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第32話 傍若無人
しおりを挟む日本でのクーデター前、【田中学】が警視庁警察官と行方不明になり、秋葉原のビルが倒壊した事から、アメリカ合衆国大統領アンドリュー・タイラーは危機感をつのらせていた。
「田中学を拉致した組織を洗え!警視庁との関係もだ!」
タイラーは作戦執務室でCIA長官に指示を出した後、日本の岩村へホットラインを繋いだ。
岩村は、前防衛大臣高岡のクーデターの可能性を指摘し、拠点と思われる川崎コンビナートへ自衛隊を派遣。組織の壊滅と【田中学】の確保を約束した。
「岩村、田中が敵の手にある限り、私達の思惑は失敗の可能性がある。
田中を生死を問わず必ず確保しろ!」
「わかりました。」
岩村は【田中学】を侮っていた。
[天才と持て囃されるだけの、所詮は一般人。どうにでも出来る。]
国民から合衆国のパシリと言われるだけあって、無能の手本の様な男だった。
そんな無能の総理を国民は、『パシリ』だけではなく『総理』を捩って『草履』、ゾウリと呼んでいた。
豊臣秀頼が織田信長の草履番をしていた事から、誰かがSNSにあげ一気に拡まったのだ。
岩村はそれを、自分が秀吉並に有能であり、国民にも親しまれてると勘違いし、『ウケる』と思い込み草履のバッチを作り、草履を自分のパーソナルマークにする程無能で愚かな総理だった。
支配者であるタイラーは、そんな無能な岩村を大切にしていた。
無能な部下は失敗をするが、裏切ったり寝首をかく恐れが無く、使い勝手が良い上に責任を押し付け使い捨てにも適していたからだ。
最悪の状況時のシナリオも、タイラーには既に出来上がっていた。
《シマー》をコントロールしているのは野崎であり、日本人だ。
タイラーは自身が批難されそうな状況になった場合に、野崎をコントロールしていたのは岩村だと、日本へ敵意が向く様にするつもりだった。
【田中学】をも取り込みたかったのだが、CIA上級情報官のウォーレン・エルウッドが先走り、軍部と協力して【田中学】の友人に手を出してしまった為、実行犯の工作員2人は両手両脚を折られ大使館前に投げ捨てられていた。
それは【田中学】の宣戦布告であり、時を同じくCIA上級情報官の【クレイモア】が【田中学】に接触したが、暗殺狙撃も失敗し、核ミサイル発射システムをハッキングされ、それ以来発射ボタンは【田中学】に握られたままだった。
それから暫くして、ペンタゴン内にいた謎のデータがシリコンバレーに移動し監視を続けていたある日、急激なセキュリティーの低下が起き、それを期に野崎がシリコンバレーのサーバーを乗っ取ったのだった。
シリコンバレーのシステムは、世界を騒がせた《シマー》メインサーバーと製造プラントだった。
《シマー》を乗っ取った野崎は開発者を追い、アジア人女性とその娘を突き止め追ったが、偽造パスポートにより日本へ脱出を許してしまったのだ。
開発者を逃したのは痛手ではあったが、それ以上に《シマー》製造プラントとシステム及び、あらゆる物体へと形成可能なナノマシンのプラントをも手に入れた事は、痛手を帳消しに出来る成果だった。
そして《シマー》にダイブした人物データをナノマシンにインストールすれば、永遠の命を手にする事が可能だと判明した。
タイラーは永遠の命を手に入れ、《シマー》ユーザーを利用し、アメリカの敵対国の殲滅と、自身が世界を征服すると言う野望へと舵を切ったのだった。
それは簡単に成功する筈だった。
日本でクーデターが成功してしまうまてまは…。
日本へは既に不死身の軍団を差し向けていたが、到着前にクーデターが起き、クーデターの首謀者が【田中学】嶋智彦と判明し、アメリカから脱出した《シマー》開発者まで行動を共にしていた事から、タイラーは日本との同盟破棄を決定し即座に会見を開いた。
「本日先程日本でクーデターが起き、岩村総理が拘束され、日本でクーデター政権が生まれました。
我がアメリカ合衆国は、武力で政権を奪ったクーデター政権を認める事は出来ません!
故に、日本との同盟を破棄し、日本国内のアメリカ人の救出作戦を開始します!」
『アリサ』はタイラーの会見の妨害を、敢えてしなかった。
アメリカ側から同盟を破棄した事を世界に知らしめるためだった。アメリカからの同盟破棄ならば、在日米軍と自衛隊の衝突も正当化出来るからだ。
[タイラーは後の祭り。
世界はすでに、《シマー》軍と岩村を同類とみなし、高岡政権を警戒はしていても、天皇の承認もあり見極めようとしている。]
『アリサ』はクーデター軍の戦闘だけでなく、それ以前のタイラーと岩村の通信も傍受し、世界各国へ流していた。
各国が通信の真偽を確かめに動いたが、日本とアメリカへのホットラインが遮断されており、自国の諜報員とすら連絡が途絶えていた為、情報を入手出来ていなかった。
タイラー自身も会見後、世界各国へのホットラインを開こうとしたが、尽くを『アリサ』に妨害されていた。
だが、日本へは既に不死身の軍団を差し向けている。日本と戦闘になっても、不死身の軍団に日本の自衛隊を壊滅させればいい。
その後アメリカが日本を助ける為に不死身の軍団を倒し、日本をアメリカが治安維持の為に統治する。
そんなシナリオが出来上がっていたのだ。
《シマー》軍が不死身と言えど、管理しているのは野崎であり、野崎を管理しているのはアメリカだ。
野崎に不死身の軍団を消滅させれば、アメリカ軍が不死身の軍団を倒した様に見せかける事が出来ると思っていた。
だが、嶋が天皇の出席した国会での演説で、《シマー》軍とアメリカの繋がりを公表してしまった。
嶋の演説によって《シマー》軍に襲われ、壊滅していないのはアメリカだけとの指摘が、世界各国だけでなく、アメリカ国内からも出始めたが、タイラーは然程気にも留めていなかった。
閣僚からは焦りの声が上がったが
「アメリカは日本に勝つのだから問題はない。
誰も敗者の弁には耳を傾けない。不死身の軍団を倒すシナリオに変化もない。不死身の軍団を倒したアメリカに、誰も逆らえない。」
そう、勝てば官軍だった。
「ですが大統領、田中は核を所有しております。もし核をアメリカに落とされたら…」
同じくナノマシンの身体の国防長官が懸念を言葉にしたが、タイラーは核が落とされるとは思っていなかった。
「田中は発射はしたが、衛星軌道で自爆させた。奴に世界を核で焼き払う覚悟はない。
あるならとっくに落としている。しょせんは東洋の山猿だ。」
だがその直後、嶋はハワイに神の杖を落とした。
たった100kg程のタングステンでハワイヒッカム空軍基地を消滅させ、数万人の兵の命を奪った。
嶋にとって一般人の命と敵対する兵の命は重さが違った。
ローウェンが中村に言った様に、嶋にとっても敵の命は、1セント硬貨より軽かった。
『リサシテイション』開発に赴いたインドで、自身の命だけでなく、愛する美保子とおなかの子の命も奪われていたからだった。
[敵の命は奪わなければ、愛する者の命が奪われる。]
嶋は愛する者達を守る為に、全世界が敵になるならば、全世界の命を奪うと決めていた。
だがそれは、敵対する者だけだ。巻き添えの犠牲は出るだろうが、タイラーの様に罪も無い一般人共々命を奪う気はない。
だが嶋を甘く見過ぎていたタイラーは、一気に戦慄した。
「神の杖がハワイへ…?ハワイは?!ハワイはどうなった?!」
「ダニエルKイノウエの滑走路は全て消滅致しました。パールハーバーも間もなく…」
国防長官は声を詰まらせた。
「間もなく、何だ!?」
「神の杖の着弾時の温度は約3000℃…。現在も温度が下がらず真っ赤に焼けた状態であり、出来たクレーターに海水が流れ込み、高温の水蒸気が巨大な雷雲を形成しております。
パールハーバーを含めた統合基地が、雷雲と高温によって間もなく壊滅すると思われます。」
「統合基地が…。民間人は!?民間人に被害は!?」
「モアナルアフリーウェイ以南を、封鎖しておりましたので、民間人被害は極小ですが、彼らを避難させるべき軍が壊滅しており…。
他基地から救助に向かっておりますが、高温の熱波と水蒸気によってオアフ島全滅の可能性があります。」
「救助を急げ!
リメンバー・パールハーバー!作戦名リメンバー・パールハーバー2!
アメリカ合衆国は、日本と戦争突入する!
在日米軍基地全てに防衛体制を!第7艦隊到着まで48時間!防衛に専念し脱出準備!」
タイラーは作戦執務室から陸海軍、海兵隊と、全てのアメリカ軍に戦争危険度レベルを最大にし、第7艦隊には最大攻撃力での出撃命令を出した。
同時に日本の高岡が、アメリカに対して宣戦布告を、全世界に向け発信した。
「日本が我が合衆国に宣戦布告しました!全ての在日基地を包囲!まもなく戦闘突入します!」
国務長官の報告と同時に、日本からのホットラインが繋がった。
高岡からだった。
高岡は在日アメリカ一般人を救助し、民間航空機や船舶で輸送する為の避難ルートを指定して来た。
しかし、日本で犯罪行為を行った軍人や工作員は逮捕拘留し、日本の裁判にかけると、強気の発言だった。
タイラーは高岡に
「卑怯者!」
と叫んだが、高岡は嶋から提供されたタイラーの日本攻撃命令の通信記録を流し
「《シマー》を利用し、アジア大陸を焦土と化した悪魔が何を言ってる!
しかもその悪魔の軍団を日本へ差し向けただけでなく、ハワイ基地、第7艦隊に日本への攻撃命令を出した。
卑怯はどっちだ!日本には、お前ら以上のテクノロジーがある事を思い知れ!」
そう言って高岡はホットラインを遮断した。
『アリサ』が高岡とタイラーのホットラインを全世界に流した為、イギリスとオーストラリアが中立と同時に、避難ルートの警備を全世界に表明した。
「日米双方の民間人避難ルートの警備は我々の国が行います。
避難ルートが攻撃を受けた場合、我々の国への宣戦布告とみなし、それがどちらの国であろうとも、全力を持って制裁を加える!」
イギリス首相とオーストラリア首相が、共同声明を発表した。
オーストラリアもイギリス王室を宗主と仰ぐ国であり、繋がりは深い。
その発表を聞いて、タイラーはテーブルを叩いた。
イギリスとオーストラリアは、アメリカに味方すると信じていたからだ。
信じると言うより、アメリカの隷国の様に見下していたのだ。
日本からの宣戦布告に加え、イギリス、オーストラリアの裏切りに近い行為に、タイラーは怒りで我を忘れ、足元を見ていなかった。
イギリスとオーストラリアはあくまで中立であり、民間人の安全な避難ルート確保に動いただけ。
日本へ付いた訳ではないのに、タイラーにはそれすら許されなかったのだ。
「イギリスとオーストラリアへ、不死身の軍団を派遣しろ!
場合によっては両国も消滅させる!」
その命令が、多民族国家のアメリカ合衆国の脆弱な部分に、深い亀裂を刻みこんだ。
CIA長官の曽祖父はイギリスからの移民であり、今もイギリスに親族が多い。
しかも次期長官候補であったクレイモアを、嶋を抹殺する為に諸共殺害した。
CIA長官と言えど人であり、タイラーへの不信感を募らせていた。
亀裂はアメリカ合衆国陸軍にも深く刻まれて行った。
アメリカ合衆国陸軍元帥のウィリアム・バーナードの妻は、オーストラリア出身だった。
[この男は、妻の祖国を滅ぼすつもりか!]
ウィリアムは軍への作戦通信の中に、暗号を忍ばせた。
[敵は合衆国大統領アンドリュー・タイラー。]
亀裂は大統領側近だけでなく、民間にも拡がっていた。
ロシア、中国を滅ぼした軍勢が、アメリカのコントロール下との嶋の演説や、滅ぼされた国にルーツを持つ合衆国民達が、嶋の演説の真偽を確かめる為、情報を集め出したのだ。
『アリサ』はそれらの通信をエシュロンから隠し、傍受されない様に援護した。
タイラーは執務室の情報モニターの正面に座り、イライラを隠さずにいた。
モニターでは、在日米軍基地の戦況が表示されていたが、横須賀基地が1000名を超える戦死者を出し陥落。
その報告を受け、降伏投降する基地が次々に現れていた。
「我が合衆国軍が、なぜ自衛隊ごとにき陥落させられるんだ!
島国の山猿ごときに!」
国防長官筆頭に各軍元帥たちは、ただ黙っていた。
[自衛隊は世界最強の軍隊だ。残留兵でまともに戦える敵ではない…。]
自衛隊との共同演習を、何百回も経験していた軍部の司令官達は、嫌と言う程理解していた。
[日本へは攻撃を仕掛けるべきでは無かった。]
[タイラーは人種差別意識が強い。特にアジア人種を見下していた。
この男を大統領にするべきでは無かった。]
後の祭りではあるが、タイラーを支える大統領顧問団の中にも不信感をつのらせる閣僚がいた。
イライラを抑える事が出来ないタイラーに、更に衝撃的なニュースが飛び込んだ。
アメリカ最強の第7艦隊の壊滅的だった。
「日本に味方した2体のクリーチャーが、我が第7艦隊を殲滅致しました。
3隻の空母軍はどの艦艇も轟沈、海に沈みました。
他の艦艇も悉くが中破または大破!航行不能で沈むのを待つばかりです!」
「近海に救助に向かえる船舶はあるか!?」
「衛星が使えず、把握出来ておりません…。
ハワイも壊滅しており…近海にいると思われるイギリスとオーストラリアに救助要請を出すにも、通信が繋がるかどうか…。
我が国から他国への通信は遮断されておりますので…。」
「民間の通信はどうだ!?日本は民間の通信までは遮断していないだろう!」
すぐに通信兵から連絡が入った。
「民間通信ラインでの通信成功しました。
イギリス、オーストラリア両軍共に救助に向かうとの返信あり!
ですが最短で72時間!日本からも海上保安庁及び海上自衛隊艦艇が救助に向かっており、こちらは24時間以内に到着と…。」
「敵国の日本に救助など、あってはならない!
捕虜にされ、酷い扱いを受けるだけだ!」
「大統領!戦時下の敵国と言えど、戦闘不能要員の救助は、国連で定められております。
たとえ捕虜になろうとも、生き残った兵の命を最優先させるべきです!」
国防長官の言葉に元帥達は
[長官も日本と言う国を知らないのか…。
日本はどの様な場合でも、国際法を遵守する。捕虜となった兵達が、酷い扱いを受ける事もない。]
元帥達は高岡が防衛大臣時代にも、何度となく共同演習や共同作戦を行なっていた。
特に海軍元帥メリック・ライモンドは、インドソマリア沖での海賊掃討作戦で、自衛隊の崇高さを目の当たりにしていた。
海賊船と民間輸送船の間に割って入り盾となり、多数の負傷者を出そうとも離脱はしなかった。
それだけでなく、捕らえた海賊をも人道的に扱った。
[特に今、総理となった高岡が人道無視の行いを許す筈がない。
確実に第7艦隊の生き残りは、手厚い保護を受ける筈だ。]
タイラーはその傍若無人により、自らの地位を脅かしている事に、気付いていなかった。
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