ハッピーエンドしか望まない嫌われ者の再出発

日本での準備編

異世界転移！ではなく…

……どうも賢介です。今年で18になりました。正直あっという間に過ぎて異世界に行く話を聞かされた時は、もうそんな歳かと思ってしまったほどです。
これまでの人生はかなり濃かったと思っています。
いやだって周りに人いないんですもん！
じいちゃんは次世代の神だし、俺にとっての親父みたいな隼さん（普段はハヤさん）は人化解いたら人型の隼だし、他にも人狼、ハイオーク、ゴブリン、オーガ、リザードマン、エルフ等の亜人種盛り沢山！
その人達から勉強、調理、裁縫、念話、人化（俺人なのに）を学んだり、
剣術、柔術、格闘等も教えてもらいながら今まで生活して来ました。
……濃いなぁ。俺の人生濃い。
まぁ…一応ハジメテをノノ姉さんに貰ってもらい男にもなりました。
因みにノノ姉さんはエルフで声が小さいから筆談で会話してるそうです。

そして今から日本を別れて異世界に行き祖母に会いに行ってきます。初めて会うばぁちゃんなので少し緊張しているんですよn『ちょっと待てヤァ～！』
びびった誰だ今の！？空に誰か飛んでるし五人位！
「あれは今から儂ら離れるから挨拶に来たんだろう。右から伊邪那美、天照、月詠、須佐男、伊邪那岐じゃよ。」
それ古事記伝にも出てた日本の神様ですよね！？未だにじいちゃんの友好関係広さが分かんねぇ。
「政宗様～黙って行くのはズルくない？」
「悪いの。お主ら忙しいと思っての。無茶して来てくれたんなら感謝する！」
なんか女優みたいに綺麗な人と話してる。あの人が伊邪那美様か。けど古事記伝読んだから分かるけど怒られたら駄目だな絶対。
伊邪那岐様なんかずっと震えてるし。
相当怖かったんだなあの時。
アイドルみたいに可愛くて元気が有り余ってるような見た目が幼女が天照様で
クール美人の眼鏡女子が月詠様。
んで細マッチョのワイルドイケメンが須佐男様か。天照様すんげぇ泣きそうだし
どんだけ仲良しなのじいちゃん。
「んで…挨拶に来てくれたのか？」
「違うもん！おじいちゃんのお孫さんなら私達の家族みたいなものじゃない！
だからせめて加護を与えなきゃと思って月詠と馬鹿弟とお母さんとお父さんに頼んで来たんだもん！」
天照様…なんか妹的で可愛いな。
しかし、加護か。どんな加護だろう。
「おい！ジジイの孫！ステータスて言ってみろ！どんな加護か分かるぞ！」
と須佐男様。どれどれ。
「ステータス！」

佐藤賢介    （男）

18歳

体力:?????
魔法力:?????
スタミナ:?????
?
?
?
?
?
?
?
加護
天照:全ての生きとし生きる者を回復させる暖かな焔が出せる。しかし死者、悪者に関しては燃やし尽くす炎になる。

月詠:どんなものでも読み通す眼が与えられる。相手がどんなに偽装しても必ず見れる。遠くの物を見通すことも出来る。

須佐男:神界から人界に落とされても化け物に勝てるような力が与えられる。
蛇系魔物には身体能力が異常に上がる。

伊邪那岐:全てを護れる防御壁が創れる。
どんな不意打ちでも自動で防御される。

伊邪那美:自分より格上で自分が瀕死状態
の時に発動出来る罠。相手を飲み込む闇の穴が現れその中から死者が引き込もうとする。発動後はステータスが異常に下がる。



……異世界転生する前にもうチートを手に入れてしまいました…