父娘丼

月詠嗣苑

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責任取ってよっ!

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「…。」

[おいおい、まだ買うのか?早くしてくれよ]

    恨めしそうな面持ちで、志帆を眺める。今日は、志帆の誕生日で17歳になった。その祝いで、服が欲しいと言うから、こうして仕事の休みを調整して来たのに…

    チラッと腕時計を見ると、既にこの店にきて1時間はたとうとしてる。

「…。」
「…ですねぇ」

    辛うじて店員の高い声が聞こえてくる。

[おっ?やっとか?]

    志帆が、にこやかな店員と一緒に俺を手招きしている。

[良かった。これで……げっ]

「いやぁ、いい買い物したわぁ!ありがと!」
「あ、あぁ。誕生日だからな…うん」と勝手に納得したのも無理はなく、カウンターに置かれていたのは服の山!しめて、35000円…

[俺の小遣いと同じ金額だ]

「さぁて、次は…」
「まだ買うのか?」
「うん。そうだよ。パパの物も買わないと…まずは靴かな…」

[美紅のバカ!どうして、父の日に志帆を産んだんだ!]

    愚痴ってもしょうがない…

『リガール』に行って同じメーカーの革靴を買い、ついでに?志帆の靴も買わされ…

「ありがとうございました」

    店員の深々なお辞儀を背に…

    車の後部座席にズラッと並ぶショップ袋を眺めると、ボーナス直後で良かった、と思った。


    飯は、手近なイタメシにしてランチバイキング…

「まだ、食うの?」
「うん。食べ盛り食べ盛り…」
「…。」

[俺は、ヤリ盛りヤリ盛り…むふっ]

    今夜の事を想像するだけで、あーっ、このまま押し倒したくなる…

「パパ、食べないの?美味しいよ」

[そう言われてもな。満腹なんだよ!]

    若い10代の食欲恐るべし!いくら、2時間食べ放題でも、食べ過ぎだろ!状態まで若い奴等はモトを取ろうとする。

「ふぅっ…」

    志帆が、お腹を擦りながら、溜め息をついた。

「なんか、そうやってると妊娠してるみたいだな」
「まさか…やだぁ。」

    真っ赤な顔をして、俺を見て笑う。

「可愛いよ、ほんと…」
「あのね、実の娘口説いてどーすんのよ」

    軽く睨むが笑ってる。

「口説いてんの…。ど?たまには、ラブホとか?」
「えっ…あ…うん…」

    腹ごなしのつもりで、車を郊外のラブホへと滑らす…


    バタンッ…

「あ、広い…」
「志帆…」

    後ろから抱き締め、小さく『誕生日、おめでと』と囁き…手に細長い箱を握らせた。

「これは?」
「前に欲しがってたネックレス。つける?」
「まだいい。あれ、高いもの。壊れたら困るし。でも…つけて!」

    志帆が、髪をあげて白い首筋が見えた…

    チュッ…

「はーやーくぅ」

    ネックレスは、小さな音をさせ、志帆の柔らかく細い首筋に収まっていく…

「似合う?」
「うん。可愛い…」静かに服の上から、柔らかな胸を揉んでいく…

    んっ…

「だめだって…あんっ…❤外して…」
「いいよ、つけてて」

    鏡の前で、志帆の服を1枚1枚脱がし、大胆に揉んでいく…

「ね、鏡見て…綺麗だろ?」

    鏡の前には、裸の志帆が立っている…

「やぁだ。恥ずかしい…あんっ❤」
「大丈夫。ここには、ふたりだけだから…」

    志帆を抱き上げ、ソファに座らせ、足を大胆に広げて顔をうずめる。

    あぁっ!んっ…あっ…

「だめ……んっ…パパ…あっ…」

    少し大きくなったクリに舌を這わせ、刺激していく…

    んっ…んっ…パパ…あんっ…❤

    志帆の手が、無意識に俺の頭に乗り軽く押さえてくる。

    溢れてくる愛液を、ジュルジュルと音を立て、飲みつつ、また刺激しては志帆の声を楽しむ…

    バレないように服を脱ぎ、志帆をソファに倒し、覆い被さる。

「志帆…愛してる」

    志帆の柔らかな髪を撫でながら、じっとりと深いキスをし、段々下へと落とし…

    ズブッ…ズンッ…

    あぁ…んっ…

    動き辛いが、それが良かった…

    中の壁にズリズリあたるし、あたりがイイ!

「いっぱい啼いて。声聞いてイキたい」

    志帆の片足を肩にかけ、奥までグッと突くと、志帆は溜め息混じりの声で啼く。

「エロい…前よりもグッとくる」

    んっ…あっ…んっ…いっ…いっ…

    「志帆…」

    子宮口にあたるように、強めに突く。

    んっ…あふんっ…んっ…んっ…

    志帆の腕が、背中に周り、しがみついてくる。

「あなた…あなた…んっ…んっ…」

[あなた?って呼んだ?おーっ!]

    俄然、やる気が起きる。

「志帆…子供…作ろ。俺、頑張る…」

    浅く深く突いては、志帆の喘ぎ声を受け止める。

    あふっ…んっ…だ…んめっ…あっ…いいっ!

「志帆、そろそろイク?」
「うん…。イカせて…あんっ❤」

    俺も我慢の限界で、ふたり同時にイッた…

    繋がったまま、指を絡ませ長くキス…

[まさか、この時のが後にアレになるとは…]

    流れてくるのを拭きながら、繁々と志帆のを眺めては、「えっち!」と足で挟まれる。

    ネックレスが気になるのか、志帆は自分で外して箱にしまったものの、またつけたいらしく暫く箱を手にする、戻すを繰り返していて、見ていて飽きなかった。

    シャワーを浴びて、のんびりとベッドでじゃれあってる内に、俺のが大きくなって…

「な、なに?」

    半勃ちしてるソレを志帆は、少し笑いながら…

「どわっ…へっ…」

    チュポッ…と可愛いらしい音を出して、口に含んでいった。

[は、初めてしてくれた。あんな嫌がってたのに…]

「志帆…もっと…」

    余計に愛しくなり、おねだり…

[こんなチャンス次あるかないかだ!]

    志帆は、俺の言うままに口をすぼめ動かし、舌を使い、そして…

「オォッ…いいね。志帆…アァッ…」

    ゴクッ…と最初口に広がった時、固まったけど飲んでくれた。

「だって…ネックレス貰えるとは思わなかったし…」

    ホテルのガウンを着て、口をゆすぎにいった志帆は、「まだ苦い」と言っていた。

[アレは、苦いのか…。舐めるつもりはないが]

    誕生日の夜は、めくるめく愛を確かめあい、それ以外の日でも何度となく志帆を抱いていた。

    その結果…

「ちょっとー!なんでぇー?」

    妊娠検査薬を俺に突きつけてきた。使用済みの、だ。むかーしに経験はあるが…

「あっ、線がある!ラッキ!!」

    喜ぶ俺に対し、志帆は憂鬱な表情…

「学校、どうしよう…」

「辞めてくれると、俺としては助かる…」
「…はぁっ」

[あら?前と態度が違う?]

「辞めたくない…」
「えっ?だって…」
「今辞めたら、北海道行けないじゃんっ!!パパのバカ!」

    枕でバンバン身体を叩かれ、逃げる俺…

「修学旅行…ごめん。忘れ…あれ?」

    叩き続ける志帆を無視して、カレンダーで確認。

「あー、ギリギリか」
「行きたいもん!ヒグマ呼んでる」

[いや、呼んでない]

「五稜郭に時計台、ラーメン、海鮮丼、じゃがポテ…お腹空いてきちゃったじゃん!!」

[途中から食べ物に変わったから?]

    とりあえず、支度して午後の診察を受けたら、

「妊娠6週目ですね。どうします?」

    産婦人科医のこの言葉は、『産む?堕胎?』だから、「産みます。あ、俺じゃない。」と俺が答えてしまい、笑われる。

「産ませてやって下さい」

    深々と頭をさげ、逆に驚かれた。


「良かった。北海道、赤ちゃんと行ける」

    医師に聞いたら、時期的に妊娠3ヶ月になってるから、大丈夫との事だった。

「ごめんな。あんま、気にしてなくて…」
「いいよ。まだ、形になってなくても、やっぱ嫌だもん…」

    志帆は、まだまだまっ平らな腹を擦り、笑っていた。

    それからは、修学旅行の説明会やら準備やらバタバタしていたし、隠れて体育まで参加していたが(後になって聞いた)、お腹の赤ちゃんは幸いにも大人しく?してくれていて志帆は、

「行ってきまーす!!食べてくるねー!」と言いながらバスで学校から北海道へと向かって行った。

[当面、禁欲だな]
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