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16 変な奴がいました 2
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やがて二十分が過ぎようとしたとき、その〝白い奴〟がモソモソと体を動かし始めた。まだ起き上がることはできないようだが、必死に体を回転させようとしている。
「ク~ン……」
(い、犬だ! 子犬の鳴き声だ)
初めて聞くそいつの弱々しい声は、まさに子犬が甘えるような声だった。
俺は、もう危険など顧みず、そいつのもとに這い寄っていた。
「お、おい、気がついたか、ああ、傷は塞がったな、よしよし……」
そいつはまだ起き上がれなかったが、いきなり現れた俺に、驚きと警戒からか頭を低くし、そのくりくりした大きな紫色の瞳でじっと見上げた。
「よーしよし、怖がらなくていいぞ……そうだ、何か食うか? ほら、どれでも好きな物食べていいぞ」
洞の前に置いたパン、干し肉、リンゴをそいつの前に並べた。たぶん干し肉にかぶりつくと思っていたが、そいつは犬そっくりの黒い鼻先をリンゴに向けてヒクヒクさせた。
「ク~~ン」
(か、可愛い~~!)
「そうか、リンゴが良いのか? よし、ちょっと待ってろ」
俺は腰ベルトからナイフを抜いて、リンゴを小さく切り、皮をむいてそいつの口先に持っていった。
「おお、食べた! そうか、お前、肉食じゃないんだな。ベジタリアンだったのか」
「アフッ」
そいつは嬉しそうに長い尻尾を振りながら、小さく吠えた。
「よしよし、少し元気になったな。じゃあ、リンゴを置いとくから、しばらくここで休んでいるんだぞ。俺は依頼の品を採取してから、また来るからな」
俺はそう言うと、リンゴを切り分けて口の近くに置いてから洞から這い出した。
「魔物や人間に見つからないようにしないとな」
外に出た俺は、洞の入り口をふさぐために、周辺を歩き回ってちょうどいい大きさの岩を探した。
「よし、これでいいな。おい、しばらくの間大人しくしているんだぞ?」
「ク~ン……ワフッ」
「うん、じゃあ、行ってくるからな」
俺はもう、すっかりそいつを飼うつもりになっていた。
(それにしても、あれは何ていう生き物なんだ? ナビ、知っているか?)
『……マスター、落ち着いて聞いてください……』
それまで無言だったナビが、何やら神妙な声で言った。
(お、おう、どうした?)
『あれは恐らく、いえ、間違いなく「神獣」の幼体です』
(は? え? ええええっ!! し、し神獣?)
『落ち着いてください。はい、私のデータの中に、スノウピュートーンという世界樹を守護する神獣がいました。体長は三十から五十メートル、全身が白い毛に覆われ、音速で空を飛ぶことができます。何より特徴的なのが、長く大きな耳と狼の頭、尻尾を持つことです』
(うわあ、まんまじゃないか……し、しかし、何でまた神獣の子どもがこんな所で、怪我をして死にかかってたんだ?)
『それは不明です。そもそも、神獣は神域にしか生息しないはずですから』
(そうか……厄介事に首を突っ込んだ気が満々だが……放ってはおけないしな。とりあえず宿に連れ帰って、それから考えよう)
『はい。そうしましょう。(魔物を引き寄せるのがマスターの異能の一つなのでしょうか)』
♢♢♢
その後、俺は依頼品のポイズンマッシュルームと痺れ草の採取を終え、再び例の場所へ戻って来た。
岩をどけて中を覗くと、そいつは起き上がってちょこんと座り、嬉しそうに尻尾を振りながらこちらを見ていた。
「おお、元気になったか。よしよし、じゃあ出ておいで……」
「ワフッ……ク~~ン」
「か、可愛いすぎるう!」
体の大きさはダックスフンドの成犬くらいだろうか。細長い体は真っ白い毛で覆われ、長いふかふかの尻尾、そして地面に届きそうな長い耳、顔はまさに犬なんだが、上下の顎ががっしりとしていて四角い感じだ。目は大きくて白いまつ毛が愛らしい。
あ、どこかで見た感じだって? そう、あの『終〇〇ない物語』に出てくる〈フ〇〇〇ン〉、あれを子犬にして、もっと可愛くした感じだよ。
そいつが今、俺の腕の中に抱かれて必死に顔を舐めているんだぜ、くうう、たまんない。
「さあ、帰るぞ。帰ったら体をきれいに洗ってやるからな」
「ワフッ、ワフッ」
「そうかそうか、うれしいか、愛い奴じゃのう」
『マスター、人目につかないように連れて帰る必要があります』
(ああ、そうだな……街に入る前に麻袋に入ってもらうか)
そして、俺たちは街に帰って来た。
いつもは肩に担いでいる麻袋を、今俺は両手で抱えて冒険者ギルドに入ろうとしていた。
「ク~ン……」
「しいっ、静かにな、もうしばらくの我慢だから」
俺の言葉が分かるかのように、神獣の子は静かに袋の中に入っていた。
「バークさん、ただ今帰りました」
「おお、お帰り、トーマ君」
「はい、これ、依頼の品です」
俺は、紐でくくって腰に提げたキノコと痺れ草をカウンターに置いた。
バークさんはそれを確認すると、依頼料の銀貨三枚を手渡した。
「確かに受け取ったよ……ときに、何か抱えているようだが、獲物か何かかい?」
「あ、ああ、はい、角ウサギを仕留めたので、宿屋にお土産にと……あはは……」
「ああ、そうかね。そりゃあ喜ばれるだろう。焼いても煮込みでも美味いからね」
「ク~ン」
「ん? 今、何か鳴き声が……」
「ああ、あはは……お、俺のお腹が鳴ったんです、昼めし食ってなかったんで、あはは……じゃ、じゃあ、帰りますね」
「ああ、ご苦労さん。夕食早めに食べるんだよ」
俺はバークさんに手を振ると、駆け足でギルドから出て行った。
(ふう、危ない、危ない。よし、じゃあ、急いで帰るぞ)
こうして俺たちは、何とか無事に『木漏れ日亭』に帰り着いたのだが、そこで大騒動が巻き起こることは、まだ知る由もなかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ホットランキングでベストテンに入ることができました。
これも読者の皆様のお陰です。ありがとうございました。
皆様の応援が、書き続ける力となります。今後とも応援・エールをよろしくお願いいたします。
「ク~ン……」
(い、犬だ! 子犬の鳴き声だ)
初めて聞くそいつの弱々しい声は、まさに子犬が甘えるような声だった。
俺は、もう危険など顧みず、そいつのもとに這い寄っていた。
「お、おい、気がついたか、ああ、傷は塞がったな、よしよし……」
そいつはまだ起き上がれなかったが、いきなり現れた俺に、驚きと警戒からか頭を低くし、そのくりくりした大きな紫色の瞳でじっと見上げた。
「よーしよし、怖がらなくていいぞ……そうだ、何か食うか? ほら、どれでも好きな物食べていいぞ」
洞の前に置いたパン、干し肉、リンゴをそいつの前に並べた。たぶん干し肉にかぶりつくと思っていたが、そいつは犬そっくりの黒い鼻先をリンゴに向けてヒクヒクさせた。
「ク~~ン」
(か、可愛い~~!)
「そうか、リンゴが良いのか? よし、ちょっと待ってろ」
俺は腰ベルトからナイフを抜いて、リンゴを小さく切り、皮をむいてそいつの口先に持っていった。
「おお、食べた! そうか、お前、肉食じゃないんだな。ベジタリアンだったのか」
「アフッ」
そいつは嬉しそうに長い尻尾を振りながら、小さく吠えた。
「よしよし、少し元気になったな。じゃあ、リンゴを置いとくから、しばらくここで休んでいるんだぞ。俺は依頼の品を採取してから、また来るからな」
俺はそう言うと、リンゴを切り分けて口の近くに置いてから洞から這い出した。
「魔物や人間に見つからないようにしないとな」
外に出た俺は、洞の入り口をふさぐために、周辺を歩き回ってちょうどいい大きさの岩を探した。
「よし、これでいいな。おい、しばらくの間大人しくしているんだぞ?」
「ク~ン……ワフッ」
「うん、じゃあ、行ってくるからな」
俺はもう、すっかりそいつを飼うつもりになっていた。
(それにしても、あれは何ていう生き物なんだ? ナビ、知っているか?)
『……マスター、落ち着いて聞いてください……』
それまで無言だったナビが、何やら神妙な声で言った。
(お、おう、どうした?)
『あれは恐らく、いえ、間違いなく「神獣」の幼体です』
(は? え? ええええっ!! し、し神獣?)
『落ち着いてください。はい、私のデータの中に、スノウピュートーンという世界樹を守護する神獣がいました。体長は三十から五十メートル、全身が白い毛に覆われ、音速で空を飛ぶことができます。何より特徴的なのが、長く大きな耳と狼の頭、尻尾を持つことです』
(うわあ、まんまじゃないか……し、しかし、何でまた神獣の子どもがこんな所で、怪我をして死にかかってたんだ?)
『それは不明です。そもそも、神獣は神域にしか生息しないはずですから』
(そうか……厄介事に首を突っ込んだ気が満々だが……放ってはおけないしな。とりあえず宿に連れ帰って、それから考えよう)
『はい。そうしましょう。(魔物を引き寄せるのがマスターの異能の一つなのでしょうか)』
♢♢♢
その後、俺は依頼品のポイズンマッシュルームと痺れ草の採取を終え、再び例の場所へ戻って来た。
岩をどけて中を覗くと、そいつは起き上がってちょこんと座り、嬉しそうに尻尾を振りながらこちらを見ていた。
「おお、元気になったか。よしよし、じゃあ出ておいで……」
「ワフッ……ク~~ン」
「か、可愛いすぎるう!」
体の大きさはダックスフンドの成犬くらいだろうか。細長い体は真っ白い毛で覆われ、長いふかふかの尻尾、そして地面に届きそうな長い耳、顔はまさに犬なんだが、上下の顎ががっしりとしていて四角い感じだ。目は大きくて白いまつ毛が愛らしい。
あ、どこかで見た感じだって? そう、あの『終〇〇ない物語』に出てくる〈フ〇〇〇ン〉、あれを子犬にして、もっと可愛くした感じだよ。
そいつが今、俺の腕の中に抱かれて必死に顔を舐めているんだぜ、くうう、たまんない。
「さあ、帰るぞ。帰ったら体をきれいに洗ってやるからな」
「ワフッ、ワフッ」
「そうかそうか、うれしいか、愛い奴じゃのう」
『マスター、人目につかないように連れて帰る必要があります』
(ああ、そうだな……街に入る前に麻袋に入ってもらうか)
そして、俺たちは街に帰って来た。
いつもは肩に担いでいる麻袋を、今俺は両手で抱えて冒険者ギルドに入ろうとしていた。
「ク~ン……」
「しいっ、静かにな、もうしばらくの我慢だから」
俺の言葉が分かるかのように、神獣の子は静かに袋の中に入っていた。
「バークさん、ただ今帰りました」
「おお、お帰り、トーマ君」
「はい、これ、依頼の品です」
俺は、紐でくくって腰に提げたキノコと痺れ草をカウンターに置いた。
バークさんはそれを確認すると、依頼料の銀貨三枚を手渡した。
「確かに受け取ったよ……ときに、何か抱えているようだが、獲物か何かかい?」
「あ、ああ、はい、角ウサギを仕留めたので、宿屋にお土産にと……あはは……」
「ああ、そうかね。そりゃあ喜ばれるだろう。焼いても煮込みでも美味いからね」
「ク~ン」
「ん? 今、何か鳴き声が……」
「ああ、あはは……お、俺のお腹が鳴ったんです、昼めし食ってなかったんで、あはは……じゃ、じゃあ、帰りますね」
「ああ、ご苦労さん。夕食早めに食べるんだよ」
俺はバークさんに手を振ると、駆け足でギルドから出て行った。
(ふう、危ない、危ない。よし、じゃあ、急いで帰るぞ)
こうして俺たちは、何とか無事に『木漏れ日亭』に帰り着いたのだが、そこで大騒動が巻き起こることは、まだ知る由もなかった。
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