
学園の卒業パーティーで起こった婚約破棄。 宣言した王太子は気付いていなかった。 この婚約破棄を誰よりも望んでいたのが、目の前の令嬢であることを…… 10話程度の予定。1話約千文字です 10/9日HOTランキング5位 10/10HOTランキング1位になりました! ありがとうございます!!

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜

みおな
恋愛
 私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。  しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。  冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!  わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?  それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?

婚約破棄され逃げ出した転生令嬢は、最強の安住の地を夢見る

拓海のり
ファンタジー
 階段から落ちて死んだ私は、神様に【救急箱】を貰って異世界に転生したけれど、前世の記憶を思い出したのが婚約破棄の現場で、私が断罪される方だった。  頼みのギフト【救急箱】から出て来るのは、使うのを躊躇うような怖い物が沢山。出会う人々はみんな訳ありで兵士に追われているし、こんな世界で私は生きて行けるのだろうか。  破滅型の転生令嬢、腹黒陰謀型の年下少年、腕の立つ元冒険者の護衛騎士、ほんわり癒し系聖女、魔獣使いの半魔、暗部一族の騎士。転生令嬢と訳ありな皆さん。  ゆるゆる異世界ファンタジー、ご都合主義満載です。  タイトル色々いじっています。他サイトにも投稿しています。 完結しました。ありがとうございました。

処理中です...