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ジュリラン王太子妃誕生

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ジュリラン王太子の結婚式は盛大に執り行われた。アナリス帝国はじめ、大陸から挙って参列した挙式では多くの祝福を受けジュリラン王太子妃が誕生したのである。


アリス王太子妃の可愛らしい微笑みに虜になる者も多く既に人気を博した王太子妃の人気は留まるところを知らない勢いであった。



ラインハルトとアリスは初夜になり初めてまともに2人の時間を過ごすことになる。



『持たせたかな?』


ラインハルトが寝室に入るとアリスはそのまま飛び立つのかと思う程の天使のような夜着に身を包み


『いいえ、大丈夫ですよ。』

これまた天使の微笑みで返す。

『私にも至らない所は多いだろう。だがアリス、君を大切にすると約束する。』


初めて放たれる言葉にアリスは少し驚きをみせるも静かに頷いた。

『私も常に殿下には正直でありたいと思っております。そして微力ながら殿下なお力添えが出来るよう努めます。』


この場で真っ直ぐ見据えるその表情はむしろジュリラン王女の2人よりも王女らしい。

ラインハルトは華奢なアリスを抱き抱えるとベッドまで運びアリスを静かに組み敷いた。


『出来るだけ痛みの無いように努めるが痛みがあれば言うように。』


何ともラインハルトらしい物言いにアリスは少し、はにかむように笑った。


ラインハルトはアリスの天使のような夜着を丁寧に剥いでいく。真っ白な肌が寝室の暗闇からも分かる。壊れてしまいそうな程華奢な体がラインハルトの庇護欲をそそった。ゴクリの喉を鳴らすラインハルトのスイッチが入った。



ラインハルトは何よりもアリスの表情を逃すまいとアリスから目を離さず事を進める。ラインハルトの大きな掌がアリスの控え目な胸を揉みほぐすとアリスは小さく反応する。その頂きをこねるとよりアリスは顔を歪めて反応している。

ラインハルトはアリスの小さな唇に吸い付くと一気にアリスの思考をぐちゃぐちゃにしていった。


流石の王女、凛とし受け入れていたアリスだが既に訳の分からない状態となりラインハルトにただ必死に捕まって快楽を享受している様にラインハルトは愛しさを覚える。


『そろそろ大丈夫そうか?』

ラインハルトは自身に問うようにアリスの秘所から指を出し確かめる様に指を眺めると

『痛かったら言うんだよ?』

そう言うと少しずつアリスの中に入っていく。アリスは未だかつて経験の無い裂けるような痛みに目を見開きそうになるも必死に耐えている。

ラインハルトはアリスの表情を確認し


『痛いのか?』


アリスは固く目を閉じたまま首をブンブン振る。



ラインハルトは奥まで到達するとしばらくそのままにアリスの表情を確認しながらゆっくりと動きはじめた。


だんだんとアリスの息遣いが快楽のものへと移り変わるとラインハルトの息遣いも荒くなり一気に性を吐き出した。



ラインハルトはアリスの体を清めるとしっかりと腕の中へアリスを収め、つとめを果たした2人はそのまま眠りについた。

仕事の早いラインハルト。夜もしっかりと早々に切り上げた。



…初日だからな。


ラインハルトの気持ちも知らずアリスはぐっすりと夢の中であった。







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