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1章

6話──初めてのガチャ

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『ピピピピッピピピピッ』

「ふぁー眠い」
2回目で起きれた。記録更新だ!
朝はまずご飯を作らなければならない。

「朝ごはんはパンにベーコンと卵を乗せたやつにしよう。卵はしっかりと目玉焼きにして、塩をかけたら完成だ!」
これは10分ぐらいで作れるので楽なのである。

「さあちょっとゲームするか!」
流石にDGをやるのではなく、スマホゲームをする。最近はFPSにハマってる。

「そろそろ7時になるので2人を起こさないとな。」

『ガチャ』

「はる姉起きてー」

「ん?あ、リュウおはよ!」

「はる姉おはよ!」
はる姉は以外にも寝起きがいい。

「今なんか変なこと考えてなかった?」

「い、いえそんなことより朝ごはん出来てるよ。」

「ありがとう」

『ガチャ』

「詩織起きて」

「んー」

「しおりーー起きってって!」
体を揺らしてみる。

「うるさいなぁ!」

「じゃあ詩織の朝ごはん無しね。」

「朝ごはん!?」

「うん」

「リュウ兄おはよ!」

「詩織おはよ!」

「2人とも起こしたしそろそろログインするか!」

リュウがログインしました。

「あ、リュウさんおはようございます。」

「お!サクラおはよう。」

「リュウさん!街のNPCに話しかけるとたまに初心者用ガチャが貰えるのって知ってます?」

「え!そうなの?知らなかった!ガチャしたいなー」

「じゃあ行きましょう!私も誰に話しかけたらいいかまでは分からないのですが...」

「探すのもRPGの醍醐味だよね!」

「そうですね行きましょう!」

家のお庭で1人座ってるおばあさんがいた。

「こんにちはー」

「はい、こんにちは。ちょっと頼み事聞いてくれるかね?」

「「はい!」」

「実は最近腰が痛くてねぇ。買い物に行けないんだよ。お水を1L10本と卵を1つにパンを5個かって来てくれるかい?」

「「わかりました。行ってきます!」」

「気をつけるんだよ~。」

「はーい。」
おばあさんに手を振った。

「なんか簡単なクエストだね。報酬何だろ?」

「そうだね!無難にゴールドとかじゃないかな?」

「私はおばあちゃんの手料理がいいな!」

「それもいいね!でも腰を悪くしてるから無理なんじゃないかな?」

「そっか...残念だ。」

「すいませんこれとこれとコレください。」
この街にはスーパーマーケットみたいなお店がある。そのおかげで買い物はすぐに終わった。

「じゃあすぐに届けに行こう!おばあちゃんが困ってるかもしれないから!」

「そうだね!行こうか。」

「うん!」
サクラは優しい子なのだ。けど、俺は報酬の方が気になってる。

「おばあちゃんただいまー!」

「おかえり。」

「はいこれ、買ってきたよ!」

「ありがとね。お前さんたち冒険者だろ?お礼にこれをやるよ」

リュウとサクラは初心者お助けガチャチケットを2枚もらった。

「ありがとうございます!」

「いえいえ。こちらこそありがとね。」

「どういたしまして!また来ますねー。」

「あ、そうだ帰りに焼き鳥買って帰らない?」

「リュウさんが前にくれたやつですか?」

「そうそうあれ美味しかったから。」

「いいですね!行きましょう!」

「おじさん久しぶりー」

「おう!久しぶり!焼き鳥2本でいいか?」

「お願い!」

「ほらよ!20ゴールドだ。」

「ありがとう。また来るね。」

「あう!毎度あり!」

「さあ、ギルドの休憩所でガチャ引きに行くか!」

「はい!楽しみです!」
ギルドについた俺達はすぐに2階に上がった。

「さあ、引こうか!」
俺達はメニューからガチャの項目を押して2枚あるガチャチケットを使った。

「お!MPポーションとポーションセット1式だった。(ポーションセットはMPポーションHPポーションそれぞれ3個入っている。)」

「私はMPポーション2個とハイMPポーションでした。私当たりですね!?」

「そうだね!俺はまあまあってとこかな。」
このガチャは初心者用ということもあり低ランクの物しか出ない。

「そろそろ次の街に行きたいね。」

「そうですね。来週にはプレイヤーが増えますからね。」

「じゃあボス倒すためにレベリングしよう。」

「はーい!」
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