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森の妖精
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ここは、ランス王国とギカール帝国の間にある広大な森、通称❪魔の森❫といわれる所。
ある冒険者パーティの三人が歩いていた。
辺境の町ヤナの冒険者ギルドの依頼で、薬草採取に来ていたのだ。
灰色髪な少年冒険者カルはまだランクF、A~Fのランクの中で最低ランク、当然、狂暴な獣などは討伐できない。
「カルよぅ、だいぶ森の奥に入ってないか?」
「浅い所は取りつくされてるから、もう少し奥にいかないと見つからないよっていったはずだよ」
幼なじみの茶髪のリムが何度目かの同じ質問をしてくるので、カルはうんざりして言った。
「だ、だけどさ、もう日が傾いてるよ、不味くない?」
メイサはびくびくしながら、周りをキョロキョロして警戒している。
茶色い髪、癖っ毛な可愛いい系な女の子。
三人は同じ村の出身で年は皆十五歳、この世界では成人だ。
「なんだよ?!こんな時間になったのはメイサが寝坊して出発が遅れたからじゃないか!そもそも稼ぎを増やしたいから、魔の森のもっと深いところまで行こうって言い出しっぺ、二人じゃん、このくらい我慢しなよ」
カルは呆れ顔で二人に振り返った。
グルルルっ
その時、カルの後ろから唸り声がした。
三人は直ちに警戒する。
「な、なに?!」
メイサは槍を持ち変えて、唸り声の方に刃をむけ後ずさる。
カルとリムが頷きあって前に出た。
二人はじっと唸り声がした前の茂みを睨む。
「きゃあああっ!」
突然のメイサの悲鳴、慌てて振り返った二人が見たものは、座り込んだメイサに近づく六頭の頭に一本の角があるオオカミがいた。
カル「くそ、ホーンウルフだ!」
リム「じゃあ、囲まれてる?!」
二人がメイサに駆け寄り合流した頃合いに合わせて、周りの茂みから一斉にホーンウルフが現れた。
その数、全部で十八頭、完全に囲まれていた。
「ア、ア、ア、わ、私達、ここで死ぬの?!うう、お母さん、ヤン、死にたくないよ、いやぁ」
「メイサ!しっかりしろ!リム、メイサを!」
「ああ!」
リムが泣き崩れるメイサを引き立たせて、後ろに庇う。
ホーンウルフはF級では一頭でも数人がかりだ、ましてそれが十八頭、もはや三人になす術が無かった。
「ガアアウオオオッ」
「ギャインッ?!」
ホーンウルフが一斉に三人に飛びかからんとした時、激しい咆哮とともに三頭のウルフが宙を舞った。
「「「!?」」」
三人が唖然とするなか、2本足の黒い巨体が次々とホーンウルフを吹き飛ばしていく。
すでに残っているウルフは六頭、威嚇しながら後ずさる。
「グオオオオ!」
ここで再び、黒い巨体が咆哮をあげた。
六頭のホーンウルフは一目散に逃げ出し、後には十二頭のホーンウルフの死体が残るのみだった。
カルが真っ青な顔で呟いた。
「ジャイアントベアー?!」
「「!!」」
ジャイアントベアー、討伐対象A級。
熊のような魔物だがその巨体は立ち上がった状態て十メル(10m)、A級冒険者が数人がかりで倒す災害級魔物だ。
一つの町が一頭のジャイアントベアーに一夜にして滅んだという話しをカルは思い出した。
ドスンッドスンッドスンッ、金縛りの如く動けない三人の前に黒い巨体は赤く光る目で見据えながら、歩いて来て止まった。
「大丈夫?」
目を瞑って微動だにできない三人に突然、きれいなソプラノな声が上から降ってきた。
「「「ジャイアントベアーがしゃべった?!」」」
見上げた三人にはベアーの頭しか見えない。
ベアーは四つ足になってかがむ。
スタッ
ベアーの背中から小さな影が降り立った。
「「「?!」」」
それは、四角い木に目のところだけ穴を開けた仮面を付けていたが、しっとりとした艶のある腰まである黒髪、背丈はカルの肩くらい、ロープを付けているがまる分かりで子供のようだ。
ロープの隙間から見える服は長袖、長ズボン、かなり華奢だが男の子だろう、三人は皆そう思った。
「こんな森の奥まで大変だったね、もう少しで夜になるよ。さっきみたいな獣がまた出てくるかもしれない。僕達が森の出口まで送るよ」
「「「………………………………」」」
しゃべらない三人を見て仮面の子は小首を傾けた。
「?どうしたのかな」
カルが勇気を振り絞って口をひらいた。
「そ、それは、襲ってこないのか!?」
カルはジャイアントベアーを指差す。
ベアはフンッとしてあさっての方を向いた。
「え?襲わないよ、なあ、山田」
「ヤ、ヤマダ?それをティムしたのか、って、お、お前、テイマーなのか?!」
三人とも目を見開いて驚いている。
「テイマー?なにそれ」
「魔獣を従わせ、命令して動かすことができる人間のことだ」
仮面の子はベアの身体を撫でながら言う。
「命令?山田は親友だからそんなことはしないよ、お願いしてるだけだから、あ!そこの女の子、怪我してない?治してあげる」
そう言って仮面の子はメイサに近づく。
メイサは一時、パニックになって座り込んだりした時にあちこち擦り傷があった。
メイサは慌てて言う。
「あ、あたし、傷薬、持ってるから平気」
「時間かかるでしょ、ほら、すぐ治るから」
仮面の子がメイサに手を翳した途端、虹色の光がメイサを包んだ。
「え?」
「はい、おしまい!」
仮面の子が首を傾けながら言った、恐らく微笑みを浮かべているのだろうか。
メイサの傷は無くなっていた、点検するように自分の身体を見回していたメイサだったが、あり得ないものを見た驚きの表情だ。
リムが叫んだ。
「お、お前、魔法使いなのか?!しかも回復魔法だって?!」
「ん?そーかな?」
「なんで疑問けい?!」
三人とも驚きで口が開いたままだ。
当然である。
この世界で魔法使いは1万人に一人だ、まして回復魔法を使える人間は女神神殿で三年前に亡くなった聖女様だけだ。
「とにかく、山田、お願い」
仮面の子がいい放つと、ジャイアントベアは唖然として固まっている三人を服ごと引っ張り上げて背中に放り投げた。
「きゃあああ」
「うわっ」
「ヒィ?!」
三人は必死にベアの毛に掴まる、その前側に仮面の子が飛び乗った。
「よし、山田、出発進行!」
「グォッ」
ドスンッドスンッドスンッドスンッ
ベアが勢いよく走り出す。
かなりのスピードだ、三人は振り落とされまいと無言で毛に掴まっている。
あっという間に森の出口に着いていた。
ベアが止まってしゃがんだ途端、三人が力尽きてずるずるっと滑り落ちた。
仮面の子がその前に飛び降りる。
その時、仮面が反動で後ろ側にずれてしまった。
「「「?!!」」」
慌てて直した仮面の子、三人に顔を見られたことを気がついてないようだ。
「それじゃあね、あ、もう森の奥に来ちゃだめだよ」
仮面の子は無言で頷いた三人に背をむけると、ジヤイアントベアに飛び乗り、手を振りながら森の中に戻っていった。
カル「見たか?」
リム「すげー美少女、メイサとは月とすっぽん」
メイサ「リム、喧嘩売るなら買うわよ!」
リム「ひっ、いやごめん」
メイサ「ねぇ、あの子の髪、黒髪って」
カル「帝国の皇族の色だ」
この世界に黒髪はほとんどいない、唯一がギガール帝国皇族に時々生まれる黒髪くらいだ。
数百年前に帝国に異世界から召喚された聖女様が帝国皇族に嫁いだ。
その子孫が今の皇族だ、たしか、現皇太子が黒髪のはず。
メイサはため息をついた。
「あの子、可哀想。あの容姿にあの力、普通に生きられないじゃない」
「だから森に隠れ暮らしてるのかな、どっちにしろ………」
カルはふっと後ろを振り返る。
そこには、いつの間にか十二頭のホーンウルフの死体が置いてある。
「こんなの、誰も信じないよ」
リムが森を見ながら呟いた。
「森の妖精………」
ある冒険者パーティの三人が歩いていた。
辺境の町ヤナの冒険者ギルドの依頼で、薬草採取に来ていたのだ。
灰色髪な少年冒険者カルはまだランクF、A~Fのランクの中で最低ランク、当然、狂暴な獣などは討伐できない。
「カルよぅ、だいぶ森の奥に入ってないか?」
「浅い所は取りつくされてるから、もう少し奥にいかないと見つからないよっていったはずだよ」
幼なじみの茶髪のリムが何度目かの同じ質問をしてくるので、カルはうんざりして言った。
「だ、だけどさ、もう日が傾いてるよ、不味くない?」
メイサはびくびくしながら、周りをキョロキョロして警戒している。
茶色い髪、癖っ毛な可愛いい系な女の子。
三人は同じ村の出身で年は皆十五歳、この世界では成人だ。
「なんだよ?!こんな時間になったのはメイサが寝坊して出発が遅れたからじゃないか!そもそも稼ぎを増やしたいから、魔の森のもっと深いところまで行こうって言い出しっぺ、二人じゃん、このくらい我慢しなよ」
カルは呆れ顔で二人に振り返った。
グルルルっ
その時、カルの後ろから唸り声がした。
三人は直ちに警戒する。
「な、なに?!」
メイサは槍を持ち変えて、唸り声の方に刃をむけ後ずさる。
カルとリムが頷きあって前に出た。
二人はじっと唸り声がした前の茂みを睨む。
「きゃあああっ!」
突然のメイサの悲鳴、慌てて振り返った二人が見たものは、座り込んだメイサに近づく六頭の頭に一本の角があるオオカミがいた。
カル「くそ、ホーンウルフだ!」
リム「じゃあ、囲まれてる?!」
二人がメイサに駆け寄り合流した頃合いに合わせて、周りの茂みから一斉にホーンウルフが現れた。
その数、全部で十八頭、完全に囲まれていた。
「ア、ア、ア、わ、私達、ここで死ぬの?!うう、お母さん、ヤン、死にたくないよ、いやぁ」
「メイサ!しっかりしろ!リム、メイサを!」
「ああ!」
リムが泣き崩れるメイサを引き立たせて、後ろに庇う。
ホーンウルフはF級では一頭でも数人がかりだ、ましてそれが十八頭、もはや三人になす術が無かった。
「ガアアウオオオッ」
「ギャインッ?!」
ホーンウルフが一斉に三人に飛びかからんとした時、激しい咆哮とともに三頭のウルフが宙を舞った。
「「「!?」」」
三人が唖然とするなか、2本足の黒い巨体が次々とホーンウルフを吹き飛ばしていく。
すでに残っているウルフは六頭、威嚇しながら後ずさる。
「グオオオオ!」
ここで再び、黒い巨体が咆哮をあげた。
六頭のホーンウルフは一目散に逃げ出し、後には十二頭のホーンウルフの死体が残るのみだった。
カルが真っ青な顔で呟いた。
「ジャイアントベアー?!」
「「!!」」
ジャイアントベアー、討伐対象A級。
熊のような魔物だがその巨体は立ち上がった状態て十メル(10m)、A級冒険者が数人がかりで倒す災害級魔物だ。
一つの町が一頭のジャイアントベアーに一夜にして滅んだという話しをカルは思い出した。
ドスンッドスンッドスンッ、金縛りの如く動けない三人の前に黒い巨体は赤く光る目で見据えながら、歩いて来て止まった。
「大丈夫?」
目を瞑って微動だにできない三人に突然、きれいなソプラノな声が上から降ってきた。
「「「ジャイアントベアーがしゃべった?!」」」
見上げた三人にはベアーの頭しか見えない。
ベアーは四つ足になってかがむ。
スタッ
ベアーの背中から小さな影が降り立った。
「「「?!」」」
それは、四角い木に目のところだけ穴を開けた仮面を付けていたが、しっとりとした艶のある腰まである黒髪、背丈はカルの肩くらい、ロープを付けているがまる分かりで子供のようだ。
ロープの隙間から見える服は長袖、長ズボン、かなり華奢だが男の子だろう、三人は皆そう思った。
「こんな森の奥まで大変だったね、もう少しで夜になるよ。さっきみたいな獣がまた出てくるかもしれない。僕達が森の出口まで送るよ」
「「「………………………………」」」
しゃべらない三人を見て仮面の子は小首を傾けた。
「?どうしたのかな」
カルが勇気を振り絞って口をひらいた。
「そ、それは、襲ってこないのか!?」
カルはジャイアントベアーを指差す。
ベアはフンッとしてあさっての方を向いた。
「え?襲わないよ、なあ、山田」
「ヤ、ヤマダ?それをティムしたのか、って、お、お前、テイマーなのか?!」
三人とも目を見開いて驚いている。
「テイマー?なにそれ」
「魔獣を従わせ、命令して動かすことができる人間のことだ」
仮面の子はベアの身体を撫でながら言う。
「命令?山田は親友だからそんなことはしないよ、お願いしてるだけだから、あ!そこの女の子、怪我してない?治してあげる」
そう言って仮面の子はメイサに近づく。
メイサは一時、パニックになって座り込んだりした時にあちこち擦り傷があった。
メイサは慌てて言う。
「あ、あたし、傷薬、持ってるから平気」
「時間かかるでしょ、ほら、すぐ治るから」
仮面の子がメイサに手を翳した途端、虹色の光がメイサを包んだ。
「え?」
「はい、おしまい!」
仮面の子が首を傾けながら言った、恐らく微笑みを浮かべているのだろうか。
メイサの傷は無くなっていた、点検するように自分の身体を見回していたメイサだったが、あり得ないものを見た驚きの表情だ。
リムが叫んだ。
「お、お前、魔法使いなのか?!しかも回復魔法だって?!」
「ん?そーかな?」
「なんで疑問けい?!」
三人とも驚きで口が開いたままだ。
当然である。
この世界で魔法使いは1万人に一人だ、まして回復魔法を使える人間は女神神殿で三年前に亡くなった聖女様だけだ。
「とにかく、山田、お願い」
仮面の子がいい放つと、ジャイアントベアは唖然として固まっている三人を服ごと引っ張り上げて背中に放り投げた。
「きゃあああ」
「うわっ」
「ヒィ?!」
三人は必死にベアの毛に掴まる、その前側に仮面の子が飛び乗った。
「よし、山田、出発進行!」
「グォッ」
ドスンッドスンッドスンッドスンッ
ベアが勢いよく走り出す。
かなりのスピードだ、三人は振り落とされまいと無言で毛に掴まっている。
あっという間に森の出口に着いていた。
ベアが止まってしゃがんだ途端、三人が力尽きてずるずるっと滑り落ちた。
仮面の子がその前に飛び降りる。
その時、仮面が反動で後ろ側にずれてしまった。
「「「?!!」」」
慌てて直した仮面の子、三人に顔を見られたことを気がついてないようだ。
「それじゃあね、あ、もう森の奥に来ちゃだめだよ」
仮面の子は無言で頷いた三人に背をむけると、ジヤイアントベアに飛び乗り、手を振りながら森の中に戻っていった。
カル「見たか?」
リム「すげー美少女、メイサとは月とすっぽん」
メイサ「リム、喧嘩売るなら買うわよ!」
リム「ひっ、いやごめん」
メイサ「ねぇ、あの子の髪、黒髪って」
カル「帝国の皇族の色だ」
この世界に黒髪はほとんどいない、唯一がギガール帝国皇族に時々生まれる黒髪くらいだ。
数百年前に帝国に異世界から召喚された聖女様が帝国皇族に嫁いだ。
その子孫が今の皇族だ、たしか、現皇太子が黒髪のはず。
メイサはため息をついた。
「あの子、可哀想。あの容姿にあの力、普通に生きられないじゃない」
「だから森に隠れ暮らしてるのかな、どっちにしろ………」
カルはふっと後ろを振り返る。
そこには、いつの間にか十二頭のホーンウルフの死体が置いてある。
「こんなの、誰も信じないよ」
リムが森を見ながら呟いた。
「森の妖精………」
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