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1章

10話──最初のボス戦?

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「おーいリュウさん。」

「あ!サクラ!遅れてごめん。」

「大丈夫ですよ。」

「じゃあボス戦しに行こうか?」

「その件なんですが...リアルで明日から旅行で2週間は帰ってこれなくて、ゲームにログイン出来ないんですよ。」

「そうか...それはちょっと残念だ。」

「ごめんなさい!」

「大丈夫ですよ!じゃあ楽しんでこいよ!」

「はい!ありがとうございます!じゃあまた今度」

サクラがログアウトしました。

「はぁ残念だ。何しよう...」

「とりあえずマイさんのところ行ってなんか話でも聞きに行こうかな。」本日2度目の【MAI'Sキッチン】に行った。

『ガチャ』

「ごめんくださーい」

「はーい、あれ?リュウくん?」

「はい。パーティー組んだ人がリアルで忙しくなるそうで、1人になっちゃったんです。」

「そうなんだ。それは残念ね。」

「それでなんですけど、街で受けれる面白いクエストってありませんか?」

「そうね.........あ!確か街の1番大きな噴水のところでどうしても動かないおじいさんがいるとかいないとか。」

「そんなクエストあるんですか?」

「うん。色んなプレイヤーが試したけど全然動かなかったんだって。まあ、無理だと思うよ。運営のネタクエストだし。多分報酬はいいもの揃いだろうけどね。」

「いい情報ありがとうございます。早速行ってきますね。」

「気をつけてね。クリア出来たら報酬見せに来て。」

「わかりました。」

「ガチャ」
お店を出て噴水のところに行く前に焼き鳥屋さんによった。

「おう!焼き鳥何本買うんだ?」

「5本お願いします。」

「ほらよ!50ゴールドだ。今日も狩りに行くのか?」

「いえ今日街をブラブラとしようかなって。」

「それはいいな!街で1番高い【ムーンツリー】に行くことをおすすめするぜ。」

「ありがとうございます行ってみます。」
【ムーンツリー】か、その名の通り月が見えるのかな?

「モグモグ...そろそろ噴水に着くかな?」
リュウは既に1つ焼き鳥食べ始めていた。

「あ、あったあった。確かこっちの時間で12時に来るんだったっけな?先に座ってたらどうなるんだろ?試してみるか...」リュウはおじいさんが来るというベンチに1人座ってたそがれている。

「あぁこのゲームで1人になったのは初めてすぐだったなぁ...すぐにサクラと会ってパーティーを組むんだもんな...」そんなことを考えてるとあと2分で12時になるところだった。
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