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四章
4ー16
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『うっ・・・。エーちゃんよ、泣くでない。なにがあったのか説明してくれぬか。』
泣き出してしまったエー様に、おろおろとするプーちゃん。
相変わらずプーちゃんは泣いている相手に弱いようだ。
まあ、エー様は見た目もとっても可愛らしいからなぁ。
プーちゃん可愛いものが大好きだし。
「い、いいい一週間くらい前のことですぅぅぅ・・・。わ、わわわわ私たちの集落で精霊王様のお力により封じ込められていたあのエルフが、い、いいいいいきなり甦ったのですぅぅぅぅ。そ、そそそそそそして、封印されていたことの腹いせに集落を襲ってきましたっっっっ。だ、だだだだだ誰も彼には敵わなかったのでぇ、集落は壊滅。皆がどこに行ったのかもわかりません・・・。」
ショボンと、エー様がそこで膝を抱えて項垂れてしまった。
話を聞く限りでは、タマちゃんが呪いを解いてしまったことが原因のようである。
「・・・封印されたエルフの話、聞いたことがあるわ。」
そう言って話に入ってきたのはマリアだった。
「1500年前のことだったかしら。でも、あれに精霊王が絡んでいたなんて知らなかったわ。当時のエルフの王様が邪悪なエルフを封じ込めたと伝わっているわ。」
「わ、わわわわわ私の力が敵わず、せ、せせせせせ精霊王様のお力をお借りしたのでございまするぅぅぅぅ。」
1500年も前のこと・・・か。
エー様長生きなんだな。エルフってそんなに長寿なのだろうか。
ああ、でもプーちゃんが作ったエルフだから規格外なのかなぁ。
『妾が困っているエー様を放っておけなくてのぉ。つい助けてしまったのじゃ。あやつは世界を制服することを目標にしておったし、それだけの力があったからのぉ。放っておけなかったのじゃ。』
「そ、そそそそそその節は大変お世話になりましたでありまするぅぅぅぅ。」
意外とタマちゃんはお節介焼きだったようだ。
でも、タマちゃんほどの実力があれば、封印ではなくて討伐でも出来ただろうに。
「でも、タマちゃん。どうして封印なの?討伐は・・・?」
不思議に思って聞いてみると、聞かなきゃよかったと思う解答が帰ってきた。
『プーちゃんと妾が一緒に合作して作ったエルフだったからのぉ。討伐するのがもったいなくて、封印にとどめたのじゃ。』
「ちょっと待てぇぇぇえええ!!!」
何気なく言ってるけど、そもそもの原因はタマちゃんとプーちゃんにあったんかいっ!?
はた迷惑な精霊王に始祖竜だな。
むしろ、エー様お礼なんて言わなくていいんじゃないだろうか。
泣き出してしまったエー様に、おろおろとするプーちゃん。
相変わらずプーちゃんは泣いている相手に弱いようだ。
まあ、エー様は見た目もとっても可愛らしいからなぁ。
プーちゃん可愛いものが大好きだし。
「い、いいい一週間くらい前のことですぅぅぅ・・・。わ、わわわわ私たちの集落で精霊王様のお力により封じ込められていたあのエルフが、い、いいいいいきなり甦ったのですぅぅぅぅ。そ、そそそそそそして、封印されていたことの腹いせに集落を襲ってきましたっっっっ。だ、だだだだだ誰も彼には敵わなかったのでぇ、集落は壊滅。皆がどこに行ったのかもわかりません・・・。」
ショボンと、エー様がそこで膝を抱えて項垂れてしまった。
話を聞く限りでは、タマちゃんが呪いを解いてしまったことが原因のようである。
「・・・封印されたエルフの話、聞いたことがあるわ。」
そう言って話に入ってきたのはマリアだった。
「1500年前のことだったかしら。でも、あれに精霊王が絡んでいたなんて知らなかったわ。当時のエルフの王様が邪悪なエルフを封じ込めたと伝わっているわ。」
「わ、わわわわわ私の力が敵わず、せ、せせせせせ精霊王様のお力をお借りしたのでございまするぅぅぅぅ。」
1500年も前のこと・・・か。
エー様長生きなんだな。エルフってそんなに長寿なのだろうか。
ああ、でもプーちゃんが作ったエルフだから規格外なのかなぁ。
『妾が困っているエー様を放っておけなくてのぉ。つい助けてしまったのじゃ。あやつは世界を制服することを目標にしておったし、それだけの力があったからのぉ。放っておけなかったのじゃ。』
「そ、そそそそそその節は大変お世話になりましたでありまするぅぅぅぅ。」
意外とタマちゃんはお節介焼きだったようだ。
でも、タマちゃんほどの実力があれば、封印ではなくて討伐でも出来ただろうに。
「でも、タマちゃん。どうして封印なの?討伐は・・・?」
不思議に思って聞いてみると、聞かなきゃよかったと思う解答が帰ってきた。
『プーちゃんと妾が一緒に合作して作ったエルフだったからのぉ。討伐するのがもったいなくて、封印にとどめたのじゃ。』
「ちょっと待てぇぇぇえええ!!!」
何気なく言ってるけど、そもそもの原因はタマちゃんとプーちゃんにあったんかいっ!?
はた迷惑な精霊王に始祖竜だな。
むしろ、エー様お礼なんて言わなくていいんじゃないだろうか。
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