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第3章 「聖教国 - 学園編-」
第20話 地獄組、誕生
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午前の授業が終わり、昼休憩に入ると大量の勇者たちが話しかけにきた。
「タマモ…なんだっけ?んー、タマモちゃん!お腹空いてない?一緒にお昼ご飯食べにいこ!」
玉藻前の周りには人だかりができていた。本人は非常に不愉快そうだった。
「離れんか、妾に近づくでない。死にたいのなら別じゃがな。」
あれはマジの目だ、流石に転校初日に問題ごとはまずい。我でも理解できる。これから色々と楽しもうと楽しもうと思っているのに、勿体無いではないか。よし、止めにはいるか。
「すまないが、玉藻前から離れてもらえるか?彼女はこういうのが苦手でな。」
そういうと一斉に此方を睨んでくるではないか、なんとなく面倒な匂いがするな。
「…山本だっけ?タマモちゃんとどういう関係?悪いんだけどさ、どっかに行ってくれない?」
一人の男子生徒がそう言葉を放つと、玉藻前から殺気が溢れ出てきた。
「…妾たちの王に向かってなんじゃ?その口の聞き方は?」
玉藻前に殺気を向けられた勇者は顔が真っ青になっている。
「え…?な…え?」
「玉藻前、我は気にしておらん。」
「…しかし、この怒りどうしたらいいのじゃ」
「楽しみは取っておけ。かならず機会はやってくる。」
そうだ、ある程度楽しんだら、この学園には消えてもらう。ただただ、邪魔なだけであるからな。それを理解した玉藻前はやっと殺気が静まっていった。
一方で、リリスの周りにも人だかりができていた。
「リリスさん、もしよければ一緒に次の授業を受けませんか!」
「おい!俺が先に話しかけたんだぞ!」
「リリスさん、お昼ご飯ご一緒にしても?」
彼女が玉藻前と違うのは、不愉快そうな顔はしてないところだ。
「うふふ…困ってしまいますね。ねぇ?アモン”さん”」
どうやら、アモンを巻き込む作戦らしい。
「…知るか。俺になぜ聞く?」
「だって…そういう仲じゃないですか」
主従関係ということなのだが、何も知らない勇者達はもちろん変な方向へと勘違いをしていく。
「…え?付き合ってるの?」
「おい…まじか…最悪だ」
「アモン、お前…。」
あっちはあっちで大変そうだな。てか、大丈夫か?アモンはあまり我慢をするタイプじゃないぞ。
「人間が…」
やはりか、勇者も勇者だ。今お前らが話しかけてるのは討伐対象の魔王なんだぞ?人間に化けているとはいえ何も感じないのか?
「(アモン…落ち着け…いま暴れると何もせずに学園生活が終わってしまう。)」
「(ぐぬぬぬ…くそがッ!絶対にあとでアイツらを消すからな!)」
「(ああ、だからとりあえず今は落ち着け)」
そんな事をしていると、あっという間に次の授業が始まった。場所は学園内にある広場に来ている。
「よし、次の授業は実践課題だ!実際に模擬戦を行う!全員4人で1パーティを作れ!」
指示があるとあっという間に全員4人パーティを作った。意外と我らを誘ってくる勇者はいなかった。
「では、擬似魔物を召喚する!まずは…そうだな。転校生!お前らが戦ってみろ!」
ダギルがそういうと地面に魔法陣が展開され、巨大なイノシシのような姿をした魔物が現れた。
「戦闘開始ッ!」
合図とともに勢いよく魔物が突進をしてきた。しかし、なぜか我々の目の前で立ち止まる。
「ぐるるるる…」
その光景をみていたアモンが口を開いた。
「あー、どうやらこいつ俺らの正体が分かっちまったようだな。基本的に魔物は格上の魔族には絶対服従なんだ。擬似魔物とはいえ、そういった本能があるんだろうな。」
ダギルは予想外の展開に困惑していた。
「な、なんだ?どうした?」
このままでは授業にならないと、先ほど玉藻前やリリスの周りにいた勇者がある提案をしてきた。
「なあ、先生。俺らが代わりにコイツらと戦おうか?」
「なんだと?…まあ、実際に勇者の戦い方を見せるにはちょうどいいか…。よし、分かった。では、そうしよう。」
こうして、我ら4人と勇者4人の模擬試合が始まった。
「ふはは!よろしくな!死なない程度に遊んでやるよ!」
いかにも雑魚らしいセリフだが、まさか異世界にきて効くことになるとはな。
「あー、はいはい。よろしくな。勇者様。」
我がそう言うと、勇者どもは顔を真っ赤にしてプルプルと震え始めた。
「貴様…俺らを舐めてるのか…!先生!さっさと始めようぜ!!」
「ああ、そうだな。では、始めッ!!」
開始の合図とともに勇者は我めがけて斬りかかってきた。
「死ね!!雑魚が!!!」
いやいや、死なない程度にって言ってただろ。
「なあ、山本。殺していいか?」
アモン…お前のは冗談に聞こえないから勘弁してほしいな
「いや、殺すのは色々と不都合だ。」
「…そうか」
「でも、まあ。死なない程度に殺せばいいんじゃないか?」
アモンがニヤリと笑った。ああ…勇者よ、死ぬな。頑張れ。
「がはは!よっしゃ!いくぜ!!!!」
アモンの拳が勇者の腹部にめり込んだ。
「ぐっ!?ぐぅううう!!!」
勇者は悲鳴にならない声を出し、苦しみの表情を浮かべている。しかし、まだその程度では死なないだろう。
「オラ!オラ!!オラ!!!!」
殴る、蹴る、そして威力を抑えた火炎魔法で勇者を燃やす。一方的にやられている様子をみていた残りの勇者は、危険だと判断し、一斉にアモンに攻撃を仕掛けた。
「邪魔だ!失せろ!!」
アモンは己の太い腕で薙ぎ払うようにして3人の勇者を吹き飛ばした。吹き飛ばされた勇者たちは後方の壁に激突した。壁はかなり派手に壊れてしまっている。修理が大変そうだ。
「さて、そろそろ我も参戦するかな。」
先ほど吹き飛ばされた勇者の相手は我がしよう。確か、勇者は聖剣を使えるんだよな。
「勇者よ、いいものを見せてやろう。」
せっかくだ、派手にやろうか。となると…
「これは妖刀。雷火という。こいつの能力はその身を持って知るがいい。」
「な、なんだよそれ…その禍々しいオーラは…」
バチバチと雷火から稲妻が発生し、空に黒い雲がゴロゴロと音を立てながら現れた。
「さあ、死なない程度に殺してやろう。」
山本が雷火を振り下げると同時に、空から勇者めがけて稲妻が走った。
「ぐがががああああ!!!!!」
「ひぎっぃいいいいい!!」
「あがあががががあがが!!!!」
勇者は白い煙を上げ、涎、糞尿を垂らし、白目を向いていた。大丈夫、この程度で死ぬもんか。
アモンを怒らせた勇者はというと、反撃も出来ず、ただただ殴られている。
「ぐふっ…がはっ…うぐっ…ゆ、ゆるじで…ごめ…あぐっ」
「ああ?なんだぁ?はっきり話せや!!」
アモンが思いっきり蹴り上げると、そのまま絶賛感電中の勇者らのところへ激突した。
「あべべべべべべべべべ!!!!」
「そ、そこまで!!今すぐに攻撃をやめろ!!」
流石にまずいと思ったのか、ダギルが模擬試合を中断させた。四人の勇者は地面に倒れ、もちろん意識はない。かろうじて生きていると言った感じだ。全身打撲に火傷、もはや勇者として戦うことは無理だろう。
「ひどい傷だ…急いで治癒魔法をかけなければ死ぬなこれは…」
そう言っているが、死なない程度に加減はしたはずだ。死ぬ一歩手前かもしれないが。しかしどうでもいいだろう、生きていればいいのだ。人間ごときにそこまで気を使う必要性は感じぬな。
そして、チリチリに焦げた勇者たちは治癒魔法?が使える人間のいる場所へ連れて行かれた。
さてさて、これだけ派手にやったんだ。少しくらい我らに畏敬の念が芽生えていてもいいだろう。人間ごときが、我らを下に見ていたことは正直、不愉快だったのだ。
「ひぃ…お前ら、本当に勇者かよ…?」
「酷すぎるよ…やりすぎだよ…山本くんもアモンくんも怖いよ…?」
「わ、私は…なにも悪口とか言ってないし…!だから、怖いことしないで…!!」
ほー、なかなか悪くない反応ではないか。うんうん。久しぶりだ。この感覚は…江戸を思い出すな…やはり畏れられるのは良い。こうでなくては。
こうして、山本、アモン、玉藻前、リリスは一切容赦をしない、不敬な発言、行為を行うと容赦なくその人物を殺すという噂が広がり、『地獄組』と呼ばれるようになるのだった。
「タマモ…なんだっけ?んー、タマモちゃん!お腹空いてない?一緒にお昼ご飯食べにいこ!」
玉藻前の周りには人だかりができていた。本人は非常に不愉快そうだった。
「離れんか、妾に近づくでない。死にたいのなら別じゃがな。」
あれはマジの目だ、流石に転校初日に問題ごとはまずい。我でも理解できる。これから色々と楽しもうと楽しもうと思っているのに、勿体無いではないか。よし、止めにはいるか。
「すまないが、玉藻前から離れてもらえるか?彼女はこういうのが苦手でな。」
そういうと一斉に此方を睨んでくるではないか、なんとなく面倒な匂いがするな。
「…山本だっけ?タマモちゃんとどういう関係?悪いんだけどさ、どっかに行ってくれない?」
一人の男子生徒がそう言葉を放つと、玉藻前から殺気が溢れ出てきた。
「…妾たちの王に向かってなんじゃ?その口の聞き方は?」
玉藻前に殺気を向けられた勇者は顔が真っ青になっている。
「え…?な…え?」
「玉藻前、我は気にしておらん。」
「…しかし、この怒りどうしたらいいのじゃ」
「楽しみは取っておけ。かならず機会はやってくる。」
そうだ、ある程度楽しんだら、この学園には消えてもらう。ただただ、邪魔なだけであるからな。それを理解した玉藻前はやっと殺気が静まっていった。
一方で、リリスの周りにも人だかりができていた。
「リリスさん、もしよければ一緒に次の授業を受けませんか!」
「おい!俺が先に話しかけたんだぞ!」
「リリスさん、お昼ご飯ご一緒にしても?」
彼女が玉藻前と違うのは、不愉快そうな顔はしてないところだ。
「うふふ…困ってしまいますね。ねぇ?アモン”さん”」
どうやら、アモンを巻き込む作戦らしい。
「…知るか。俺になぜ聞く?」
「だって…そういう仲じゃないですか」
主従関係ということなのだが、何も知らない勇者達はもちろん変な方向へと勘違いをしていく。
「…え?付き合ってるの?」
「おい…まじか…最悪だ」
「アモン、お前…。」
あっちはあっちで大変そうだな。てか、大丈夫か?アモンはあまり我慢をするタイプじゃないぞ。
「人間が…」
やはりか、勇者も勇者だ。今お前らが話しかけてるのは討伐対象の魔王なんだぞ?人間に化けているとはいえ何も感じないのか?
「(アモン…落ち着け…いま暴れると何もせずに学園生活が終わってしまう。)」
「(ぐぬぬぬ…くそがッ!絶対にあとでアイツらを消すからな!)」
「(ああ、だからとりあえず今は落ち着け)」
そんな事をしていると、あっという間に次の授業が始まった。場所は学園内にある広場に来ている。
「よし、次の授業は実践課題だ!実際に模擬戦を行う!全員4人で1パーティを作れ!」
指示があるとあっという間に全員4人パーティを作った。意外と我らを誘ってくる勇者はいなかった。
「では、擬似魔物を召喚する!まずは…そうだな。転校生!お前らが戦ってみろ!」
ダギルがそういうと地面に魔法陣が展開され、巨大なイノシシのような姿をした魔物が現れた。
「戦闘開始ッ!」
合図とともに勢いよく魔物が突進をしてきた。しかし、なぜか我々の目の前で立ち止まる。
「ぐるるるる…」
その光景をみていたアモンが口を開いた。
「あー、どうやらこいつ俺らの正体が分かっちまったようだな。基本的に魔物は格上の魔族には絶対服従なんだ。擬似魔物とはいえ、そういった本能があるんだろうな。」
ダギルは予想外の展開に困惑していた。
「な、なんだ?どうした?」
このままでは授業にならないと、先ほど玉藻前やリリスの周りにいた勇者がある提案をしてきた。
「なあ、先生。俺らが代わりにコイツらと戦おうか?」
「なんだと?…まあ、実際に勇者の戦い方を見せるにはちょうどいいか…。よし、分かった。では、そうしよう。」
こうして、我ら4人と勇者4人の模擬試合が始まった。
「ふはは!よろしくな!死なない程度に遊んでやるよ!」
いかにも雑魚らしいセリフだが、まさか異世界にきて効くことになるとはな。
「あー、はいはい。よろしくな。勇者様。」
我がそう言うと、勇者どもは顔を真っ赤にしてプルプルと震え始めた。
「貴様…俺らを舐めてるのか…!先生!さっさと始めようぜ!!」
「ああ、そうだな。では、始めッ!!」
開始の合図とともに勇者は我めがけて斬りかかってきた。
「死ね!!雑魚が!!!」
いやいや、死なない程度にって言ってただろ。
「なあ、山本。殺していいか?」
アモン…お前のは冗談に聞こえないから勘弁してほしいな
「いや、殺すのは色々と不都合だ。」
「…そうか」
「でも、まあ。死なない程度に殺せばいいんじゃないか?」
アモンがニヤリと笑った。ああ…勇者よ、死ぬな。頑張れ。
「がはは!よっしゃ!いくぜ!!!!」
アモンの拳が勇者の腹部にめり込んだ。
「ぐっ!?ぐぅううう!!!」
勇者は悲鳴にならない声を出し、苦しみの表情を浮かべている。しかし、まだその程度では死なないだろう。
「オラ!オラ!!オラ!!!!」
殴る、蹴る、そして威力を抑えた火炎魔法で勇者を燃やす。一方的にやられている様子をみていた残りの勇者は、危険だと判断し、一斉にアモンに攻撃を仕掛けた。
「邪魔だ!失せろ!!」
アモンは己の太い腕で薙ぎ払うようにして3人の勇者を吹き飛ばした。吹き飛ばされた勇者たちは後方の壁に激突した。壁はかなり派手に壊れてしまっている。修理が大変そうだ。
「さて、そろそろ我も参戦するかな。」
先ほど吹き飛ばされた勇者の相手は我がしよう。確か、勇者は聖剣を使えるんだよな。
「勇者よ、いいものを見せてやろう。」
せっかくだ、派手にやろうか。となると…
「これは妖刀。雷火という。こいつの能力はその身を持って知るがいい。」
「な、なんだよそれ…その禍々しいオーラは…」
バチバチと雷火から稲妻が発生し、空に黒い雲がゴロゴロと音を立てながら現れた。
「さあ、死なない程度に殺してやろう。」
山本が雷火を振り下げると同時に、空から勇者めがけて稲妻が走った。
「ぐがががああああ!!!!!」
「ひぎっぃいいいいい!!」
「あがあががががあがが!!!!」
勇者は白い煙を上げ、涎、糞尿を垂らし、白目を向いていた。大丈夫、この程度で死ぬもんか。
アモンを怒らせた勇者はというと、反撃も出来ず、ただただ殴られている。
「ぐふっ…がはっ…うぐっ…ゆ、ゆるじで…ごめ…あぐっ」
「ああ?なんだぁ?はっきり話せや!!」
アモンが思いっきり蹴り上げると、そのまま絶賛感電中の勇者らのところへ激突した。
「あべべべべべべべべべ!!!!」
「そ、そこまで!!今すぐに攻撃をやめろ!!」
流石にまずいと思ったのか、ダギルが模擬試合を中断させた。四人の勇者は地面に倒れ、もちろん意識はない。かろうじて生きていると言った感じだ。全身打撲に火傷、もはや勇者として戦うことは無理だろう。
「ひどい傷だ…急いで治癒魔法をかけなければ死ぬなこれは…」
そう言っているが、死なない程度に加減はしたはずだ。死ぬ一歩手前かもしれないが。しかしどうでもいいだろう、生きていればいいのだ。人間ごときにそこまで気を使う必要性は感じぬな。
そして、チリチリに焦げた勇者たちは治癒魔法?が使える人間のいる場所へ連れて行かれた。
さてさて、これだけ派手にやったんだ。少しくらい我らに畏敬の念が芽生えていてもいいだろう。人間ごときが、我らを下に見ていたことは正直、不愉快だったのだ。
「ひぃ…お前ら、本当に勇者かよ…?」
「酷すぎるよ…やりすぎだよ…山本くんもアモンくんも怖いよ…?」
「わ、私は…なにも悪口とか言ってないし…!だから、怖いことしないで…!!」
ほー、なかなか悪くない反応ではないか。うんうん。久しぶりだ。この感覚は…江戸を思い出すな…やはり畏れられるのは良い。こうでなくては。
こうして、山本、アモン、玉藻前、リリスは一切容赦をしない、不敬な発言、行為を行うと容赦なくその人物を殺すという噂が広がり、『地獄組』と呼ばれるようになるのだった。
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