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しおりを挟む昨日の乳絞りは、非常に好評だった。
うつ伏せに尻を上げた姿勢で固定され、好色家たちの前に晒された肢体。
痛々しいほどに張り詰めた肉棒の前に搾乳用の壺を据え置かれ、王子はこれが満杯になるまで出すことを強要された。
一日かけて毒に犯されたことを知った上で、お遊びに寸止めを繰り返される。ほんの少し触れるだけで電気が走ったかのように跳ね、過度に反応するからだは好色家らを至く喜ばせた。それでも王子は血が滴るほどに唇を噛み、声を殺していたが、限界に限界を重ね熟れきった肉棒を予告なしに複数の手で扱かれた瞬間、悲鳴を上げて射精した。しばし止まらぬ射精の間も愛撫は止まらず、一分も経たない内に二度目の精を吐き出した。
男たちの手は思うままに彼の体を嬲る。次から次へと伸びてくる手に休みのない吐精を強いられ、乳首を扱かれてはここからは出ないのかと笑われる。絞ればたやすく射精する肉棒は純粋に愉快で、敏感な部分をこぞって嬲られ、玩具のように扱われた。好調であった搾乳のペースが落ちてくると、蕾に指を入れられ、押せば出てくると、男たちは前立腺を刺激してその精の最後の一滴まで搾り尽くそうとした。
どれだけ快感を注ごうと、尿道口がひくつくだけになった時。王子はすでに息も絶え絶えだったが、まだ壺の半分も満たせていない。男たちは最初からそう示し合わせていたように、弄られすぎたせいで赤く腫れた亀頭のみを嬲り始めた。王子は全身を痙攣させながら、すぐに潮を吹いた。しかしその壺の口が狭いものだから、絶頂の痙攣が止まらぬ体は辺りに潮をまき散らす。それを狙ったように潮を吹いてる最中にも亀頭を撫で回し、きつい直後責めで跳ね回る体を、男たちは溜める気がないのかと半笑いで揶揄した。
その内一人が綿の布を取り出し、それをとろりとした潤滑油に浸した上で王子の亀頭を擦り上げた。横にしゅっと一擦りするだけで、簡単に潮を飛ばすさまを彼らは気に入り、緩急をつけて擦り上げる。がくがくと勝手に痙攣し、刺激から逃げようとのたうつ腰を数人の手で固定し、王子がなにを喚こうが、その声が枯れるまで亀頭の摩擦が続けられた。
数時間をかけて壺に淫液がたぷりと溜まってきたところで、ふと、足の拘束が外される。同時に男の太い指で後孔のしこりを深く圧し絶頂を促せば、身悶える膝が壺を蹴り、倒れた口から淫液が零れていく。せっかくあと少しだったのに。暴れるからまたやり直しだと、男らが呆れの息を吐く。怒りと絶望に染まる瞳は、彼らの興奮を後押しした。
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